名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻

「賤ヶ岳の七本槍」と呼ばれ、すべての槍を愛し、槍に愛された武将は?

400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。11月23日の出陣は織田信長、加藤清正、陣笠隊の足軽・太助の3名でした。

標題の賤ヶ岳の戦いで、特に武功を挙げたと言われる七本槍の武将たち。しかし戦いは常に勝者と敗者を生み出します。

名古屋おもてなし武将隊(R)11周年記念企画「士問答(さむらいもんどう)」では、どんな問題が出たのか見てみましょう。
11月23日放送分から。

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問題はこちらじゃ

毎週1名のえまきー(リスナー)が戦国に関する11問に挑戦する「士問答」。
今日の出題は織田信長です。一体どんな問題が出たのでしょうか?

一、豊臣秀吉子飼いの家臣で、のちに肥後の大名となった本日も出陣(出演)している大名は誰?

二、手の動きで相手に言葉を伝える手話。その手話で「加藤」という名前を伝える際には、両手で槍を持ち、前に突き出す動作をするそう。では、この動作のもととなった戦国武将は誰?

三、賤ヶ岳の七本槍と呼ばれ、槍の片方の刃が折れてしまっても気にせず、すべての槍をこよなく愛し、すべての槍に愛されたといっても過言ではない武将は誰?

四、掛詞問答 以下の台詞に含まれている武将は誰?
 「さあ、いよいよ桶狭間の戦いに決着をつけるぞ。今川義元を倒して絶対に勝とう!今日まさに」

五、藤堂高虎や黒田孝高(一般的には黒田官兵衛の通称で知られている)と並び、築城の名手と知られている武将は誰?

六、幕末の志士、新選組の局長近藤勇は加藤清正を尊敬しており、清正と同じ特技を持っていたという。その特技は次のうちどれ?
(選択肢:耳を自由に動かせる・舌で自分の鼻を舐める・げんこつを丸ごと口の中に咥えこむ・自分の血を爆発させて敵を攻撃する血鬼術) 

七、げんこつを丸ごと口に咥えこむのは加藤清正。では、自己紹介で「ケンタッキーは骨ごと呑みます。キャー」というやり取りをするお笑いコンビは?

八、脳トレ問答 次に挙げる戦国武将は、ある法則によって並んでいる。
「南部信直・織田信長・???・豊臣秀吉・柴田勝家」では???に入る武将は?
なんだか、同じ武将が答えの問題が続きますね。今日は熱烈に清正が推されたようです。
 

答えはこちら!

一、加藤清正
二、加藤清正
三、加藤清正
四、加藤清正
五、加藤清正
六、げんこつを丸ごと口の中に咥えこむ
七、トム・ブラウン
八、蒲生氏郷
「なんぶのぶなお・おだのぶなが・がもううじさと・とよとみひでよし・しばたかついえ」としりとりになっている。

間違えた時点で「士問答」は終了してしまいます8問目で間違えてしまったので、問題はここまででした。今週のえまきーは7問正解。惜しかったですね。

賤ヶ岳の七本槍

「士問答」に出てきた、賤ヶ岳の七本槍。

これは豊臣秀吉と柴田勝家が激突した賤ヶ岳の戦いで、特に武功を挙げた7人の武将です。
加藤清正以外に脇坂安治・片桐且元・平野長泰・福島正則・糟屋武則・加藤嘉明が挙げられます。

この戦いは織田信長が本能寺の変で討たれた後、直後に信長を討った明智光秀が敗れ、残った信長の重臣のうち、秀吉と勝家が対立した末に勃発しました。

勝家はこの戦いで敗れ、北ノ庄城へ敗走。しかし直後、勝家に仕えていた前田利家が秀吉に寝返ってしまいました。
北ノ庄城で負けを悟った勝家は、戦国時代の美女として知られていた、後妻のお市の方(織田信長の妹)とともに自害して滅ぶのです。

「七本槍」といえば、同銘柄の日本酒があります。
滋賀の酒蔵でつくられていますが、この日本酒を飲むたびに、賤ヶ岳の戦いの七本槍と敗れた勝家を思い出してしまいます。

戦は勝者と敗者に分かれるものですが、今わたしたちが知っている歴史は、あくまでも勝者にとって都合のいい部分が強調されて残ったもの。
歴史に思いを馳せる時、少しだけ違う視点を持つと、戦国武将たちの印象も変わるかもしれませんね。
(葉月智世)
 
名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻
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2020年11月23日21時10分~抜粋

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