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読書感想文にはコレを読め!

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毎年恒例、ギリギリでもまだ間に合う!?夏休み読書感想文向けの本をご紹介!「読書感想文にはコレを読め!」です。小学生の低学年向け、高学年向け、中高生向けの3冊をご紹介します。

★小学生低学年向け
宮川ひろ『しっぱいにかんぱい!!』
達也くんのおねえちゃんは、小学校の運動会のリレーで失敗してしまい、すっかり落ち込んでごはんも食べられない。そんなときおじいちゃんが、親戚一同を集合させる。そしておじさん、おばさん、いとこたちがみんな、ひとりずつ自分の失敗を話し始める。そのときはたいへんだったけど、今は笑って話せるみんなを見て、おねえちゃんも自分の失敗を話し始める。
★読書感想文を書く上でのポイントは?
本の感想だけでは枚数を稼ぐのは難しい。自分の話にすると枚数が稼げる。例えば自分はどのような失敗をしたのか?そこからどのように復活したのか?友達が失敗したとき自分ならどのような言葉を投げかけるかなど自分の話に持ち込むのがポイント。

★小学生高学年向け
後藤みわこ『100回目のお引越し』
主人公は名古屋に住む小学校六年生のタツルくん。おじさんは引っ越し屋を経営している。ある日、おじさんが請け負った引越しで、そこに住むおばあさんが「引越ししたくない」と言い出した。いったいなぜ?古くて決してキレイとはいえない家なのに、なぜ出ていきたくないのか。その理由がわかったとき、家とはただの箱ではない、ということに気づく。
★読書感想文を書く上でのポイントは?
自分の家のここが好き、嫌い、柱の思い出など。また家族は家にどう思っているのか、
家族と話してみて感想文にするのもOK。もしも自分が引っ越すとなったらどう思うかなど書くのもいい。

★中学生高校生向け
森絵都『カラフル』
死んでしまった「ぼく」は、前世に犯した罪のせいで輪廻のサイクルはらはずされた。ところが天使から、救済のチャンスが与えられる。下界で他人の体に乗り移って暮らすホームステイの修行をし、その間にその過ちを思い出せば合格、という。「ぼく」が乗り移るのは睡眠薬自殺をはかった中学生、小林まこと。「ぼく」は小林まことになりきって暮らせるのか?そして前世の過ちを思い出すことはできるのか?
★読書感想文を書く上でのポイントは?
なぜ自分で死のうとしちゃいけないのか?自分ならどうするか?この作品から見えてくる「カラフル」とは何なのかを描くのがポイントです。

小学生低学年向け
宮川ひろ『しっぱいにかんぱい!!』
童心社から1296円で販売中。

小学生高学年向け
後藤みわこ『100回目のお引越し』
講談社から1404円で販売中。

中学生高校生向け
森絵都『カラフル』
文春文庫から670円で販売中です。

 
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