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11月4日金曜日 スイーツ塩見のあま~いお話

スイーツ塩見のあま~いお話
お菓子作りを趣味とする塩見啓一アナウンサーの
スイーツうんちくコーナーです。

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今週のスイーツ「アーモンドタルト」

タルトは「パートシュクレ」と呼ばれるタルト生地を使ったお菓子のことを指す。
「パートシュクレ」とはフランス語で「甘い生地」を意味する。
名前の通り甘みがあり、ほろほろと崩れるような食感を楽しめるタルト生地「パートシュクレ」の上に具材をのせた焼き菓子を、総称して「タルト」と呼ぶ。
タルトと似たようなお菓子には、パイやキッシュがある。
タルト生地「パートシュクレ」の主な材料は、バター、砂糖、卵、薄力粉、塩。
たっぷりのバターをクリーム状になるまで練って砂糖と卵を順に混ぜ、最後に薄力粉を入れて、さっくりと混ぜ合わせれば生地が完成する。

「タルト」という名称はフランス語。
古代ローマ時代に呼ばれていた、ラテン語で丸い皿状のお菓子という意味の「torta(トールタ)」が語源。その後「トールタ」が「タルト」に変化していったと言われている。また、タルトは大きさによってネーミングが変わる場合も。
大きめのサイズで切り分けて食べるタルトは「タルト」、直径7cm~8cmほどの一人分サイズのタルトは「タルトレット」、タルトレットよりも小さい一口サイズのタルトは「タルトレット・フール」と呼ぶ。

アーモンドタルトは、中身がアーモンドクリーム。アーモンドの粉とバター・卵・砂糖にレモン汁を加えて作り、タルトの中に入れて、一緒に焼く。
今回は、あえてバターではなくマーガリンを使った。
マーガリンはトランス脂肪酸が入っており、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)を増やして動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めるという報告があった頃(WHO、2003年)から敬遠されるようになった。マーガリンを製造している会社は、加工技術に改良を加えることによって、今では以前よりもトランス脂肪酸含量がはるかに少ない製品を世に送り出して、WHOの設定目標値を下回っている。
今回マーガリンを使う理由は、カロリーのためではない。
バターとマーガリンのカロリーはほとんど変わらない。実は2つともオリーブオイルやごま油などと比較してカロリーは低め。
だんだん寒くなるとバターが固くて扱い辛くなるのに対し、マーガリンはすぐに柔らかくなるので、ケーキ作りには向いている。ただし、パイのようなのは逆に固くないと層にはなりにくいので、マーガリンは向かない。
本格的な味にしたい場合はバターだが、家庭でお菓子作りを楽しむのが目的であれば、マーガリンでも十分だと思う。


さあ~それでは今週も作ってまいりました!!
スイーツ塩見手作りの「アーモンドタルト」です。ど~ぞ

(このコーナーでは、毎週、紹介するスイーツをスイーツ塩見が手作りします!)


         byスイーツ塩見


 
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