2019年日本の外交・政治予測「夏の参院選は与党に不利?」

丹野みどりのよりどりっ! / ニュース

1月4日放送『丹野みどりのよりどりっ!』は年明け1回目ということで、CBC論説室のメンバーが2019年世相の予測を伝えました。

2018年は特に外交問題が多かった上に、2019年は改元や選挙など国内情勢も動く年と見られていますが、横地昭仁解説委員が「政治はこう動く」というテーマで、政治や外交について解説しました。

外交イベントが目白押し

2019年日本にとって大きなできごとと言えば、やはり5月1日から新元号に変わることですが、政治日程や外交日程も大きく変わります。

他の祝日とも絡めて、今年はゴールデンウィークが10連休となる上に、天皇が即位されるということを内外に知らせる即位礼正殿の儀が10月22日に執り行われますが、この日は祝日となります。

この時、各国の元首クラスの方々が来日しているため、さらに翌日は首相夫妻が晩餐会を主催します。

その他、5月の譲位後にトランプ米大統領を呼ぶことが検討されていたり、6月28日には日本で初めてG20サミットが大阪で開催され、11月22日にG20外相会合が名古屋で開催されることも決まっており、5月から秋にかけて外交に関する重要なイベントが続きそうです。
 

G20が大阪・名古屋で開催

ここで、横地委員は「今年のG20はいつもより重要かな、世界中で注目される」と見ています。

その理由として、いつもはG20よりも先にG7(先進国のみ出席)が先に開催されるのですが、今回フランスで開催されるG7は日程が8月後半で調整中であり、G20の方が先に開催されます。

そこでG20では、米中の貿易摩擦や世界中の経済問題・安全保障問題など、世界中で注目される問題が多く取り上げられるため、取り仕切る日本は存在感を示すことができるのか、その評価が夏の参院選にも影響を与えるのではないかということです。

また、1月早々に日露首脳会談の開催が模索されており、領土交渉が進むかどうかが注目されていますが、進展がない、あるいは会議自体が行われないとなると、政権にダメージを与えることになるため、こちらも注目とのことです。
 

夏に衆参ダブル選挙はあるのか?

一方、国内の政治に目を向けると、統一地方選に参院選で春・夏と大きな選挙が続きます。

東海地区では2月に愛知県知事選があり、4月には三重県知事選や県議選、名古屋市議選などが予定されていますが、横地委員は「各政党にとっては、地域地域の重要な地方議員が要になるので、ここで与野党の勢力がどうなるかというのが、夏の参院選に直結する」と解説しました。

ただ、夏の参院選は衆院選とのダブル選挙になるのではないかという話もありますが……。

横地委員は「究極、総理が決めることなのでわからないですが」と前置きしつつ、「ダブル選挙を否定することはできない」と語りました。

去年の沖縄県知事選挙を挙げ、与党の候補が野党の統一候補に敗れるということもありましたが、参議院では1人区が32ありますが、仮に全部負けてしまうと与党は大敗することになります。

16年間CBCで出口調査を行ってきた中で、参議院選挙は直接選挙の意味合いは薄いためか、「与党にお灸をすえよう」という効果が強いと分析されていて、自民党支持層が野党に投票する割合が高まるそうです。

10月に予定されている消費税率アップのことを考えると、さらに与党に不利となる可能性が高いわけです。

それがダブル選挙だと政権選択選挙となるため、自民党支持層は野党にあまり流れないだろうという観測や、衆議院選挙では野党は結束しづらいため、野党が統一する力が分断されるのではないかという見方もあるようです。
 

歴史に名を残す総理となるか

ここで横地委員は、ダブル選挙に踏み切るかどうかのポイントとして、意外な日付を挙げました。

横地委員「憲法改正すれば歴史に名を残しますよね。でも、11月20日になると総理大臣の最長記録を抜いて、歴史に名を残すんですよ。

もし、参議院が危ないかもしれないという状況になった場合、究極の選択として、憲法改正、いや日本で一番在任期間が長い総理ってなった時にどうなるか。
それで求心力を維持すれば、次のオリンピックに行けるかもしれないという中で、参議院やダブルがどうなるか。
つまりG20外相会合が名古屋で開かれている時に、安倍さんでいるかどうかということにもつながってくると思うんですけど」

丹野は最後に「安倍さんにとって、優先順位がどれになるかということですね」とまとめました。
(岡本)
 
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2019年01月04日07時39分~抜粋

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