400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊®が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
3/12の”出陣”は、豊臣秀吉、前田利家、陣笠隊の足軽・踊舞(とうま)です。
今回は新企画「利家が聞く」の模様をお送りします。これは、加賀百万石の祖と言われ、贅沢を知り尽くした利家が、様々な音色や声を聞き分け、何の音かを当てていくというもの。
サルや恐竜の鳴き声も聴き分ける?前田利家の耳寄り企画登場!
記事では伝わりにくい企画
元々は、利家が自ら録音機器を持ち、深夜の神社やCBC局内の地下通路など、神秘的スポットを探索し実況する企画「利家が行く」というのがありまして。
そこから派生して、利き茶や利き水を行なう「利家が飲む」という企画が生まれ、更に今回は音当てクイズとなったのでした。
仕組みを説明しましょう。まず、お題を出します。その後、軍師(ディレクター)が用意した音源を2つ流すので、どちらがお題の音かを利家に当ててもらいます。
「わしは耳が良いんじゃ。現世の単位で言うと5,000m先の音も聞き分けられる。同時に10人以上の話も聞き分けられる。聖徳太子を凌駕した!」と豪語する利家。お手並み拝見といきましょう。
では、第1問。これから聞いてもらう音のうち、どちらが本物のクマの鳴き声でしょうか?
(実際は効果音集のCDから出題されますが、活字化する際は多少曖昧な表現になってしまうことをご了承ください)
1つめの音「グァーッグァーッ!グォーッグォーッ!グルルルル、グルルルル」
2つめの音「クゥーン、ワゥワゥッ!ワオォォォーン!」
自信ありげに利家が答えます。
「わかった!どちらも牙が生えた動物の鳴き声じゃ。わかったぞ。答えは1つめ!」
お見事、正解です。
「何じゃ何じゃ!簡単だな」と、拍子抜けする利家。
それもそのはず、実は2つめは軍師が出す音を間違えたのでした。これは誰が聞いても明らかにクマではありません。
では何の鳴き声か?ついでに利家が答えます。
「オオカミ」
正解!イヌかと思いきや、オオカミなんですね。これには秀吉も感心しきり。
そこから派生して、利き茶や利き水を行なう「利家が飲む」という企画が生まれ、更に今回は音当てクイズとなったのでした。
仕組みを説明しましょう。まず、お題を出します。その後、軍師(ディレクター)が用意した音源を2つ流すので、どちらがお題の音かを利家に当ててもらいます。
「わしは耳が良いんじゃ。現世の単位で言うと5,000m先の音も聞き分けられる。同時に10人以上の話も聞き分けられる。聖徳太子を凌駕した!」と豪語する利家。お手並み拝見といきましょう。
では、第1問。これから聞いてもらう音のうち、どちらが本物のクマの鳴き声でしょうか?
(実際は効果音集のCDから出題されますが、活字化する際は多少曖昧な表現になってしまうことをご了承ください)
1つめの音「グァーッグァーッ!グォーッグォーッ!グルルルル、グルルルル」
2つめの音「クゥーン、ワゥワゥッ!ワオォォォーン!」
自信ありげに利家が答えます。
「わかった!どちらも牙が生えた動物の鳴き声じゃ。わかったぞ。答えは1つめ!」
お見事、正解です。
「何じゃ何じゃ!簡単だな」と、拍子抜けする利家。
それもそのはず、実は2つめは軍師が出す音を間違えたのでした。これは誰が聞いても明らかにクマではありません。
では何の鳴き声か?ついでに利家が答えます。
「オオカミ」
正解!イヌかと思いきや、オオカミなんですね。これには秀吉も感心しきり。
マントヒヒは若気の至り
続いて第2問。マントヒヒの鳴き声を聞き当ててください。
1つめの音「ハゥッ!ハゥッ!ハゥッ!ハゥッハゥッハゥッ!」
2つめの音「キャーゥッウホッ!キャーゥッウホッウホッ!ヴァウッ!」
2つめの方がやや騒がしい感じです。
利家「わかった!ただ、やはりサル代表として、秀吉の声も聞きたい。秀吉、何か鳴き声をくれ」
何と、主君・織田信長から“サル”と呼ばれていた秀吉に、ムチャブリを仕掛けてきました。
3つめの音(秀吉)「ウキーッ!オウッオウッオウッ!トシイエッ!バーカバカバカ、トシイエッウキッ!」
利家「ワッハッハッハッハ!よーし、これで完璧にわかったぞ!秀吉、ありがとさんじゃ!」
いやいや、全く参考にならないと思うのですが…。親友だからって完全に遊んじゃってますね。
利家「よし、答えよう。1つめ!」
残念!間違いです。1つめはオランウータンでした。正解は2つめです。
