「バブみ」って何?戦国武将が知ったかぶりで教えます

名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
2/18の"出陣"は、織田信長、徳川家康、足軽の陣笠隊・哉太郎(やたろう)です。

今回は、この番組の名物企画「武士語変換」から派生した特別企画、「しったか武士語変換」の模様をお届けします。

収録ならではの特別編

「武士語変換」は、現代人が使う言葉を出陣した3名がそれぞれ戦国時代っぽく言い換え、どれが一番“武士語”にふさわしいかを、えまき~(音絵巻リスナー)にネット投票してもらい、番組放送中に決めるというもの。生放送ならではの企画です。

ところがごくたまに、スケジュールの都合により収録放送の場合があり、この日がまさにそうなのでした。

そんな時に行われるのが「しったか武士語変換」。
これは、現代人でもあまり知らないようなマニアックな言葉を、武将隊の3名がそれぞれ“あたかも知っているかのような”素振りで、勝手に戦国時代っぽく言い換えます。
知ったかぶりで武士語変換」するのです。

さらに重要なのは、“誰が一番うまく知ったかぶりをしたか”で勝敗が決まる点。お題のマニアックな言葉の意味が本来と違っていても構いません。どれだけ説得力のある説明ができるかが勝負なのです。
そしてその判定は、ネット投票ができないため軍師(ディレクター)が行います。
 

あっ、そうそうアレ、アレ

では、お題となる言葉を発表しましょう。それは…

「バブみ」

この言葉、一部ではよく使われているものの、ご存知ない方も多いことでしょう。現代人に広く浸透していないのに、戦国武将が知っているはずもありません。
ですが、そこは弱味を見せてはいけません。

家康「何じゃ、その言葉!?」
哉太郎「拙者も分かりませぬ!」
信長「バブみ、知らんのか!?遅れとるのう、お前ら(笑)」

未知の言葉にうっかりたじろいだ2名をよそに、さすが信長、強気の態度です。

家康「あっ!アレでござるか!?」
信長「アレじゃ、アレじゃ。まあまあ、次郎三郎(家康)が思っておるソレとは、合っておるかはわからんけどなあ!」
家康「確かにそうですなあ」

家康も追随してきました。腹の探り合い、開始です。
 

いきなり場が荒れる

では、強気な信長から「バブみ」の説明と、武士語変換をしてもらいましょう。

「儂(わし)、織田信長が『バブみ』をしったか武士語変換すると!『お湯に入れるやつだろ?』」

思わず家康がツッコミます。「それは、バブみではなく、バブ…ですな」

「決まっておろう」信長は胸を張って答えます。
「やはり、身体の芯から温まることを言うんじゃ。アレを入れるとシュワーッと音が鳴って、湯の色が変わる訳だ。今日は何色にしようか?黄色のやつか。紫色のやつか」

バブ語りが止まりません。

「シュワーッとなった後に、カケラが浮いてくるんじゃな。たまに、中に穴が空いて輪っか型で浮いてきたり、小っちゃくなったのが溶け切らんくて、指で触ってパリンと割ってしまったりして。そんなことをバブみと言うんじゃ」

何だかよく分からない説明に、戸惑い呆れる家康と哉太郎。
信長いわく、早い話が「身体の芯から温まって楽しいことを、バブみと言う」のだそう。

ただ、軍師はごまかされません。これは入浴剤・バブの単なる説明です。武士語変換されていません。
それを指摘された信長、開き直ってとんでもないことを言い放ちました。
「何?武士語っぽくない?これは概念の話だ。何が武士語だ!何を言っておるんだ」
 

謎の会話

ここからしばらく、カオスな会話が続きます。

家康「企画を根本から覆すの、やめてくだされ」
信長「企画壊しの織田信長である」
家康「確かに、450年前は既成概念を壊しましたな」
信長「型にハマるのはバブの型だけでええわ。誰が四角じゃ!」

しーん。

信長「誰か、何か言え!独りにするな!」
家康「その“熱湯風呂”に浸かったら火傷しそうで」
信長「『絶対に押すなよ?』なんて言って」
家康「ダチョウ倶楽部殿たちが浸かるのも、バブ入りでござるか?」
信長「あれは“バブみ無し”じゃ。お湯が透明なやつ。じゃないと、湯の中で足がジタバタする様子がテレビに映らんからな…って、何の話だ!」

