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第164回直木賞予想!

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来週1月20日(水)に、東京・築地の新喜楽で第164回 直木賞の選考会が行われます。その「直前予想」です。今回の特徴は「全員初ノミネート」。これは平成8年の第114回以来、25年ぶりのこと。(ちなみにそのときの受賞者は、小池真理子さんと藤原伊織さんの2名同時受賞)

★芦沢央 『汚れた手をそこで拭かない』
ダークなミステリの短編集。ささやかな秘密を抱えたごく普通の人々が日常の落とし穴にはまっていく。人間心理と切れ味鋭いどんでん返しが絡み合う、ブラックな作品集

★伊与原新 『八月の銀の雪』
人生に挫折した人々が科学のもたらす光に触れて、もう一度前を向く様子を描く。理系作家らしい科学の描写を叙情的な文学に取り入れ、切ない中に温もりのある短編集。

★加藤シゲアキ 『オルタネート』
高校生限定のマッチングアプリがモチーフ。絶対的な真実の愛を求めてマッチングアプリにのめり込む女子高生などを通し、SNSで人と繋がることの意味を問いかける青春小説。

★西條奈加 『心淋し川』
江戸のドブ川沿いに建てられた貧乏長屋が舞台の連作短編集。そこに住むのは犯罪者や逃亡者など最底辺の人たち。だがどんな状況からでも人間は変わることができる、というテーマを描く。

★坂上泉 『インビジブル』
戦後に数年だけ存在した「大阪市警視庁」を舞台に、猟奇殺人に立ち向かうふたりの刑事を描く。戦後のリアルな社会情勢の描写も読みどころの、社会派ミステリ。

★長浦京 『アンダードッグス』
中国返還前夜の香港を舞台に、国際的な謀略や裏切りを描いたエキサイティングな冒険小説。
最後まで一気読みさせるパワーのある、手に汗握るエンターテインメント。

大矢さんが予想する 今回の直木賞は?!
長浦京さんの「アンダードッグス」と予想します!
読んでて市場のも白かった!西城奈加さんとの2冊受賞あるかも?
果たして当たるか!?
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