小学校の時に、少年野球クラブに所属していたAさん。
当時も野球帽をかぶっていたわけですが、よく帽子の裏側にある白いメッシュを下に下ろして、サングラスのようにして遊んでいました。
今思うと、あの白いメッシュは何のためについていたのか気になったそうです。
そこで3月26日(火)の『丹野みどりのよりどりっ!』では、「帽子の裏のメッシュ」についてのキニナルを調査しました。
帽子の裏のメッシュ、あの名前は何?
今回の回答者
今回のキニナルに答えていただいたのは、協同組合東京帽子協会事務局長の大口哲弘さん。
協同組合東京帽子協会は全日本帽子協会に所属しており、東京を中心に関東地区の帽子全般を取り扱う、卸問屋・メーカー・小売店、そして原材料附属品業者の合計90社が加入している組合です。
協同組合東京帽子協会は全日本帽子協会に所属しており、東京を中心に関東地区の帽子全般を取り扱う、卸問屋・メーカー・小売店、そして原材料附属品業者の合計90社が加入している組合です。
白いメッシュの名前
まずはあの白いメッシュの名前について伺ってみました。
大口さん「この部分の名前がこれだと決まっているわけではないのですが、『前立メッシュ』や『硬化メッシュ』と呼ばれています」
丹野「そういう名前で呼ばれているんですね!どんな役割があるんですか?」
大口さん「キャップの前の部分の型崩れをしないよう、補強する役割を担っています。また、野球のチーム名など刺繍やマークの部分が、帽子をかぶった時に後方へ寝ないようにする役割もあります」
丹野「メッシュになっているのは、かぶるときの通気性の問題ですか?」
大口さん「通気性と重さの問題です。メッシュにすることで帽子全体の重さを軽くすることができま。」
帽子の形を保持するためについているだけで、サングラスのような役割のためについているわけではないんですね。
大口さん「この部分の名前がこれだと決まっているわけではないのですが、『前立メッシュ』や『硬化メッシュ』と呼ばれています」
丹野「そういう名前で呼ばれているんですね!どんな役割があるんですか?」
大口さん「キャップの前の部分の型崩れをしないよう、補強する役割を担っています。また、野球のチーム名など刺繍やマークの部分が、帽子をかぶった時に後方へ寝ないようにする役割もあります」
丹野「メッシュになっているのは、かぶるときの通気性の問題ですか?」
大口さん「通気性と重さの問題です。メッシュにすることで帽子全体の重さを軽くすることができま。」
帽子の形を保持するためについているだけで、サングラスのような役割のためについているわけではないんですね。
サングラスのように使うのはいいの?
Aさん同様、小さい時に前立メッシュを下ろして、サングラスのように遊んでいた方も多いのではないでしょうか?ああいった使い方は帽子にとってどうなのか聞いてみました。
大口さん「サングラスのように使うのはおすすめしません。そもそも下に下げることを前提には作られておりません。
あの遊び方をモチーフにしてサングラスが内蔵されている帽子なんかもありますが、普通の帽子ではやらないほうが良いです。
メッシュの裏側には、汗止めのテープがついていることが多く、メッシュを下に下げることで、そのテープが取れてしまうことがあります」
丹野「最近の帽子にもついているんですか?」
大口さん「最近の野球帽などにはメッシュがついていないことも多く、だんだん減ってきています。
というのも、表地の裏に直接芯材を貼ったり、刺繍をすることが最近多くなっており、そうすることで製造工程を減らすことができ、コストも下げることができます」
今時のこどもたちは、もうあの遊びはしないのでしょうか。
減っていると聞くと、少し寂しい気持ちにもなります。
大口さん「サングラスのように使うのはおすすめしません。そもそも下に下げることを前提には作られておりません。
あの遊び方をモチーフにしてサングラスが内蔵されている帽子なんかもありますが、普通の帽子ではやらないほうが良いです。
メッシュの裏側には、汗止めのテープがついていることが多く、メッシュを下に下げることで、そのテープが取れてしまうことがあります」
丹野「最近の帽子にもついているんですか?」
大口さん「最近の野球帽などにはメッシュがついていないことも多く、だんだん減ってきています。
というのも、表地の裏に直接芯材を貼ったり、刺繍をすることが最近多くなっており、そうすることで製造工程を減らすことができ、コストも下げることができます」
今時のこどもたちは、もうあの遊びはしないのでしょうか。
減っていると聞くと、少し寂しい気持ちにもなります。
帽子を洗う時に気をつけること
スポーツや作業をする際、帽子をかぶると汗をかいたり汚れたりもしますよね。
そんな時には、どういったことに気をつけて洗えばいいのか伺ってみました。
大口さん「帽子は洗うことを前提に作られています。ですが、一般の方が帽子の前の部分にアイロンをかけることは難しいです。
また、ドライクリーニングをしたり乾燥機で乾かすと熱でメッシュ部分が変形してしまうので、やめた方がいいです。帽子には洗濯表示がついていますので、その表示どおりに洗ってくださいね。」
お気に入りの帽子を長くかぶるためにも、ちゃんと表示を確認して適切な洗い方をしてあげましょう。
(おきな)
そんな時には、どういったことに気をつけて洗えばいいのか伺ってみました。
大口さん「帽子は洗うことを前提に作られています。ですが、一般の方が帽子の前の部分にアイロンをかけることは難しいです。
また、ドライクリーニングをしたり乾燥機で乾かすと熱でメッシュ部分が変形してしまうので、やめた方がいいです。帽子には洗濯表示がついていますので、その表示どおりに洗ってくださいね。」
お気に入りの帽子を長くかぶるためにも、ちゃんと表示を確認して適切な洗い方をしてあげましょう。
(おきな)
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