名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻

名古屋おもてなし武将隊 豊臣秀吉に、ブライアン・メイも驚く!?

400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。

2月3日の”出陣”は、豊臣秀吉、前田利家、陣笠隊の足軽・太助です。

この日は節分ということで、特別に『戦国お豆まき』として放送しました。
そして節分企画「開運!ええほう向き」が行われたのです。

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企画名はダジャレです

節分と言えば恵方巻き。その年の吉となる方角・恵方を向いて食べると、願い事が叶うなどと言われています。
その風習をもじったのがこの企画。
何事も前向きに考える秀吉が、えまき~(音絵巻リスナー)の身の回りで起こった「ツイてないこと」を、ええ方(良い方、前向き)に考えられるように導くというもの。

ツイてないえまき~から、たくさんの矢文(メール)が届いています。早速紹介していきましょう。
 

秀吉もぐもぐ

「もうすぐ大好きなバンドのライブ。この日を楽しみにしていましたが、メンバー1人の脱退発表が。
『何でこのタイミング?どんな気持ちでライブに行ったらいいの?』という気持ちでいっぱいです」(Aさん)

さて、このAさんが前向きになるにはどうすればいいでしょうか?
まず秀吉が簡潔に一言叫んでから、改めて解説をしていきます。

秀吉「もぐもぐ。“噛みしめよっ!”」
(♪関ジャニ∞『前向きスクリーム!』のサビが流れる)

“噛みしめよ”というのは一体どういう意味でしょうか。

秀吉「これは組織があると絶対ついてくるものなんじゃ。仲間が巣立ってどこかに行ってしまうことは。
ただこれは、逆に考えれば『進化』であると思うんじゃよ。新しい風が吹くという前向きなものだと思うんじゃ。

やはりこの者が脱退すると、新しい者が入ってくると思う。そこで、前の者が持っていなかったモノ(新しい風)も入ってくる。
脱退した者も、違う人生を歩める。もしかすると、その人生が幸せになるかもしれんで。
お主ら(ファン)はその者たちのことを好きなのであれば、新しい人生も応援してあげる。これは前向きなことだと思うで。ぜひ応援してあげてちょー!」

なるほど。事実を受け入れ、噛みしめて、新たなスタートを応援してあげる。これはしっかりと前向きな考えです。

ちなみに、最初の“もぐもぐ”というのは、恵方巻きを食べている咀嚼音(そしゃくおん)を秀吉が表したもの。
「恵方巻きは黙って食べるものでは?」という疑問はこの際置いておきましょう。ラジオは聞いてわかりやすい方がいいので。
 

額でドラミング

続いては、えまき~ねーむ(ラジオネーム)「ドラミング野郎」さんからの矢文です。

「朝、鏡を見たら、(髪の毛の)生え際が後退していました。秀吉様、どうしましょうか?額でドラミングしたら良いでしょうか?」

ドラミングとは、ゴリラが興奮したり緊張したりした時、大声を発し、両腕で胸を叩いて音を出すことです。
そして「額でドラミング」というのはおそらく、「頭皮を叩いて刺激すると、血行が良くなり髪が生える」という迷信から出た発想でしょう。
ちなみに頭皮をむやみに叩くと、傷付けて逆に育毛に良くないそうなので、ご注意を。

ただ自虐ネタとしては面白く、利家も「額でドラミングと言うこの者は、だいぶ前向きじゃと思うよ(笑)」と、お気に入りのご様子。
では、秀吉は何と言うでしょう。

秀吉「もぐもぐ。“そのまま進めぇーっ!”」
(♪前向きスクリーム)

太助「その通りでございますな(笑)」
利家「すでに前向きだでな(笑)」

と納得する2人ですが、実はもっと深い理由があったのでした。

秀吉「これは、現世のある大物が言った言葉があるんじゃ。
『生え際が後退しておるのではなく、己が自身が前進をしているのだ』と、大きな声で言った者がおるんじゃ」
 

社長の名言

その大物とは、現ソフトバンクグループの会長兼社長・孫正義氏。
2013年、ある人が孫氏に対してツイッターで「髪の毛の後退度がハゲしい。」とつぶやきました。
それを孫氏がリツイートしつつ、こうつぶやいたのです。

