400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
8/6の出陣は、徳川家康、前田慶次、陣笠隊の足軽・なつです。
今回は「陣笠隊・なつの 幸せななつ星☆彡」の模様をお届けします。
旧暦の七夕は8月であることと(ちなみに今年は8/17)、一宮七夕まつり・安城七夕まつりなどの歴史ある七夕祭りが地元で開催されたばかりだということから、星つながりでこの企画が行われたのでした。
今年の旧暦七夕は、前田慶次の頭上に星が輝く!?
七つ揃わないとダメ
えまき~(音絵巻リスナー)から幸せな話を矢文(メール)で送ってもらい、それを家康・慶次・なつの3人がそれぞれ"ひとつ星・ふたつ星・みっつ星"で評価。その星の合計がちょうど"ななつ"になったら、とてつもない幸運が訪れる(ような気分になる)、七夕の時期にピッタリの幸せな企画です。
それでは、最初の幸せな話を紹介していきましょう。
Aさんからの矢文をなつが読み上げます。
「今日仕事で『残業があるから嫌だなあ』って思ってたんですけど、残業する場所にカッコいい上司がいて、その人が私のことを下の名前にちゃん付けして呼んできました!それだけで、疲れが吹っ飛ぶくらいの幸せが来ました。私って単純ですかね(笑)」
さて、このエピソードを3人はどう評価するのか。一斉に発表してもらいます。せーの!
家康「ふたつ星!」
慶次「ひとつ星」
なつ「ふたつ星!」
これは合わせて"いつつ星"。残念、星がふたつ足りませんでした。
ちなみに、ななつ星にならなかった時は、ムーディーな名曲『星に願いを』がBGMとして流れてきます。
それでは、最初の幸せな話を紹介していきましょう。
Aさんからの矢文をなつが読み上げます。
「今日仕事で『残業があるから嫌だなあ』って思ってたんですけど、残業する場所にカッコいい上司がいて、その人が私のことを下の名前にちゃん付けして呼んできました!それだけで、疲れが吹っ飛ぶくらいの幸せが来ました。私って単純ですかね(笑)」
さて、このエピソードを3人はどう評価するのか。一斉に発表してもらいます。せーの!
家康「ふたつ星!」
慶次「ひとつ星」
なつ「ふたつ星!」
これは合わせて"いつつ星"。残念、星がふたつ足りませんでした。
ちなみに、ななつ星にならなかった時は、ムーディーな名曲『星に願いを』がBGMとして流れてきます。
一歩間違えればセクハラ
では、なぜこの星の数にしたのか、理由を聞いていきましょう。
家康「やはり、かっこよろしい者から言われたら、さぞ嬉しいんじゃろうなあということでのう。他の者に言ったらどうか分からんが、その者にとっては特別なことなのではないか」
そう、これはAさんが上司に好意を持っていたから良かったものの、そうでなければ完全にセクハラですからね。その分マイナスひとつ星ということなのでしょう。
では、マイナスふたつ星の慶次はどんな理由で?
慶次「わしであれば、『ちゃん付け』ではないかなあと思うたんじゃな。わしなら呼び捨てとか、愛称で呼ぶ」
さすが傾奇者(かぶきもの)と言われるだけはあり、女性には馴れ馴れしく…いや、壁を作らずフランクに接する自由奔放な慶次らしいコメントです。
愛称と聞いてすかさず家康が応じます。
家康「うーむ。例えば『なつ』であったら『つーなー』とか」
なつ「ぎゃ、逆からでございますか!?」
慶次「で、家康殿じゃったら『家ちゃん』とか」
家康「“ちゃん”が付いておるではないか!」
さすが傾奇者です。
では、なつの理由は?
なつ「私は、今まさに、でございますけれども、"つーなー"とかちゃん付けのように呼ばれると、どうしたら良いか分からなくなってしまうという…」
足軽の立場からすると、武将にいつもと違う呼び方をされると戸惑って返事ができないということです。
家康「やはり、かっこよろしい者から言われたら、さぞ嬉しいんじゃろうなあということでのう。他の者に言ったらどうか分からんが、その者にとっては特別なことなのではないか」
そう、これはAさんが上司に好意を持っていたから良かったものの、そうでなければ完全にセクハラですからね。その分マイナスひとつ星ということなのでしょう。
では、マイナスふたつ星の慶次はどんな理由で?
慶次「わしであれば、『ちゃん付け』ではないかなあと思うたんじゃな。わしなら呼び捨てとか、愛称で呼ぶ」
さすが傾奇者(かぶきもの)と言われるだけはあり、女性には馴れ馴れしく…いや、壁を作らずフランクに接する自由奔放な慶次らしいコメントです。
愛称と聞いてすかさず家康が応じます。
家康「うーむ。例えば『なつ』であったら『つーなー』とか」
なつ「ぎゃ、逆からでございますか!?」
慶次「で、家康殿じゃったら『家ちゃん』とか」
家康「“ちゃん”が付いておるではないか!」
さすが傾奇者です。
では、なつの理由は?
なつ「私は、今まさに、でございますけれども、"つーなー"とかちゃん付けのように呼ばれると、どうしたら良いか分からなくなってしまうという…」
足軽の立場からすると、武将にいつもと違う呼び方をされると戸惑って返事ができないということです。
今年はチョコミントブーム
続いてBさんからの矢文です。
「私の幸せな話は、屋外で仕事があった日のことです。その日は気温40度を記録した猛暑日でした。溶けそうになりながら職場に戻ると先輩が、私の好きなチョコミントアイスを用意しておいてくれたのです。ひんやりしてすごく幸せでした!」
では、この評価をお願いします。せーの!
