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左巻健男『理科の謎、きちんと説明できますか?』

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★内容紹介
・ノーベル化学賞を受賞した吉野さんが、化学への興味の原点としてあげたのがファラデーの「ロウソクの科学」というサイエンス・エッセイ。ろうそくを題材に、ものが燃えるときに起きるさまざまな化学現象・物理現象を解説したもので、身近なところのいろんな不思議を解明する面白さに満ちている。
・この本はまさに、身近な理科の疑問を解説した本。たとえば、そもそもどうして磁石に鉄がつくのか?電流の直流と交流って、結局何が違うの?今更だけど、酸性とアルカリ性って何?昔習ったけど、フレミングの左手の法則って何だっけ?魔法瓶は真空を作ることで熱を伝えないようにしてるのに、太陽の熱は真空の宇宙を通って地球に届くのはなぜ? などなど。
なんとなく知ってること、昔習った記憶はあるというようなこと、でも、いざちゃんと説明しようとすると「あれ?」となるような疑問をもう一度復習できる。
・ただしこの本は、決して子どもにもわかるように優しく説明した、というものではない。むしろ「中学でやったよね? 思い出して!」という感じ。専門用語も、説明付きでどんどん出てくる。読みながら、脳の深いところが掘り起こされている感じ。
・個人的にいちばん「そうか!」と思ったのは、なぜ惑星を「惑う星」と書くのか。確かに不思議だったが、すとんと納得できた。
・身近な理科をもう一度確認したい人にオススメの一冊。

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