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太田忠司『名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる』

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★内容紹介
・主人公は東京生まれで、名古屋大学に入学した龍(とおる)くん。
 もともと両親の実家が名古屋なので、名古屋駅の西側で昔から喫茶店を営む
 祖父母宅に下宿中。第1作では、名古屋飯に絡んだ事件を解決するとともに、
 東京育ちの龍くんが名古屋飯に出会う様子が描かれた。

・2巻の本書では、龍くんがウェブマガジンの女性編集者から
 ウェブ連載のモデルを頼まれる。その連載とは「名古屋飯再発見」というもので、
 毎回いろんな名古屋飯を取り上げ、龍くんがそれを食べる様子を撮影し、
 感想も交えながら名古屋飯を紹介するというもの。

・その企画で龍くんは、きしめんの他にひつまぶしや生せんべい、インディアンスパ、
 名古屋のお雑煮と京都の雑煮との比較、愛知のひなまつりのおかし「おこしもん」など
 また新たな名古屋の食文化に触れる。が、なぜか毎回事件が起きて……。
★読みどころ(1)名古屋の食文化の再発見
 東京生まれの龍くんが名古屋飯に触れることで、外から見た名古屋文化がわかるとともに
 地元の人でも知らないような食べ物の由来や情報が満載。たとえば……
★読みどころ(2)実は家族の物語
 京風雑煮を作ってくれた家の夫婦が突然夫婦ケンカを始めたり、おこしもんの木型を
 盗んだ疑いをかけられたり。その謎を龍くんが解くと、
 そこには家族の問題が浮かび上がる。
 食べ物をきっかけに、家族に必要はものは何かというテーマが根底にある。
★太田忠司さんについて
太田さんは名古屋生まれ名古屋育ち、作家生活も今年で29年の
 ベテラン。100冊を超える著作があるが、実はかなりの割合で名古屋が舞台。
 今月出たもう一冊の小説『ミート・ザ・ジャンパーズ』も名古屋が舞台。

太田忠司『名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる』
ハルキ文庫から713円で販売中です。
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