多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

10月21日金曜日 スイーツ塩見のあま~いお話

スイーツ塩見のあま~いお話
お菓子作りを趣味とする塩見啓一アナウンサーの
スイーツうんちくコーナーです。

[この番組の画像一覧を見る]

今週のスイーツ「サーターアンダギー」

家庭でも簡単に作れるサーターアンダギーは、古くから沖縄で愛されてきた。
その歴史は、500年以上前の王朝時代まで遡ります。お隣の中国に渡り、調理技術を学んだ宮中の料理人たちが帰国して作ったお菓子が、サーターアンダギーだといわれている。
実は、中国には「開口球(かいこうきゅう)」、台湾には「開口笑(かいこうしょう)」という、サーターアンダギーによく似た揚げ菓子がある。砂糖が貴重な時代だったため、高級なお菓子として扱われていた。

本場の沖縄では普段のおやつとして食べるだけでなく、お祝いの席、特に結納の席でサーターアンダギーを食べる習慣があるそうだ。その理由は、調理過程にあった。生地を油で揚げる際、最初は底の方に沈むが、しばらくするとふわっと浮いてくる。さらに揚げていると生地の一部が割れ、まるでチューリップのような形に。その様子が、パッと咲く女性の笑顔のように見える事から、結納の持参品など縁起物として好まれていたようだ。
結納で使うサーターアンダギーは通常のものより大きく、直径は12~15センチある。「サーターアンダギー」は沖縄の方言で、『サーター=砂糖』『アンダー=油』『アギー=揚げる』という意味。ちなみに、「ドーナツ」と一緒だと思う方も多いようだが、材料に水を使用するドーナツに比べ、サーターアンダギーに水は使用しない。そのため、気泡が小さく密度が高いという、かなり満腹感が得られるお菓子。別名で「砂糖天ぷら」「サーターアンラギー」とも呼ばれている。

「サーターアンダギー」は、表面に割れ目を生じるその形状から、「女性」を象徴するとされている。結納では同じく「男性」を象徴するお菓子、カタハランブーと一緒にどっさりと盛り付けられ、卓を囲む人々でそれらを食するという習慣がある。ちなみにカタハランブーは塩味の揚げ菓子。


さあ~それでは今週も作ってまいりました!!
スイーツ塩見手作りの「サーターアンダギー」です。ど~ぞ

(このコーナーでは、毎週、紹介するスイーツをスイーツ塩見が手作りします!)


         byスイーツ塩見


 
関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報