改めてもう一度鳴き声を聞き比べてみると、1つめのオランウータンについては「ああ、なるほど。確かにな、体が大きな感じがするもんな」と利家。
2つめのマントヒヒについては、「ああ、マントヒヒの方が凶暴じゃったな」。
確かに、オランウータンは語源が“森の人”で比較的おとなしめ。マントヒヒは短気で気が荒いと言われています。利家、異国のサルに結構詳しいですね。
秀吉「ほう、そうなんじゃ。マントヒヒの方が凶暴なんじゃ」
利家「そうなんじゃ。ちぃとばかし、“若気の至り”みたいな感じの動物じゃからな」
秀吉「嘘つけ!何じゃ、若気の至りみたいな動物って」
踊舞「動物学的なものかと思ったら、年齢的なものが出て参りましたけれども」
利家「すまん、わし今、適当にしゃべった」
サルに詳しい、というのは取り消します。
1つめの音「ハゥッ!ハゥッ!ハゥッ!ハゥッハゥッハゥッ!」
2つめの音「キャーゥッウホッ!キャーゥッウホッウホッ!ヴァウッ!」
2つめの方がやや騒がしい感じです。
利家「わかった!ただ、やはりサル代表として、秀吉の声も聞きたい。秀吉、何か鳴き声をくれ」
何と、主君・織田信長から“サル”と呼ばれていた秀吉に、ムチャブリを仕掛けてきました。
3つめの音(秀吉)「ウキーッ!オウッオウッオウッ!トシイエッ!バーカバカバカ、トシイエッウキッ!」
利家「ワッハッハッハッハ!よーし、これで完璧にわかったぞ!秀吉、ありがとさんじゃ!」
いやいや、全く参考にならないと思うのですが…。親友だからって完全に遊んじゃってますね。
利家「よし、答えよう。1つめ!」
残念!間違いです。1つめはオランウータンでした。正解は2つめです。
改めてもう一度鳴き声を聞き比べてみると、1つめのオランウータンについては「ああ、なるほど。確かにな、体が大きな感じがするもんな」と利家。
2つめのマントヒヒについては、「ああ、マントヒヒの方が凶暴じゃったな」。
確かに、オランウータンは語源が“森の人”で比較的おとなしめ。マントヒヒは短気で気が荒いと言われています。利家、異国のサルに結構詳しいですね。
秀吉「ほう、そうなんじゃ。マントヒヒの方が凶暴なんじゃ」
利家「そうなんじゃ。ちぃとばかし、“若気の至り”みたいな感じの動物じゃからな」
秀吉「嘘つけ!何じゃ、若気の至りみたいな動物って」
踊舞「動物学的なものかと思ったら、年齢的なものが出て参りましたけれども」
利家「すまん、わし今、適当にしゃべった」
サルに詳しい、というのは取り消します。
耳の良さはあまり関係ない?
続いては、ティラノサウルスの鳴き声を当ててもらいましょう。
400年前の戦国時代どころか、6000万年以上前の白亜紀の恐竜の話です。もちろん、本物の声ではなく、骨格から想像して作られた鳴き声です。実際に鳴いていたかどうかすら不明ですが。
1つめの音「シャアーッ!ガルルルルル…グルルルルゥ」
2つめの音「グオォォォォォゥ…」
どうやら、現世に蘇ってきた利家はご飯を食べると、2つめの音のようなものを発するらしく、秀吉も利家自身も笑いが込み上げてくるのでした。どれだけ野性的で豪快な食事なんでしょう。
というわけでティラノサウルスは1つめの音と答えた利家ですが、残念!こちらは、1億5000万年前の恐竜・ブロントサウルスの鳴き声です。
そもそも利家の食事の音が、効果音集に収録されてるわけはないのでした。
この後は、「石川県・輪島の朝市の音」と「岐阜県・高山の朝市の音」を聞き分けるという、何ともシブい問題も登場。
結局、耳の良さよりも、想像力の豊かさを試す「利家が聞く」でありました。
(岡戸孝宏)
400年前の戦国時代どころか、6000万年以上前の白亜紀の恐竜の話です。もちろん、本物の声ではなく、骨格から想像して作られた鳴き声です。実際に鳴いていたかどうかすら不明ですが。
1つめの音「シャアーッ!ガルルルルル…グルルルルゥ」
2つめの音「グオォォォォォゥ…」
どうやら、現世に蘇ってきた利家はご飯を食べると、2つめの音のようなものを発するらしく、秀吉も利家自身も笑いが込み上げてくるのでした。どれだけ野性的で豪快な食事なんでしょう。
というわけでティラノサウルスは1つめの音と答えた利家ですが、残念!こちらは、1億5000万年前の恐竜・ブロントサウルスの鳴き声です。
そもそも利家の食事の音が、効果音集に収録されてるわけはないのでした。
この後は、「石川県・輪島の朝市の音」と「岐阜県・高山の朝市の音」を聞き分けるという、何ともシブい問題も登場。
結局、耳の良さよりも、想像力の豊かさを試す「利家が聞く」でありました。
(岡戸孝宏)
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