多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

第162回直木賞予想!

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今回は、「直前予想」!
過去の戦績は9勝8敗
果たして、今回はどうなるでしょうか…?

★小川哲(さとし)『嘘と聖典』(初候補)
SF短編集。時間と歴史をテーマにしたSF短編を6作収録。
ミステリ要素も強く、SFに馴染みがない読者も読みやすい作品が多い。
デビュー三作目だが、前作が大きな賞を受賞するなど注目されている。

★川越宗一『熱源』(初候補)
明治維新から太平洋戦争終戦までの、サハリンに生きる人々を描いた
骨太な歴史小説。これがデビュー二作目の新人だが、迫力とエネルギーに満ちた
物語を評価する声が多い。

★呉(ご)勝浩『スワン』(初候補)
ショッピングセンターで起きた無差別銃撃事件がモチーフのミステリ。
監禁されたあと助け出された高校生の少女を主人公に、そこで何が起きたのかを
通してモラルとは何かを描く。
近年いろいろな賞の候補に名を連ねるようになった注目株。

★誉田哲也『背中の蜘蛛』(初候補)
情報を扱う警察の架空のセクションを舞台にしたミステリ。
情報化社会のあり方と、そこで起きた事件を調べるときの超えてはならない
一線を描いた社会派。
すでにベテランでヒット作の多い著者が初めてノミネートされ、今回の台風の目。

★湊かなえ『落日』(4回目)
映画監督と脚本家の、ふたりの女性の物語。十年前に起きた殺人事件を
映画にするためふたりが事件を調べなおすことで、新たな事実が浮かんでくる。
事実にどの方向から光を当てるかで見えるものが変わる。今回唯一の候補経験者。

今回の直木賞は 誉田哲也 さんの「背中の蜘蛛」と予想します!
個人的に読んでほしいのは小川哲さんの「嘘と正典」

さあ果たして直木賞は!?
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