名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻

戦国一のシンガーソングライター 前田慶次爆誕!

400年前より現代に蘇りし戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
12/25の出陣"は、織田信長、前田慶次、足軽の陣笠隊・一之助(かずのすけ)です。

今回は"ナタラ日"特別企画「武士三太(もののふさんた)のわっしょい太鼓持ち電話」の模様をお届けします。

ナタラとはポルトガル語で、戦国時代では「クリスマス」をそう呼んでいました。
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ここぞとばかりに織田っち呼ばわり


この企画は、戦国の世を制した信長、"天下御免の傾奇者"と言われた慶次、戦国一の太鼓持ち足軽・一之助の三人が、音絵巻リスナーと電話をつなぎ、褒めて褒めて褒め称えるというもの。皆に幸せな気分になってほしいという、クリスマスならではの限定企画です。
ちなみに「三太」とは、「三人の太鼓持ち」を表しています。

では早速電話をつないでみましょう。
1人目は、「同じ苗字の信長様に褒めてほしい」というAさんです。ていうか、この時点で織田さんだと自らバラしてしまっているんですけれども。

それを聞いて慶次は「織田っち?織田っち!」と連呼。どさくさに紛れて信長を友だち呼ばわりしているかのようです。
人気マンガ『ワンピース』の作者・尾田栄一郎先生の愛称「尾田っち」じゃないんですから。

信長「織田と言うのか?さぞかし立派な女子(おなご)じゃろうな。聡明な女子に決まっておる」
Aさん「同じ名で、本当に申し訳ないと思うくらいです」
慶次「織田っち、いい声しておりますなあ!安らぐわ」

Aさんが褒めてもらいたい点はそれだけではありません。
「12/20が誕生日でした。自分でケーキを買って食べました」というのです。

信長「やるではないか!」
慶次「1人で食うのってなあ、結構なあ、心が強くないとできんぞこれは!」
一之助「わっしょいでございます」
信長「しかも、自分の銭で買って好きな物を食べるなんて、選ばれた者にしかできんからな」

もう何が何でも褒めまくりです。

慶次がシンガーソングライターに


更に信長が妙案を思いつきました。
「主(ぬし)が生誕日ということで、ここにおる前田慶次が、誕生日の歌を歌うで」

急に歌を振られた慶次は、焦りをごまかすような高笑い。何とか褒めまくりムードを消さないよう、テンションアゲアゲで応じます。「よーし、耳かっぽじって聞けお主!(笑)いくぞーっ!」

「♪しゅうちゃくしーごく せーたんびー(祝着至極 生誕日)
しゅうちゃくしーごく せーたんびー
しゅーちゃーく しーごーくー あーああー おだっちへー♪…どうじゃーっ!」

てっきり、アリものの誕生日ソング『ハッピーバースデートゥーユー』のメロディに乗せて歌うかと思いきや、なんと全くのオリジナル。超個性的なバースデーソングが、まさしく爆誕したのでした。

これには信長も「すごい!」とビックリ。「今、主のために新たな曲が生まれた瞬間じゃぞ!?」と、Aさんに興奮して訴えます。
Aさんも思わぬ新曲のプレゼントに満足そう。

珍妙なセッション


続いてはBさん。「大学の研究課題を頑張って書き上げたこと」を褒めてほしいとのこと。その内容は、明治時代の鹿鳴館に関する研究課題だそうです。

信長「素晴らしい!」
慶次「素晴らしい!」
一之助「わっしょい!」
信長「我らに対して遠慮せず、武家社会を終わらせた明治時代を研究したという点が素晴らしい」
一之助「わっしょいしょい」

信長も戦国の世を終わらせよう、変えようとして、人々から奇異の目で見られもしましたが、屈せず突き進みました。Bさんが明治時代を研究したのも、歴史を変える重みを知っているからこそだと、絶賛します。

慶次「これは、万国に通ずる博士になるやもしれませぬぞ!」
信長「もしくは政治家になれるかもしれんな」
慶次「地球全体を代表する頭(かしら)になれるかもしれん、お主は!」
信長「やったな!」
慶次「やったな!勝ったぞ!この戦!エイエイオー!」

そしてまたもや、慶次がオリジナルソングを贈る流れになるのでした。

慶次「♪パッパラパラパラ パッパラパラパラ
いよっ!あっ、いよっ!あー、いよっ!いよっ!いよっ!
めでたいー、めでたいー、なんてーめでたいんだー♪」

一之助「あーよいしょ!」

慶次「あしたから」
一之助「うおー!」
慶次「あしたから」
一之助「よいしょ!」
慶次「お主はぁ~(ドンドンドン!と机を叩く) 人生の師だぁ~♪」
一之助「わっしょい」
信長「前田屋!」

一之助の合いの手と、信長の歌舞伎風な屋号の掛け声も加わり、まことに珍妙なセッションとなりました。

サンタがカオスになってきた


これはどうやら、慶次が歌うという新たな企画が生まれつつあります。
戦国時代に歌人としても名を馳せた慶次は、番組内で“心の俳句”を急にムチャブリされることがあるのですが、その上位版とでも申しましょうか。

最後は「大掃除を途中まではやったこと」を褒めてほしいという、Cさん。
「玄関や水回りは終わったんです。でもまだ居間とクローゼットとベランダ周辺が終わってません。年を越えるまでにはやりますんで、とりあえずはここまでは頑張ったことを褒めてください(笑)」ということです。

なぜ途中でやめたのでしょう?
「朝から頑張ったんですけど、寒くなってきちゃったので、もう水を触るのはイヤだなあと思って」とCさん。

信長「素晴らしい!これは、水がイヤになるくらいやったということじゃろ?」
慶次「努力の証にございます!」
信長「寒くなるまで、己が命を危険にさらしてまで、掃除に励んだ!」
慶次「わしにはできませぬ!」

信長「さらに、続きを年内にやるのか!」
慶次「まだこれから雪も降りまする!もっと寒くなるのですぞ!」
信長「お主の命だけが心配じゃ。そんな命が健やかになるように願いを込めて、慶次が歌を歌うで聴いてちょーよ!」

では、前田慶次が歌います。曲名は『大掃除2017』。張り切ってどうぞー!

慶次「シャッシャッシャッシャッ、シャッシャッシャッシャッ!
おーい、掃除終わったんかーい!」
一之助「わっしょーい!」
慶次「おお、そうかー!じゃあ俺のこの歌、聴いてくれー!」
一之助「わっしょい!」

今度はセリフから入るパターンですね。

慶次「掃除、よっよっ、掃除、よっよっ!
畳、ショッポッポッポッポッ!
うおっ!ゴ、ゴ、ゴブさんがいた!ゴキブリのこと!ホウキでパッパッパッパ!
シューッガウワガウワガウワガウワ!プルルルルル!ピスー!パァーパパパパーッ!ドォー!
おしまいじゃ!」

信長「前田屋!」
一之助「わっしょい!」

そしてCさんに語りかける信長。「どうじゃ、もう掃除する勇気が出たじゃろ?」

「はい、…頑張ります(苦笑)」Cさん、面食らってますけど。

とにもかくにも、えまき~に様々なプレゼントと爪痕を残してくれた放送となりました。
(岡戸孝宏)

名古屋おもてなし武将隊® 戦国音絵巻
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2017年12月25日21時27分~抜粋

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