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10月28日金曜日 スイーツ塩見のあま~いお話

スイーツ塩見のあま~いお話
お菓子作りを趣味とする塩見啓一アナウンサーの
スイーツうんちくコーナーです。

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今週のスイーツ「パウンドケーキ」

バターケーキの1種であるパウンドケーキの歴史は古く、今から300年ほど前、18世紀初頭になる。
当時のイギリスのレシピ集にパウンドケーキが登場する。
そもそもパウンドケーキという言葉自体が英語であり、その由来は「1ポンド(パウンド)」から来ている。
パウンドケーキは、小麦粉、砂糖、バター、卵という4つの素材をそれぞれ1ポンドずつ使用して作るケーキであり、ここからパウンドケーキと呼ばれるようになっている。
パウンドケーキや、それに近いケーキはフランスやイタリアにも存在する。
フランスではパウンドケーキは「カトル・カール」と呼ばれており、これは日本語で「4分の4」という意味。
パウンドケーキが誕生した当時、パウンドケーキは主に結婚式のウエディングケーキとして使用されていた。
パウンドケーキに砂糖漬けにした果物の皮などを入れて焼き上げることで、断面も煌びやかなケーキになったことから、お祝いの席に最適だったのだろう。一般的に、ウエディングケーキは数段の段重ねになっていることが多い。
当時のイギリスも同様で、一般的にウエディングケーキは3段重ねだったようだ。
この3段重ねには理由があり、一番大きな一番下段のパウンドケーキは、当日の列席者向け、2段目の中くらいのサイズのパウンドケーキは当日来ることができなかった友人知人のためのケーキ、そして一番上の小さなパウンドケーキは、これから生まれてくる子どものためのケーキというもの。
この3段に重ねるウエディングケーキにパウンドケーキが利用されていた。そのため材料も大量に必要となり、各材料が1ポンド、つまりパウンドケーキになったわけである。

今回ご紹介するのはイタリア・ロンバルディア地方に伝わる「パラダイスケーキ」
イタリアでは「トルタ・パラディーゾ」北イタリアのパヴィアという街の小さなお菓子屋さんが発祥と言われている。粉・砂糖・バター・卵が同じ分量入っているが、ちょっと違うのは粉が小麦粉と片栗粉を半々にしていること。これによってほろほろとした食感が生まれる。また、イタリアらしくレモンを使っているのも効果的だと思う。


さあ~それでは今週も作ってまいりました!!
スイーツ塩見手作りの「パウンドケーキ」です。ど~ぞ

(このコーナーでは、毎週、紹介するスイーツをスイーツ塩見が手作りします!)


         byスイーツ塩見


 
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