大谷ノブ彦のキスころ

大谷ノブ彦と若狭敬一アナが、ドラゴンズ愛が強すぎるゆえに物申す!

ダイノジ・大谷ノブ彦が音楽、映画、名古屋のグルメ、和菓子、中日ドラゴンズなど、好きなものをアツく語る番組『大谷ノブ彦のキスころ』。
3/11は、CBCの若狭敬一アナウンサーがゲスト出演しました。

『キスころ』ゲストとしては最多の3回目を誇る若狭アナ。
もう準本拠地とも呼べるこの番組で、大谷と共に舌鋒鋭くナゴヤドームを斬りまくりました。

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何も変わっていない

まずは、今季から新しく張り替えられた、ナゴヤドームの人工芝について。

3/2の全体練習の日に、若狭アナはナゴヤドームに足を運び、人工芝を確認しました。
大変綺麗で色が濃く、打球は見やすくなっています。ところが実際に芝をつまんで持ち上げたところ、厚みが今までと全く変わっていません。すぐ下にコンクリートがあり、クッション性は皆無です。

そして、これが撒かれていれば足腰の負担を軽減させるというゴムチップ。これも全くありませんでした。
東京ドームの人工芝には使われており、打球がやや不規則になったり鈍くなったりして、エラーが出やすくなる恐れはあるものの、選手の体を第一に考えるのであれば、チップは必要不可欠となります。

ですがナゴヤドームの場合、コンサートやイベント等での使用を優先させるべく、芝を巻き取りやすいようにチップは巻かず、何枚もの芝をつぎはぎで敷いているのです。

「今回の人工芝問題を見て、ナゴヤドームが、選手ファーストのボールパークのようになることは、未来永劫無いでしょう」と、若狭アナは断言します。
このことは、自身の冠番組『若狭敬一のスポ音』でも言ったそうです。

「ただ古い物を新しくしただけ。ナゴヤドームが選手のためになるようなグラウンドにはならない」

ハッキリ問題提起する若狭アナに、普段からドラゴンズに改革案を提案している大谷も感服するのでした。

鈴木ドラゴンズ!?

横浜DeNAベイスターズは、横浜スタジアムを買い取ったことで、しがらみなく自由に球場を使えるようにし、ファンを増やしました。
北海道日本ハムファイターズも、思い通りに使えない札幌ドームを出て、新球場を作る計画を立てています。

興行第一のナゴヤドームを捨てて、ドラゴンズも自社の新球場を作るべきでは?という話に。

現在、名古屋市昭和区に鶴舞(つるま)公園という公園があり、ここにある草野球場の辺りを名古屋市が大きなスタジアムにしようという計画があるそうです。
将来オリンピックやアジア大会など、世界規模の大会を呼ぶための陸上競技場にするかもしれない。
しかしそこは思い切って、ドラゴンズのための野外球場、ベースボールタウンを作ろうじゃないかという流れになってくれたら嬉しいと、若狭アナは語ります。

「誰か大谷翔平クラスの選手が出てきて、ポスティングしないと、お金の問題が難しい」と悩む大谷。
ただ、若狭アナがこう言います。

「名前は明かせませんが、ドラゴンズにメチャメチャメジャー志望の選手がいて、そろそろ来年のオフ辺りにポスティングを申し出るかも」

なにげに重大情報ですが、それにしても大谷翔平クラスではないので、金額はそれほど入らないでしょう。
となると、やがて地元に帰ってくるんじゃないかという希望的観測のもと、「いつかイチローが名古屋に戻ってきたら、ドラゴンズを買い取ってくれないかな」という大谷。
「球団名も鈴木ドラゴンズで構わないから。鈴木選手も2人いるし(笑)」

愛あればこその叱咤

球場問題については、そもそもナゴヤドームとドラゴンズは同じ中日新聞社のグループ企業ではありますが、別会社です。なので融通が利きません。
この2会社を統括すれば、テナント料が安くなり、球場内の食事も安くなる。名古屋の名物をかき集めて、「ここへ行けば名古屋名物が全部楽しめる」となり、観客も増える。

「何かを捨てることで、ファンからの信頼を得たほうが、今の時代に合ってるのになあ」と、大谷は旧態依然の体質を残念がります。

しかし、これは変わらないだろうと。もう個人がいくら頑張っても大企業には太刀打ちできないと。今個人でやれることをやろうと。変えるなら自分を変えようと。

そんなわけで、「各選手はまずスパイクを変えると思いますよ。スパイクでクッション性を保つ。そしてヒザを鍛えて強くする」と言う若狭アナ。

大谷「そんな球団に選手は来ねえよ!俺が高校球児だったら絶対行きたくねえよ!(苦笑)」

それから、他球団でよくやっている、球場の周りで屋台や売店などを出して、野球に興味の無い人でも球場に来てもらおうというやり方。
これもナゴヤドームでは許されません。そうすると、テナント料を払っているドーム内の売店が承知しないからです。
じゃあそういう催しはしないでおこう、となります。ライト層が集まりにくくなります。

「問題になるようなことには手を出さない企業方針です。非常に堅実!」と、若狭アナは軽くフォローを入れますが、大谷は「そんなの客には関係ないから!客はうまい物食べたいだけだよ。うまい名物が食えるんならナゴヤドームに行くよ!」と一喝。

「もう、これからもラジオで言い続けましょう」と、ドラゴンズを思えばこそ、愛情があればこそ、誓いを新たにする大谷なのでした。
(岡戸孝宏)
大谷ノブ彦のキスころ
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2018年03月11日13時00分~抜粋

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