11月23日放送『北野誠のズバリ』は、祝日の特別企画として定着しつつある「祝日・松竹芸能お笑い芸人」ゲスト企画。
第3弾の今回は結成16年目の中堅女性漫才コンビ「チキチキジョニー」の石原さんと岩見さんをお迎えしました。
第1弾のアルミカン(「北野誠が家庭検診を勧めたら、アルミカンがひと皮むけた件。」参照)ではトークが跳ねましたが、第2弾の代走みつくにさんでは、漫談を途中で止められてしまうという惨事が起き(「代走みつくに、まさかの離婚危機を激白!」参照)、もう第3弾はないのではないかと思われました。
ごあいさつ代わりに漫才を披露していただきましたが、コンパに関する自虐ネタで、さすがの安定感を見せました。
最近の話題を紹介するコーナーで、「一見うっとおしいと思いがちなオッサン世代ですが、下の世代からはITが使いこなせないと尊敬されず、上の世代からは偉そうにされるという板挟みの状態で頑張っていると考えれば、見方が変わる」という、とある記事が紹介されました。
北野は自身が所属する松竹芸能での立場と同じだと語り、「オレはもう58(歳)やから、もっと師匠感がないとアカンねんけど、上がおんねん」と、お笑い界の中間管理職ぶりをボヤきました。
北野が21歳で事務所に入った時、大師匠クラスの六代目笑福亭松鶴さんは60歳過ぎ、その他に大師匠の雰囲気がある方も52、3歳ぐらいだったそうで、今の北野の年齢より年下です。
それに比べて今は、「酒井くにお・とおる師匠は、70歳過ぎても軽い。ポップやし」と北野が語り、岩見さんも「ミヤ蝶美・蝶子さんも師匠と呼ばれるのは嫌がって、『姐さんや!』と怒られる」と続けました。
本来ならチキチキジョニーも、北野を「師匠」と呼ぶところですが、「誠さん」と呼んでいます。
それどころか、くにお・とおるさんからは北野は「若大将」、50歳になった森脇健児さんは「若頭」と呼ばれているそうで、高齢化の波が確実に芸人の世界にも訪れています。
さらに北野は、「上の世代があまり師匠と呼ばれなくなったのは、海原はるか・かなたさんのせいや。昔は(師匠格の芸人がいると)ピリピリした空気が漂っていて、楽屋に入りにくかったのに」として、そのきっかけの1つとなったエピソードを披露しました。
ますだおかだの増田さんの野球チームに海原はるかさんが加入したのですが、試合でエラーをした時、「何しとんねん!はるか!」とガチで怒られていたそう。
北野は「増田の野球と森脇の陸上は、(真剣やから)人が変わる。何の笑いもない。試合が終わった後の飲み会で、増田ははるか師匠を敬ってたけど、グランドに立つと鬼や」と、松竹芸能の上下関係バリアフリー化を明かしました。
ただ、はるかさんの軽いスタンスが松竹芸能の雰囲気を変えたようで、最後に北野は、「罵倒されても笑うというスタンスが、これからのおじさんに大事。若手から慕われてるし」とまとめました。
(岡本)
第3弾の今回は結成16年目の中堅女性漫才コンビ「チキチキジョニー」の石原さんと岩見さんをお迎えしました。
第1弾のアルミカン(「北野誠が家庭検診を勧めたら、アルミカンがひと皮むけた件。」参照)ではトークが跳ねましたが、第2弾の代走みつくにさんでは、漫談を途中で止められてしまうという惨事が起き(「代走みつくに、まさかの離婚危機を激白!」参照)、もう第3弾はないのではないかと思われました。
ごあいさつ代わりに漫才を披露していただきましたが、コンパに関する自虐ネタで、さすがの安定感を見せました。
今や師匠と呼ばれる芸人は皆無!?
最近の話題を紹介するコーナーで、「一見うっとおしいと思いがちなオッサン世代ですが、下の世代からはITが使いこなせないと尊敬されず、上の世代からは偉そうにされるという板挟みの状態で頑張っていると考えれば、見方が変わる」という、とある記事が紹介されました。
北野は自身が所属する松竹芸能での立場と同じだと語り、「オレはもう58(歳)やから、もっと師匠感がないとアカンねんけど、上がおんねん」と、お笑い界の中間管理職ぶりをボヤきました。
北野が21歳で事務所に入った時、大師匠クラスの六代目笑福亭松鶴さんは60歳過ぎ、その他に大師匠の雰囲気がある方も52、3歳ぐらいだったそうで、今の北野の年齢より年下です。
それに比べて今は、「酒井くにお・とおる師匠は、70歳過ぎても軽い。ポップやし」と北野が語り、岩見さんも「ミヤ蝶美・蝶子さんも師匠と呼ばれるのは嫌がって、『姐さんや!』と怒られる」と続けました。
本来ならチキチキジョニーも、北野を「師匠」と呼ぶところですが、「誠さん」と呼んでいます。
それどころか、くにお・とおるさんからは北野は「若大将」、50歳になった森脇健児さんは「若頭」と呼ばれているそうで、高齢化の波が確実に芸人の世界にも訪れています。
今後のおじさんに必要なスタンスは?
さらに北野は、「上の世代があまり師匠と呼ばれなくなったのは、海原はるか・かなたさんのせいや。昔は(師匠格の芸人がいると)ピリピリした空気が漂っていて、楽屋に入りにくかったのに」として、そのきっかけの1つとなったエピソードを披露しました。
ますだおかだの増田さんの野球チームに海原はるかさんが加入したのですが、試合でエラーをした時、「何しとんねん!はるか!」とガチで怒られていたそう。
北野は「増田の野球と森脇の陸上は、(真剣やから)人が変わる。何の笑いもない。試合が終わった後の飲み会で、増田ははるか師匠を敬ってたけど、グランドに立つと鬼や」と、松竹芸能の上下関係バリアフリー化を明かしました。
ただ、はるかさんの軽いスタンスが松竹芸能の雰囲気を変えたようで、最後に北野は、「罵倒されても笑うというスタンスが、これからのおじさんに大事。若手から慕われてるし」とまとめました。
(岡本)