今週のスイーツ「シフォンケーキ」
「シフォン」とは、絹で織られた薄い布のこと。
シフォンケーキの名前は、見た目がシフォンに似ているから。
シフォンケーキは1927年、アメリカ・ロサンゼルスの料理愛好家であるハリー・ベーカーによって作られた。ベーカーは当時卵白だけ使って作られるエンジェルフードケーキをもとに考案したと言われる。作られた年や、作った人がはっきり分かるお菓子は少ない。
誕生から20年、ハリー・ベーカーがレシピを公開しなかったため、謎のお菓子として知られていた。しかし1947年、このレシピをベーカーがアメリカの食品会社に売却して、それと同時にレシピが公開された。
ここで、このお菓子にサラダ油が使われていることが明かされた。レシピが公開され、それまで高級なお菓子だったシフォンケーキは手軽に作れる身近なお菓子として、1940年代~50年代アメリカでブームとなった。
日本では1980年代にアメリカンホームメイドケーキの店で売られて、評判になり、今では人気のスイーツとなった。
このコーナーでは、毎週、紹介するスイーツをスイーツ塩見が手作りします!
byスイーツ塩見