丹野みどりのよりどりっ!

パリッとスッキリ「春菊の和風サラダ」

木曜日の「オトナのいろどりっ!」は、関富子先生のお料理レシピ。
毎月のテーマに沿ったレシピを1品ずつご紹介いたします。

1月のテーマは「冬のほっこり幸せレシピ」。
今回は「春菊の和風サラダ」です。

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生で食べる

「春菊を生でみなさんに食べていただこうと思うんですよ」

鍋にしたり、お浸しにしたり、茹でて食べることが多い春菊。

「どうですかね、食べることあります?」
「実はサラダで食べることはありまして」

さすが食通・丹野みどり。
春菊がサラダに合うことは折り紙つきです。

“サラダ春菊”というものも売られてはいますが、今回は普通の春菊でOK。
十分柔らかくておいしいです。

「サラダというとマンネリ化しがちで」
「あー。いいこと言ってくださった」

サラダを作ろう、と思ったら、レタスとか、最近ならベビーリーフとか。
それでも、食材がなんとなく限られてしまう。
そんなときこそ、春菊。
とくに和風の献立に合うサラダには、ピカイチの食材です。

春菊一把は、買ってきたら葉っぱの若い部分だけ摘み取りましょう。
外回りは成長しすぎた感じで、おいしくないので、中ほどだけを使います。
量としては50gあれば十分です。
一把から選び取ったら、すぐに50gほどになってしまうでしょう。

さて、残った葉抜けの春菊。
そのまま捨ててしまってはもったいないです。
硬い部分や茎でも、鍋やお浸しには、十分使えますので、そちらで活用いたしましょう。
 

パリッとさせる

柔らかくておいしそうな春菊の葉50gは、冷たい水、もしくは、水に浸けて冷蔵庫にいれましょう。

「パリッとしてくるんですよ」

そこで水気をしっかり拭き取ったら、春菊の準備は完了です。

さて、春菊だけではサラダとして寂しいので、今日はちりめんじゃこと一緒に和えましょう。

「間違いないです!先生!」

それをさらに“間違いない”ものにするためのワンアイデア。
じゃこを空炒りしましょう。

「少しパリパリッとしてきましたよ、という感じですね」

あと作るのは、和え衣。
耳慣れない言い方かもしれませんが、和風ドレッシングと思っていただければ大丈夫。

お酢大さじ1杯、うすくち醤油大さじ1杯、ごま油大さじ半分

「でね、ニンニクのみじん切りをちょっと入れるんですよ。これ、嫌味なく良い味になるのね」

細かーく細かーく切ったニンニクのみじん切りを小さじ半分から1杯。

「私ニンニク大好きだから、1入れます」

関先生おススメの量にするかどうかは、みなさんのお好みで決めてください。
 

和える

食卓をぐるっと見回して、ごはんができた、おかずができた、あとは最後にサラダだけ。
この状態になってから、サラダの仕上げに取り掛かります。

「食べる直前に和えるのがポイントね」

しっかり水気を取ってパリッとしている春菊。
パリパリに炒ったちりめんじゃこ。
シャカシャカ混ぜた和え衣。
この3つをサックリ和えて、上から煎りゴマをパラパラパラッとかけたら、はいできあがり。

「先生、目の前にありますけれども、これは素晴らしい一品になっています」

下からぐるっと混ぜて、いただきます。

「ん、ん、ん。おいしいわけ」

ちりめんじゃこが炒ってあるので、歯触り、歯応えがふにゅふにゅしておらず、キュッキュッとしています。

「あと、今回、甘みがないです」

それは和え衣に砂糖を使っていないから。
味としてはさっぱり辛口。
というのも、食卓を見回したときに、煮物などの砂糖やみりんを使った甘いお料理があれば、サラダを辛口にすることで、食卓のバランスを取ることができるからです。

「だから、いつも甘くてもいけないし、いつも今回みたいな感じもいけないし。知恵を絞ってプラスマイナスする」

応用が効くのも、このサラダの良いところ。
和え衣は一週間くらい日持ちがするので、たくさん作って、お豆腐の上にかけても良いし、ピータンを添えてもおいしい。
サラダにはサクラエビを使うのもおいしいでしょう。値段と相談です。
春菊は普通のサラダの上に乗せても、アクセントになります。

「ぜひ冬しかおいしいのがないので、絶対に春菊を使ってサラダを食べてほしい」

旬のうちにお試しあれ。
 

材料とレシピ

【材料】
・春菊 1袋
・ちりめんじゃこ 40g
・練り胡麻 大さじ1

和え衣(和風ドレッシング)
・酢 大さじ1
・淡口醤油 大さじ1
・ごま油 大さじ1/2
・ニンニク(みじん切り)小さじ1/2~1

【作り方】
①春菊一把は、葉の中ほど(できるだけ若い葉)だけを50gほど摘み取る。冷たい水に浸けるか、水に浸けて冷蔵庫に入れる。葉がパリッとしたら、水気を切りペーパーで拭き取る。
②熱したフライパンにちりめんじゃこを入れ、空炒りする。水分を飛ばしカリッとさせる。
③和え衣、すなわち和風ドレッシングを作る。お酢大さじ1杯、淡口醤油大さじ1杯、ごま油大さじ半分、ニンニクのみじん切りを小さじ半分~1杯入れてよく混ぜる。
④食べる直前に、春菊とちりめんじゃこをさっくり和え、炒りゴマを振りかけて出来上がり。
(榊原)
 
丹野みどりのよりどりっ!
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2019年01月17日16時36分~抜粋

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