「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。」

この自虐を含みウイットに富んだツイートは、多くの反響を呼んだのでした。

秀吉「このドラミング野郎は、たぶんものすごい速さで己が自身の将来を進んでおると思うんじゃ。
この者は前向きに、人生に勝負をかけておると思うんじゃ。だからこそこの者の生え際は、追いついていない。
ただ、いずれ生え際が追いつく時が来る。その時はたぶん生え際が眉毛にかかると思う!その時まで待つんじゃあーっ!」

生え際が眉毛にかかると、額がなくなって変になってしまうんですけど、とにかく勢いで説き伏せる秀吉なのでした。
 

どんすとっぴんなう!

「先週クイーンのライブで名古屋に行ったのですが、宿泊せずに(石川県)金沢に帰ったら、翌日の名古屋城に(ギタリストの)ブライアン・メイが訪れていて、『名古屋に泊まればよかったーっ!』と後悔しました。
利家様、太助さん、ブライアンはどうでしたか?会えたお2人がうらやましいです」(Bさん)

1月30日(木)、ナゴヤドームで「クイーン+アダム・ランバート」の来日公演があり、ブライアンがその翌日フラッと名古屋城に観光に来ていたそうなのです。
その時名古屋城でおもてなし(観光PR活動)していたのが、利家と太助でした。

利家「こればっかしは運だでなあ。何とも言えんけれども」

秀吉「もぐもぐ。“どんすとっぴんなーう!”」

おや、何と言ったのでしょう?
実はこれ、『Don't Stop Me Now(ドント・ストップ・ミー・ナウ)』というクイーンの楽曲なのです。

秀吉「良いかお主、後悔してはならん。止まってはならん。ブライアン・メイが名古屋城に来た?会えなかった?そんなん仕方にゃーわ。
では、ブライアンに会いたかったらどうする?お主がバンドなるものをやればええ」

利家「いや、バンドをやってもたぶんクイーンには会えんでゃ」

秀吉「クイーンに勝る、“どんすとっぴんなう”してやれ!あの奇抜な姿をしてな、『えーよ』って言ってやれ!
ブライアンに会って『お主と私、会えなかったんだけど、えーよ!』って言ったれ!
そしたらブライアンも『えーよ!』って返してくれるわ!」
 

ライブの醍醐味

わけがわからないので解説します。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』で、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーが客席に向かって呼びかけ、観客が応えるシーンがあります。

「エーオ」「エーオ」
「エェーオ」「エェーオ」

などという、いわゆる“コール&レスポンス”ですね。
この「エーオ」が秀吉によって和風に変化し、「えーよ」となったのでした。

秀吉「会えなかったんじゃない。会うのは今じゃなかっただけなんじゃ。
いつ会うのかは、お主がバンドを立ち上げて、『ブライアン、会えなかったけど私、えーよ!』って言って、ブライアンが『えーよ!』と返した、その時じゃ!」

利家「怒られるぞ、本人に会ったら」
 

「えーよ!」「えーよ!」

気を取り直して、最後の矢文にいきましょう。

「仕事、解雇になった」(Cさん)

これは一気にシビアになりました。果たして、秀吉はどう前向きに導くのでしょう。

秀吉「もぐもぐ。“公園で鳥を見ろ!”」
(♪前向きスクリーム)

利家「秀吉!それは違うと思うぞ!?それは前向きじゃなくて現実逃避っちゅうんじゃ!」

秀吉「解雇されたんじゃろ?そんあものええではにゃあか。その職場がお主に合わなかっただけで」

利家「まあ、それはあるかもしれん」

秀吉「だったら好きなことやったればええではにゃあか」

利家「好きなことが『公園で鳥を見ること』とは限らんけどな」

秀吉「ならば何をやる?お主に一言言ってやろう。“どんすとっぴんなう”だ!」

利家「それ、さっきのヤツじゃ!」

秀吉「解雇されたんだったら、お主がバンドなるものを立ち上げて、(ライブで)言ってやればええわ。
『解雇されたって、えーよ!』って言ったらみんなが『えーよ!』って言ってくれるで!」

最後は“ええほう向き”じゃなく、“えーよ向き”となったのでした。
(岡戸孝宏)
 
名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻
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2020年02月03日21時30分~抜粋

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