家康「みっつ星!!」
慶次「ひとつ星」
なつ「ひとつ星」
こちらもまたもや"いつつ星"。ただし家康は最高評価です。その理由は、チョコミントアイスに個人的な思い入れがあるからだと言います。
家康「これ、チョコミントなるものを『武士語変換』致してわしが1位を取ったのじゃ」
説明しましょう。この番組では『武士語変換』という名物企画があります。現代の言葉を戦国時代風に言い換えるというもので、出陣メンバーそれぞれ案を出し、毎回えまき~の投票によって1位が決まります。
以前、「チョコミント」というお題に対し家康が「民と猪口冷糖(たみとちょこれいとう)」という案を出し、見事1位に輝きました。
家康いわく、戦国時代に庶民が口にするもので最も甘かったのは、お猪口で飲むどぶろくのような酒。金平糖のような高価な菓子はとても手が出せません。それを「民と猪口」で表し、冷ややかな糖分を「冷糖」で表したのです。
さらに「民」を「みん」と読み替えると、"ミントチョコレート"という言葉遊びになるという、優れモノの作品なのでした。
家康が肩入れするのもうなずけます。
「私の幸せな話は、屋外で仕事があった日のことです。その日は気温40度を記録した猛暑日でした。溶けそうになりながら職場に戻ると先輩が、私の好きなチョコミントアイスを用意しておいてくれたのです。ひんやりしてすごく幸せでした!」
では、この評価をお願いします。せーの!
家康「みっつ星!!」
慶次「ひとつ星」
なつ「ひとつ星」
こちらもまたもや"いつつ星"。ただし家康は最高評価です。その理由は、チョコミントアイスに個人的な思い入れがあるからだと言います。
家康「これ、チョコミントなるものを『武士語変換』致してわしが1位を取ったのじゃ」
説明しましょう。この番組では『武士語変換』という名物企画があります。現代の言葉を戦国時代風に言い換えるというもので、出陣メンバーそれぞれ案を出し、毎回えまき~の投票によって1位が決まります。
以前、「チョコミント」というお題に対し家康が「民と猪口冷糖(たみとちょこれいとう)」という案を出し、見事1位に輝きました。
家康いわく、戦国時代に庶民が口にするもので最も甘かったのは、お猪口で飲むどぶろくのような酒。金平糖のような高価な菓子はとても手が出せません。それを「民と猪口」で表し、冷ややかな糖分を「冷糖」で表したのです。
さらに「民」を「みん」と読み替えると、"ミントチョコレート"という言葉遊びになるという、優れモノの作品なのでした。
家康が肩入れするのもうなずけます。
わしが今決めた!
最後はCさんの矢文です。
「たった今、探していたイヤホンがベッドの下から見つかりました!やったぁー!これで『音絵巻』が聴けます!」
これにたいする評価は、せーの!
家康「ひとつ星」
慶次「いつつ星!!!」
なつ「ふたつ星!」
おっと、今度はオーバーして“やっつ星”になってしまいました。
単純に星の数が多ければ良いってものではない所が、この企画のミソです。数がちょうど7になる偶然の一致こそ、幸運の証となるのです。
いやいや、そんなことよりも問題なのは規格外の星を放出した慶次です。
ツッコんでも「前田慶次は、いつつ星まで出すことができる!わしが今決めた!」の一点張り。さすが傾奇者です。
「たった今、
これにたいする評価は、せーの!
家康「ひとつ星」
慶次「いつつ星!!!」
なつ「ふたつ星!」
おっと、今度はオーバーして“やっつ星”になってしまいました。
単純に星の数が多ければ良いってものではない所が、
いやいや、
ツッコんでも「前田慶次は、いつつ星まで出すことができる!
頭上に輝くお星さま
「ここで一句!」
いきなり聞こえてきたのは、慶次が以前収録しておいた"天の声"。
かつて戦国時代の慶次は、詩歌に長けた文化人としても名を馳せていました。なので、いつでもどきでも俳句を詠めると豪語し、軍師(ディレクター)が好きな時に"天の声"を出せるようにしているのです。これが出ると慶次は即興で俳句を作らなければなりません。
つまり、「わしはムチャブリにもきっちり応えられる」という慶次の自信の表れなのです。
慶次「いーつーつーぼーし、わーしーだーけーのとつ、けん…」
家康「終わってまった」
慶次「いやぁーはっはっはっはぁー」(笑ってごまかす)
おそらく「いつつ星 わしだけの特権」まで思いついて、「特権」をムリヤリ引き離して五・七・五に収めようとしたが、後が続かなかったというところでしょうか。
実はこの日、番組序盤から「ここで一句」が何度も使われており、ことごとくスベっていた慶次。混乱のあまり、きっと頭の上を星がグルグル回っていたことでしょう。
(岡戸孝宏)
いきなり聞こえてきたのは、慶次が以前収録しておいた"天の声"。
かつて戦国時代の慶次は、詩歌に長けた文化人としても名を馳せていました。なので、いつでもどきでも俳句を詠めると豪語し、軍師(ディレクター)が好きな時に"天の声"を出せるようにしているのです。これが出ると慶次は即興で俳句を作らなければなりません。
つまり、「わしはムチャブリにもきっちり応えられる」という慶次の自信の表れなのです。
慶次「いーつーつーぼーし、わーしーだーけーのとつ、けん…」
家康「終わってまった」
慶次「いやぁーはっはっはっはぁー」(笑ってごまかす)
おそらく「いつつ星 わしだけの特権」まで思いついて、「特権」をムリヤリ引き離して五・七・五に収めようとしたが、後が続かなかったというところでしょうか。
実はこの日、番組序盤から「ここで一句」が何度も使われており、ことごとくスベっていた慶次。混乱のあまり、きっと頭の上を星がグルグル回っていたことでしょう。
(岡戸孝宏)
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