大谷ノブ彦のキスころ

楽器を持たないパンクバンド、BiSHが登場!作詞はメンバーで競争?

ダイノジ・大谷ノブ彦が音楽、映画、名古屋のグルメ、和菓子、中日ドラゴンズなど、好きなものをアツく語る番組『大谷ノブ彦のキスころ』。

1/7の放送では、6人組のガールズユニットで、”楽器を持たないパンクバンド”こと、BiSH(ビッシュ)から、2人のメンバーがゲスト出演しました。
その2人とは、センター的存在のセントチヒロ・チッチさんと、メガネがトレードマークのハシヤスメ・アツコさんです。

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珍しい書初め


BiSHのメンバーは他に、アイナ・ジ・エンドさん、モモコグミカンパニーさん、リンリンさん、アユニ・Dさんがいます。

BiSHは昨年テレビ朝日系『ミュージックステーション(Mステ)』に初出演した際、ツイッターなどSNSの反響が凄かったといいます。
本人たちはMステ出演に対してどんな心境だったのでしょう。

チッチさん「結成当初からの夢のひとつだったので、出演が決まった時はビックリした」

アツコさん「小さい事務所から始まったので、夢ではあったけどまさか出られるとは思わなくて」

どれくらいの”まさか”かと言うと、書き初めなどで「タモリ」と書いたりして過ごしてたくらい。会えないと思ってたからせめて字だけでも…ということなんですね。片思いの女の子が描く相合傘みたいですね。

変わった名前の由来は?


皆さん、個性的な名前ですが、これは誰が名付けたのでしょうか?

ハシヤスメ・アツコさんは自分で付けたそうですが、他には社長に付けてもらったメンバーもいるとか。
トップが直々に弟子の名前を付ける「たけし軍団システム」です。

セントチヒロ・チッチさんはプロデューサーと一緒に付けたんだそう。
「最初、『セントチヒロ』って言われたんですよ。名前がちひろだったんで。でも何かセントチヒロだけじゃなあ…と思って。
自分は『チッチ』って呼んでほしかったんで、合体させて」

二案の融合だったんですね。企業の合併みたいですね。
「名前というのは、自分でカッコよくしていけるものですから」と大谷。そう、ユニークな名前でも本人次第で定着するものなのです。

メンバー全員で作詞コンペ


昨年11月に発売されたメジャーセカンドアルバム『THE GUERRiLLA BiSH』(ザ ゲリラ ビッシュ)の収録曲には、BiSHのメンバーが作詞したものが多く含まれています。
実はこれ、1作目のアルバムでもメンバー作詞の曲がいくつか収録されており、毎回コンペが行なわれるんだとか。

メンバーみんなで曲を聴いて、歌詞を書いてきて、プロデューサーが採用したものが使われるというのです。
これはなかなか珍しいですね。

例えば、アルバム2曲目の「SHARR」という激しい攻撃的な曲。これをハシヤスメ・アツコさんは「イヤな人とご飯を食べる」という内容の歌詞で提出しました。行きたくないけど、仕事だからしょうがないという不満を書き連ねたのですが、残念ながら不採用。結局モモコグミカンパニーさんの歌詞が採用されたのでした。

1作目は一部のメンバーのみが採用されましたが、今回は全員の作品が収録されています。
その中で大谷が食いついたのが、セントチヒロ・チッチさんの書いた「ろっくんろおるのかみさま」。

チッチさんいわく「自分の中でロックンロールの神様がいて、その人のことを頭に浮かべて書いた」とか。

そこですかさず「それ、峯田くんじゃないの?」と大谷が指摘。大正解です。

ロックバンド・銀杏BOYZのボーカル・峯田和伸さん。彼がチッチさんにとってヒーロー的存在なんだそう。
なぜ大谷が正解したかというと、歌詞の中に「夢で会えたら」というフレーズがあったから。銀杏BOYZには『夢で逢えたら』という名曲があったのです。
ラジオ好きな人なら、『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』のエンディングテーマに使われていた曲だと思い出すかもしれません。

峯田さんとは対談したこともあり、「今後、アイドルじゃなくてバンドとしてやっていくんだったら、ちゃんと30歳を超えておばさんになるまで続けてね」などと言葉をもらったというチッチさん。まさに夢のような時間だったと言います。

名言出ました!


一方、ハシヤスメ・アツコさんが書いたのは「パール』。純粋に”夢”をテーマにした曲だそうです」
意味を考えさせるような歌詞より、わかりやすい歌詞が好きだと語るアツコさん。そんな彼女の夢はアイドルになることでした。
アイドル好きになったきっかけはモーニング娘。、そこからAKB48にも入っていくという、王道の流れです。

井森美幸さんに憧れて、ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲りたいと願っていたのですが、いつしか年齢制限を超えてしまったアツコさん。
AKB48も、書類選考は通って東京に来て面接で落ちたアツコさん。
結局、オーデションを100回くらい受けては落ち続け、最後に引っ掛かったのがBiSHなのでした。

しかし大谷はこう言います。
「BiSHに入るために落ちたんだろうね。自分がBiSHを選んだんじゃなく、BiSHに選ばれたんだよ」

「ああー!」と歓声を上げて喜ぶチッチさんとアツコさん。
なるべくしてなったBiSHの皆さんの、今後の活躍が楽しみです。
(岡戸孝宏)

大谷ノブ彦のキスころ
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2018年01月07日13時40分~抜粋

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