徳川家康が聞きに行き、前田利家が危機に行く?

名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
3月18日の"出陣"は、徳川家康、前田利家、陣笠隊の足軽・太助(たすけ)です。

今回は徳川家康による企画「イエス!家康、聞きに行く!」の模様をお届けします。
これは、天下泰平の世を築き、264年もの長きに渡って続いた江戸幕府を開いた家康が、現世の民の小さな悩みや争い事を直接聞いて解決するという、遠山の金さんもビックリの企画です。

庶民の悩みを見事に解決

この企画では、えまき~(戦国音絵巻リスナー)から相談の矢文(メール)を募集し、それを陣笠隊が読み上げていきます。

太助「それでは家康様。早速えまき~の相談に乗って頂きたいのですが、聞いて頂けますか?」

家康「YES!」
(いえやすぅ、ききにぃく♪)
※某美容外科・高○クリニックのCM風に録った声が流れる

哉太郎「ありがとうござりまする。では、読み上げて参りまする。こちら、A様からより。
『もうすぐお彼岸。お彼岸と言えば、ぼた餅ですが、きな粉とあんこ、どちらを先に食べたらよろしいですか?』
…家康様、こういった矢文が来ておりますが、いかがいたしましょう?」

家康「裁きを申し渡す!きな粉を先に食せ!」
(高○クリニックのCM曲が流れる)

哉太郎「これは一体どういうことでござりましょう?」

家康「きな粉は、粉末状になっており、(ぼた餅全体にまぶしてあるから)表面積が非常に多い。風味が失われやすいのじゃ。故にこちらを先に食すと良いぞ。これにて一件落着!」

そう、きな粉は香りが命の食材ですから、なるべく早く味わうべきですね。さすが天下の将軍、スッキリと解決しました。
 

イチローに相通ずるものが?

太助「ありがとうござりまする。それでは家康様。続いてのえまき~の相談に乗って頂きたいのですが、聞いて頂けますか?」

家康「YES!」
(いえやすぅ、ききにぃく♪)

太助「ありがとうござりまする。では、読み上げて参ります」

このコーナーでは、ある一定の型で進行していく“様式美”が存在します。言わばルーティーン・ワークのようなもの。先頃引退を発表したイチロー選手も、一定の動きの流れをきっちり決めて試合に臨んでいました。そうすると、良いパフォーマンスができるからです。
家康もこの様式美によって、良い解決法を導き出している・・・のかもしれません。

では、続けます。

Bさんの矢文
「仕事終わりに、『若いから疲れないでしょー?』って言われることがあります。いつまでも若者扱いしてもらうのは嬉しいけど、正直返答に困っています。ユーモアのある家康様のお知恵をお貸し下さい」

確かに、リアクションが難しいですね。「はい、全然平気です!」と言うと仕事を頑張ってない感じに取られそうだし、「いやいや、疲れますよ。そんなに若くもないし」と言うと、嫌味に聞こえそうです。
恐らくBさんは「あ、はあ…」ぐらいしか言えないのでしょう。
 

それはそうだけど

太助「家康様、こういった矢文が来ておりますが、いかがいたしましょう?」

家康「裁きを申し渡す!Bよ。主(ぬし)の、実年齢による!」
(高○クリニックのCM曲)

「まさに、真っ当な意見ではあるが(苦笑)」
このコーナーに初参加だった利家が、思わず声を上げました。

太助「これは、一体どういうことにござりましょう(笑)」

家康「言った通りじゃ!まずは、年齢を記してから、今一度送ってこい!これにて一件落着!」

まあ確かに、本当に若いのか、若そうに見えるのかで、対処も違ってきそうではありますが、身も蓋もないような…。

太助「ありがとうござりまする。それでは家康様、続いてのえまき~の相談に乗って頂きたいのですが、聞いて頂けますか?」

家康「YES!」
(いえやすぅ、ききにぃく♪)

