★内容紹介
・閑静な住宅街で強盗殺人事件が起きる。手がかりが少なく捜査は進まない。
・そんなとき、その地域を担当している電気メーター検針員の女性、戸田奈津美は誰かに監視されているような視線を感じるようになる。夫とは離婚調停中で幼い娘を抱えた奈津美は頼る人もおらず、警察に相談する。奈津美は事件の起きた日に現場の家の電気メーターを検針しており、中で起きていることには気づかなかったが、もしかしたら犯人は奈津美に何かを目撃されたと思っているのではないか……？
・相談を受けた刑事は奈津美の周辺を警戒すると同時に、ある罠を仕掛ける。
★読みどころ１）絶対予想できない結末
物語は奈津美、刑事、そして犯人の３つの視点のパートが順繰りに描かれる。犯人の名前も手口も早い段階で読者に提示され、刑事・犯人・奈津美の行動が細かく描写されるので、そのうち犯人がつかまるんだろうなと思って読んでいくと……。
その３人とも、表面的な事件とは別にそれぞれ別の思惑があるような……？
終盤では「そっち？」というサプライズが待っている。
★読みどころ２）電気メーターの検針員という仕事の内情
舞台は東京で、地域や電気会社によって若干の違いはあるかもしれないが、電気メーターの検針員というのがどんな仕事なのかがよくわかり、興味深い。
一戸建ての場合、敷地に入らなければならず犬に吠えられたり、老人一人暮らしの様子がおかしいことに気づいて通報したり。検針のシステムも時代によって変わっていることなどが描写され、毎月ポストに入っている検針票の裏にはこんな苦労があったのかと驚くばかり。
・情報も満載、仕掛けも満載の、大興奮のミステリです。
西村健『目撃』
講談社から１９４４円で販売中です。
★お知らせ★
６月１３日（木）の私のポン棚は
「コレを読め！２０１９年上半期ベスト本」を紹介！
プレゼントもご用意しています。
お聞き逃しなく！！！
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・そんなとき、その地域を担当している電気メーター検針員の女性、戸田奈津美は誰かに監視されているような視線を感じるようになる。夫とは離婚調停中で幼い娘を抱えた奈津美は頼る人もおらず、警察に相談する。奈津美は事件の起きた日に現場の家の電気メーターを検針しており、中で起きていることには気づかなかったが、もしかしたら犯人は奈津美に何かを目撃されたと思っているのではないか……？
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★読みどころ１）絶対予想できない結末
物語は奈津美、刑事、そして犯人の３つの視点のパートが順繰りに描かれる。犯人の名前も手口も早い段階で読者に提示され、刑事・犯人・奈津美の行動が細かく描写されるので、そのうち犯人がつかまるんだろうなと思って読んでいくと……。
その３人とも、表面的な事件とは別にそれぞれ別の思惑があるような……？
終盤では「そっち？」というサプライズが待っている。
★読みどころ２）電気メーターの検針員という仕事の内情
舞台は東京で、地域や電気会社によって若干の違いはあるかもしれないが、電気メーターの検針員というのがどんな仕事なのかがよくわかり、興味深い。
一戸建ての場合、敷地に入らなければならず犬に吠えられたり、老人一人暮らしの様子がおかしいことに気づいて通報したり。検針のシステムも時代によって変わっていることなどが描写され、毎月ポストに入っている検針票の裏にはこんな苦労があったのかと驚くばかり。
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