多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

第165回直木賞予想!

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候補作
★一穂ミチ『スモールワールズ』(初)
「歪な家族」をテーマにした短編集。孤独な主婦と家庭に恵まれない少年の交流や、結婚した姉がいきなり出戻ってきた家族、ある殺人事件の被害者遺族と加害者の文通など読み味の異なる短編が六遍。じんわり沁みてくる物語など。
★呉勝浩『おれたちの歌をうたえ』(2回目)
元刑事で今はデリヘルの運転手をしている主人公のもとに、かつての親友が死んだと連絡がはいる。親友は暗号のような詩を残しており、それは彼らが高校生だったときに起きた未解決事件に関連するものだった。昭和・平成・令和にまたがる骨太なミステリー。
★佐藤究『テスカトリポカ』(初)
メキシコの麻薬カルテルのボスが抗争に敗れ、ジャカルタに逃れる。そこで出会ったのがかつて心臓外科医だった臓器ブローカーの日本人。ボスはこのブローカーにより闇の世界に引き込まれていく──。スケールの大きな犯罪小説。
★澤田瞳子『星落ちて、なお』(5回目)
明治22年、絵師の川鍋暁斎が死に、娘のとよが一家を担うことになる。明治から大正という大きく移り変わる時代の中で、家族にも振り回されながら、女性の絵師として、一家を担うことになったとよの物語。
★砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(初)
主人公は五十代の武士。そろそろ息子にお役目を譲って隠居するところだったが息子が急死して再び仕事に戻ることに。息子の妻も実家に戻したので、生まれて初めての一人暮らしをすることになった。ところが思わぬことから藩の政争に巻き込まれ……。


大矢さんの予想は!
澤田瞳子「星落ちて、なお」
当たるんでしょうか!?

 
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