その場しのぎの会話だと思われます。

 

やっとまともになりました

いきなり企画が荒れてしまいましたので、ここで家康が原点に戻します。

「儂、徳川家康が『バブみ』をしったか武士語変換いたすと!『馬文(ばぶみ)』である」

家康が説明します。

「我らはメールなるものを“矢文”と申しておるじゃろ?(電子メールじゃなく)実際に物的なものは直接運んだ方が良かろう。しかも馬は人が運ぶより速い」

「さらにもうひとつ意味合いがある。かつて“バブル”というものがあった。経済的に泡のようにどんどんと膨れ上がった、1980年代後半から90年代の日の本。
ああいった時代の華々しさ含んでおる、という意味で『バブみ』でもある。故に、大量の物資を運んでくるような、豪勢な様子を『馬文』。どうじゃ!」

さすが家康、理路整然としています。しったか・武士・語変換大賞、略して“SBG大賞”の最有力候補です。
 

知ったかぶってください

最後の発表は哉太郎です。

「拙者、哉太郎が『バブみ』をしったか武士語変換すると!『赤子写し』にございまする」

それは一体どういう意味でしょうか?

「現世では、赤子が発する言葉は『バブー』と聞いたことがありまする。赤子がバブーと言っている様はとてもかわいい故、『バブみ』というのは赤子のようにかわいいことを指すのではないかなと…いや!指すことにございまする!間違いありませぬ!」

またもや、知ったかぶりの設定を忘れかけていた哉太郎です。

「おしゃれな物を見た若い者が『バブみじゃな』と言っておりまする」

ちょっと飛躍しましたが、赤ちゃんのようにかわいげのあるものに対して「バブみがある」と表現する、ということです。
最後の発表は哉太郎です。

「拙者、哉太郎が『バブみ』をしったか武士語変換すると!『赤子写し』にございまする」

それは一体どういう意味でしょうか?

「現世では、赤子が発する言葉は『バブー』と聞いたことがありまする。赤子がバブーと言っている様はとてもかわいい故、『バブみ』というのは赤子のようにかわいいことを指すのではないかなと…いや!指すことにございまする!間違いありませぬ!」

またもや、知ったかぶりの設定を忘れかけていた哉太郎です。

「おしゃれな物を見た若い者が『バブみじゃな』と言っておりまする」

ちょっと飛躍しましたが、赤ちゃんのようにかわいげのあるものに対して「バブみがある」と表現する、ということです。
 

そうだったのか!バブみ

しったか武士語変換が揃ったところで、本来の「バブみ」の正解を発表しましょう。

バブみとは…
年下の女性に対して母性を感じたり、甘えたいと思ったりする感情のこと。普通、母性は年上の女性に対して感じるものですが、こちらは“年下”というのがポイント。世話焼きだったり、包容力があったりする年下の女性はいますからね。
「バブー」という赤ちゃんの声に、「温かみ」などに見られる形容詞の接尾語「み」をくっつけたツイッター用語で、母性を感じる相手に対して「バブみがある」というように使います。

そこから派生して、年齢を問わず男性相手にも使ったり、アニメキャラや人間以外の動物など、とにかく母性を感じる相手に使うようになりました。
ただし、年上の女性に対しては普通の母性なので、使いません。
 

まさかの結果

一瞬、哉太郎の答えは正解じゃないかと思われがちですが、真逆です。相手をかわいがりたいのではなく、相手にかわいがってもらいたいのが、バブみです。

そして肝心なのは、本当の意味が分かったかどうかではなく、あくまで「知ったかぶりの強さ」。
そこから軍師が選んだ“SBG大賞”は、何と!まさかの信長でした。

選考理由は「自信だけは凄かった」。
企画の意図に沿ってなかろうが、ゴリゴリに押し通し、堂々と知ったかぶりした様が軍師を圧倒したのでしょう。
知ったかぶりというより、知りすぎてる感じでしたが。
(岡戸孝宏)
 
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2019年02月18日21時03分~抜粋

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