太助「ありがとうござりまする。では、読み上げて参ります」
 

ご飯から天丼へ

Cさんの矢文
「私は、お米を炊くと1合は2食分なのですが、2合だと3食で食べてしまい、計算が合いません。どうしたら良いのでしょうか?」

米1合(約150g)を炊くと、約330gのご飯になります。これを2食に分けると、1食分のご飯は約165g。
米2合(約300g)を炊くと、約660gのご飯になります。これを3食に分けると、1食分のご飯は約220g。
後者の方が、多く食べてしまう訳ですね。

太助「家康様、こういった矢文が来ておりますが、いかがいたしましょう?」

家康「裁きを申し渡す!Cよ。主の、年齢による!」
(高○クリニックのCM曲)

利家「おおっ!?先程も同じようなことを聞いたような気がしまするが?」

同じことを繰り返す。お笑い用語で言うところの“天丼”です。

太助「これは、一体どういうことにござりましょうか?」

家康「若ければな、どんどんと食べるが良い。辻褄が合わん程な、どんどんと食べるが良い。さりながら、代謝が落ちた年齢であれば、2合炊いたならば1合と同じ分量に致せ」

カロリーを消化しやすい年齢なら多く食べても構わないし、そうでなければ、2合炊いたら4食分に分けろということです。まあ、そりゃそうです。

家康「故に、この問答も、年齢による!年齢を記してから、今一度送って参れ!これにて一件落着」
 

叔父・甥っ子揃ってムチャブリ

「そうなると皆年齢を記さねばならんくなってくるな」と戸惑う利家。しかしこの後、そんな利家をもっと戸惑わせる事態になっていくのでした。

Dさんの矢文
「4月から新入職員が来るので、仕事ののマニュアルをもう少し分かりやすく改訂したいのですが、なかなか進まず、このままでは間に合いません。どうしたらよろしいでしょうか?」

家康「Dよ、しかと聞け!今から利家殿が五・七・五で答える。利家殿による“ここで一句”!」

いきなりムチャブリをされてしまいました。
実はこの番組『戦国音絵巻』では、利家の甥っ子・前田慶次が出陣した時、軍師(ディレクター)が慶次に対して「アドリブで一句詠ませる」というムチャブリをよくかませるのです。
家康はそれを応用し、利家を巻き込んだのです。

さあ、ムチャブリに慣れていない利家、どう返す!?

利家「法改正 慌てず急がず しっかりと」

家康「これにて一件落着!」
(高○クリニックのCM曲)

利家「ちぃと待たれい!これでは徳川殿ではなく儂(わし)が解決したような形になり申す!」

それに、解決というより、標語みたいなものを言っただけのような…。
 

複合ムチャブリ

戸惑いながら抗議する利家をよそに、続いてEさんの矢文が紹介されます。

「お世話になった方が米国へ栄転するため、明日セレモニーがあります。感謝の気持ちを英語で伝えたいのですが、何か良い言葉はありませんか?
ちなみにその方は英語圏の男性で、普段は通訳を介してお話していました」

現世に蘇ってからの家康は、名古屋城を訪れた外国人観光客をおもてなしするため英語を学び、武将隊の中でも語学力は相当なものです。
これならちゃんと答えてくれるだろうと利家は安堵したことでしょう。

家康「裁きを申し渡す!引き続き利家殿が五・七・五で答える。しかも伴天連語(ばてれんご。西洋の言葉)で。ここで一句!」

難易度が上がりました。どうする利家!?

利家「センキュー ああ、センキュー おお、センキュー・・・」
(高○クリニックのCM曲)

利家「待たれいっ!ま・た・れ・いぃぃぃ!」
太助「こ、これは、一体どういうことにござりましょうか(笑)」
利家「おおうっ、儂が聞きたいわっ!これは一体どういうことじゃ徳川殿!なぜ儂が!?」
家康「これにて全件落着じゃ!皆の者、全て儂が答えてやる!」

利家には相当、“応えた”ようですね。
(岡戸孝宏)
 
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