大谷ノブ彦のキスころ

名古屋から全国へ!期待のバンド「緑黄色社会」が登場!

ダイノジ・大谷ノブ彦が音楽、映画、名古屋のグルメ、和菓子、中日ドラゴンズなど、好きなものをアツく語る番組『大谷ノブ彦のキスころ』。

11/26の放送では、名古屋の4人組バンド「緑黄色社会」から、ボーカル担当の長屋晴子(ながや はるこ)さんと、ベース担当の穴見真吾(あなみ しんご)さんがゲスト出演しました。

緑黄色社会は2012年活動開始。他のメンバーはギター担当・小林壱誓(こばやし いっせい)さん、キーボード担当・peppe(ぺっぺ)さんです。

[この番組の画像一覧を見る]

バスケットは…お好きですか?


長屋さんとpeppeさんは女性で、高校生の同級生3人と幼なじみで構成されています。

今までは活動拠点はほぼ名古屋でした。しかし今年になって、初の全国流通盤となるCDを2枚リリース。すると全国に知名度が広がっていきました。

ちなみに名古屋名古屋と言っていますが、実は皆さん、厳密には名古屋市出身ではないそうです。
名古屋市周辺の生まれや育ちだけど、分かりやすいから"名古屋出身"と言ってしまう、「愛知県出身者あるある」です。

まず、バンド結成の経緯を聞く大谷ですが、ここでちょっと年の差を感じさせられることに。
22歳の長屋さん・小林さん・peppeさんは同級生で、穴見さんだけ学年が2つ下で1998年1月生まれの19歳。なんとまだ未成年です。

そして、長屋晴子さんの名前を見て「晴子ちゃんっていうと、マンガ『SLAM DUNK』を思い出しちゃうんですけど」と言う大谷。

ところがなんと、まさにそれが名前の由来だというのです。
親が“スラダン世代”で、主人公・桜木花道が思いを寄せるヒロイン・赤木晴子を指して「この名前、良くない?」ということで名付けられたんだとか。
「ちょっと雰囲気似てますね」と、スラダン世代の学生時代を思い出したかちょっと照れる大谷。桜木花道と同様、バスケ部に勧誘されたら入ってしまいそうです。

こんな、親子ほどの年齢差がある大谷と緑黄色社会ですが、そんなギャップは感じさせず、話は盛り上がっていきます。

けいおん!


改めて、バンド結成の経緯です。
最初は同じ高校の軽音部だった長屋さんら同級生3人。その部活内のバンドの他に、オリジナルでもバンドを組もうということになりました。ところがそこでベースが抜けることになります。

その穴を埋めるため白羽の矢が立ったのが、ギター・小林さんの幼なじみ、穴見さんだったのでした。
中学で趣味程度に始めたベースを、バンドに誘われてから本気で取り組もうと思ったのだとか。

ロックバンドを続けていくのが大変な時代になっている昨今、なぜ長屋さんはソロシンガーではなくバンドを選んだのでしょう?

「何か、バンドがしたかったんですよね。そもそも小・中学校の頃ってバンドという存在を知らなかったんですよ。それからバンドを知るようになって、自分たちで作って歌いたいと。アレンジも自分たちで考えるのが楽しいし」と長屋さん。

「最初から!?すげえなあ。やっぱプロになるやつぁすげえなあ」とため息をつく大谷。

さらに穴見さんも「ベース弾いてる時も自分でベースのフレーズ作ってたりしてました」と言ってのけるものだから、「中学生で?ウソやろ?すげえな」と大谷たじたじです。

花粉の気持ちを作る役者魂


そんなお2人の音楽のルーツは誰でしょう?

長屋さんが影響を受け、大好きだというミュージシャンは、大塚愛と、いきものがかり。初めて買ったCDは大塚愛だったそう。
実は大谷、大塚愛とは少なからず縁があります。「CHU-LIP(チューリップ)」という曲のプロモーションビデオ(PV)にダイノジが出演しているのでした。

相方の大地洋輔がエアギター奏者として出ているのに対し、大谷はなんと、花粉。花から飛び出す花粉です。

撮影場所に集まったのが深夜1時。大地のエアギターにはめちゃくちゃ時間をかけてこだわって撮影されていたといいます。
その後朝の4時半になってようやく大谷の撮影パート。それまで3時間半、「こうやって身体を伸ばして飛んでいく感じですかねえ」と、自分なりに花粉の気持ちを作っていたそうです。

「撮影は30秒で終わりました。だったら先に撮れや!(笑)」と大谷は"思い出しツッコミ"を入れるのでした。

片や穴見さんは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーの名を挙げます。
バンドの中では地味だと思われがちなベース。そのイメージを覆すような彼のパフォーマンスに震えたんだそう。
ちなみに、中2の時にYou Tubeを漁っていたらレッチリを見つけたということで、ここも時代を感じさせますね。

緑黄色社会は戦略的に良い名前


誰もが気になるであろう、バンド名の由来は?

まず、英語表記のバンド名が多いので、「日本のバンドだし、漢字で付けよう」という話をしていたそうです。
そんな時、たまたま長屋さんが野菜ジュースを飲んでいて、そのパッケージを見た誰かが何気なく「緑黄色野菜」と言いました。
それをまた違う誰かが「ん?緑黄色社会?」と聞き間違え、「その名前面白いし良いんじゃない?」ということで決まったということです。その場のノリというヤツですね。

それを聞いて大谷は、所属事務所のよしもとにいるカリスマ社員を思い出します。
その人によると、「緑黄色野菜」→「緑黄色社会」というのは、一番名前を覚えられるパターンらしいのです。
その人が名付けたコンビ名は「ガレッジセール」。「ガレージセール」を1文字変えただけですね。

既存の言葉を一部変えると、元の言葉から連想されやすいのだとか。
「ほら、『ガレージセール』に似た名前で…、ああそうそう、『ガレッジセール』だ!」という具合に。

まるっきり存在しない言葉だと思い出すのに時間がかかるし、既存の言葉そのままだとネットで検索しても見つけにくい。
ちょっと変えれば検索にはその言葉しか出てこないから、わかりやすい。

そういう考え方からすると、「緑黄色社会」はとてもいい名前だと大谷は絶賛するのでした。

TOKIOと対バンしたい!


「超大物で、対バン(競演)したいバンドは?」という質問に「TOKIOさん」と長屋さんは答えます。
DASH村で緑黄色野菜を一緒に育てるわけじゃないですよ。それはそれで凄いことですけど。一緒のステージでライブをするんです。
この大胆な発想に大谷も興奮するばかり。

メジャーデビューはまだしていないのに、11~12月にかけて行なわれている東名阪ライブツアーは全てチケット完売という、今後がますます楽しみな緑黄色社会。来年は様々なフェスにも呼ばれることでしょう。
いつか『キスころ』がイベントを開催する時には、ぜひとも参加してもらいたいと願う大谷なのでした。
(岡戸孝宏)
大谷ノブ彦のキスころ
この記事をで聴く

2017年11月26日13時33分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報