新装オープンした近所の焼肉店に足を運んだAさん。
入り口に飾ってあった胡蝶蘭がとても綺麗で見とれてしまったのですが、Aさんはその時、新装オープンのお店にどうして胡蝶蘭を贈るのか気になったそうです。
ということで12月18日放送の『丹野みどりのよりどりっ!』では、「胡蝶蘭」についてのキニナルを調査しました。
新店がオープンする時に胡蝶蘭を贈る理由
今回の回答者
「新店にどうして胡蝶蘭を贈るの?」というキニナルについて、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会の名誉本部講師で、フラワーデザイナーの福尾智美さんが回答します。
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会は、フラワーデザイナー組織として、唯一、内閣府から公益認定を受けた協会で、資格検定試験や講習会などを全国で開催しており、50年以上にわたりフラワーデザインの普及活動をしています。
2月には京都で日本一を決定するコンテスト、日本フラワーデザイン大賞を開催される予定です。
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会は、フラワーデザイナー組織として、唯一、内閣府から公益認定を受けた協会で、資格検定試験や講習会などを全国で開催しており、50年以上にわたりフラワーデザインの普及活動をしています。
2月には京都で日本一を決定するコンテスト、日本フラワーデザイン大賞を開催される予定です。
白色以外の胡蝶蘭
まず胡蝶蘭と言えば、白い花のイメージがありますが、他の色もあるのか伺ってみました。
福尾さん「白はどんな場所にも馴染む色なので、定番の人気色ですが、大輪ではピンクの濃いもの、淡いもの、黄色などもあります。
また近年はエレガンスシリーズという特殊な技術で染め上げている、パープルやブルーの胡蝶蘭もあり、人と違った色を贈りたいという時に人気です。また、ミニ胡蝶蘭はエンジ色やベージュ、模様の入ったものなどとても多くの種類があり可愛いです」
サイズも色も様々な種類があったんですね。
シチュエーションによって使い分けをすると、より喜んでもらえるかもしれません。
福尾さん「白はどんな場所にも馴染む色なので、定番の人気色ですが、大輪ではピンクの濃いもの、淡いもの、黄色などもあります。
また近年はエレガンスシリーズという特殊な技術で染め上げている、パープルやブルーの胡蝶蘭もあり、人と違った色を贈りたいという時に人気です。また、ミニ胡蝶蘭はエンジ色やベージュ、模様の入ったものなどとても多くの種類があり可愛いです」
サイズも色も様々な種類があったんですね。
シチュエーションによって使い分けをすると、より喜んでもらえるかもしれません。
新店がオープンする時に胡蝶蘭を贈る理由
サイズや色にバリエーションのある胡蝶蘭ですが、そもそも胡蝶蘭をどうして新店に贈るのでしょうか?
福尾さん「いくつか理由があると思いますが、日本では特別な高級感と気品のある花として認識されていて、店内も華やかにしてくれる存在です。
胡蝶蘭の花弁の形が蝶々に似ていることから『幸せが飛んでくる』という花言葉があり、贈り物としてとても縁起がよいと言われています。
また、香りや花粉がほとんどないため、飲食店にも最適です。さらに花もちが1か月~3か月と長く美しさをキープしてくれるのも特徴です。1年中生産されているため、いつでも贈ることができる定番の花として人気を誇っています」
お店のオープンを祝うにはぴったりのお花だったわけですね。もらった側の負担が少ないのもポイントです。
福尾さん「いくつか理由があると思いますが、日本では特別な高級感と気品のある花として認識されていて、店内も華やかにしてくれる存在です。
胡蝶蘭の花弁の形が蝶々に似ていることから『幸せが飛んでくる』という花言葉があり、贈り物としてとても縁起がよいと言われています。
また、香りや花粉がほとんどないため、飲食店にも最適です。さらに花もちが1か月~3か月と長く美しさをキープしてくれるのも特徴です。1年中生産されているため、いつでも贈ることができる定番の花として人気を誇っています」
お店のオープンを祝うにはぴったりのお花だったわけですね。もらった側の負担が少ないのもポイントです。
この習慣がはじまったのはいつ?
では、この習慣はいつ頃から始まったものなのでしょうか?
福尾さん「胡蝶蘭は熱帯が原産で、日本に初めて輸入されたのは明治時代になります。本来は熱帯の植物ですので、日本では栽培は難しく当時は上流階級の人々が楽しむ高級品でした。
徐々に日本での温度管理等の設備や栽培技術が発展し、明治末期には品種も増え、市場に出回り、贈答用の花として一般のみなさんにも喜ばれるようになったとされています。歴史としては、100年以上になります。」
この文化は日本だけのものなのでしょうか?
福尾さん「世界でも胡蝶蘭を贈答用として利用していますが、日本のように高級な存在ではなく比較的低価格でカジュアル、色が華やかなものが定番のようですね」
技術の進歩によって、安定して胡蝶蘭を栽培できるようになったことで、胡蝶蘭を店先で見られるようになったわけですね。
福尾さん「胡蝶蘭は熱帯が原産で、日本に初めて輸入されたのは明治時代になります。本来は熱帯の植物ですので、日本では栽培は難しく当時は上流階級の人々が楽しむ高級品でした。
徐々に日本での温度管理等の設備や栽培技術が発展し、明治末期には品種も増え、市場に出回り、贈答用の花として一般のみなさんにも喜ばれるようになったとされています。歴史としては、100年以上になります。」
この文化は日本だけのものなのでしょうか?
福尾さん「世界でも胡蝶蘭を贈答用として利用していますが、日本のように高級な存在ではなく比較的低価格でカジュアル、色が華やかなものが定番のようですね」
技術の進歩によって、安定して胡蝶蘭を栽培できるようになったことで、胡蝶蘭を店先で見られるようになったわけですね。
かなり昔から花を贈る文化はあった!?
いつ頃から花を贈るという行為が広まったのでしょうか。
福尾さん「ヨーロッパでは、古代エジプト時代からすでに家族や友人に花を贈っていました。その後も男性から女性にプロポーズの際に花を摘んで贈るということが行われていました。
日本では源氏物語によると、男女が愛の告白をする際に、ナデシコ、白菊、藤の花などを贈ったという記述がありますので、平安時代には花を贈りあったのではないかと言われていますが、日本では生け花の文化があり、どちらかと言うと、花は贈るものではなく来客をもてなすために飾るものでしたので、花を贈る文化はなかなか根付くのに時間がかかったようです。
2月のバレンタインには、ぜひお花を贈りあってほしいです」
これからクリスマスやバレンタインなど花を贈る機会が増えていきます。思いを花に込めて、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか?
(おきな)
福尾さん「ヨーロッパでは、古代エジプト時代からすでに家族や友人に花を贈っていました。その後も男性から女性にプロポーズの際に花を摘んで贈るということが行われていました。
日本では源氏物語によると、男女が愛の告白をする際に、ナデシコ、白菊、藤の花などを贈ったという記述がありますので、平安時代には花を贈りあったのではないかと言われていますが、日本では生け花の文化があり、どちらかと言うと、花は贈るものではなく来客をもてなすために飾るものでしたので、花を贈る文化はなかなか根付くのに時間がかかったようです。
2月のバレンタインには、ぜひお花を贈りあってほしいです」
これからクリスマスやバレンタインなど花を贈る機会が増えていきます。思いを花に込めて、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか?
(おきな)
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