ドラッグストア・薬局・薬店の違い

丹野みどりのよりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

薬を売っている場所というと「ドラッグストア」や「薬局」「薬店」などの名前があります。
それぞれどう違っているのか気になったというAさんから、今回おたよりが寄せられました。

ということで10/16の『丹野みどりの よりどりっ!』では、「ドラッグストア・薬局・薬店」についてのキニナルを調査しました。

今回の回答者

「ドラッグストア、薬局、薬店はどう違うの?」というキニナルについて、日本チェーンドラッグストア協会事務総長の今西信幸さんにお答えいただきました。

日本チェーンドラッグストア協会は、ドラッグストアが健康産業として日本社会に定着するよう、様々な活動を行なっている協会で、来年の6月で設立20周年を迎えられます。

ドラッグストア・薬局・薬店の違い

早速本題の「ドラッグストア、薬局、薬店はどう違うの?」について聞いてみました。
厳密な定義はあるのでしょうか?

今西さん「まず『ドラッグストア』ですが、先進国のアメリカでは調剤も条件になりますが、日本のドラッグストアは現在、必ずしも調剤は必須事項に入っていません。『医薬品と化粧品、日用雑貨を扱う小売業』というのが、われわれの定義です。将来的には、調剤を含めて、予防、治療、介護をカバーする業態を目指しています」

丹野「現状、日本のドラッグストアでは調剤ができても、できなくてもいいということですね」

今西さん「はい、そうです。次に『薬局』の定義ですが、あらゆる医薬品の取扱いのできる場所で治療、つまり調剤が中心となっています。『薬店』は医療用医薬品を除いた一般用医薬品、いわゆる市販されている医薬品を取扱う店舗で、予防中心といえます」

丹野「お医者さんからの処方箋がなくても買えるような市販薬を、『薬店』では買えるわけですね。」
                                         
取り扱う医薬品によって、薬屋さんの名前が異なっていたわけですね。

「薬局」「ドラッグストア」と名乗ることに許可が必要?

それぞれの定義はわかりました。
では、屋号として「薬局」や「ドラッグストア」といったように名乗ることには、許可が必要なのでしょうか?
 
今西さん「ドラッグストアと名乗ることに許可は要りませんが、薬局を名乗るには、都道府県知事等の認可が必要です。
薬局は薬剤師が管理者であることや調剤行為つまり医療用医薬品を取扱いできる設備を店内に設けるなどの必要条件があります。
また、薬店は一般用医薬品を取扱う店舗販売業の許可が必要です。ドラッグストアでは近年、調剤を行う薬局としての機能も併設した店舗が増えています。

つまり、薬局や薬店は都道府県知事等による許可申請関係の用語ですし、ドラッグストアはマーケティング用語と思っていただいたらいいのではないでしょうか」

丹野「『ドラッグストア』と言う方が、今どきなじみが深いような気がします」

「薬局」や「薬店」を名乗るのには許可が必要だったわけです。
「薬局」と聞くと、薬剤師さんが調剤をしてくれるお店が浮かび、「ドラッグストア」と言われると、薬や日用品を売っているお店が真っ先に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

ドラッグストアが日本に入ってきたのはいつ?

今ではドラッグストアはどこの街でも見かけるほど普及しています。
いつ頃日本に入ってきたのか聞いてみました。

今西さん「先進国はアメリカです。いまから約40年前、1970年代に若き薬局経営者が米国に赴き、横浜市磯子区杉田に第1号店を出したのが始まりと言われています。
1980年代後半には、医薬品の他に美容や健康関連商品等を取り揃えた品数豊富な店舗ができ、テレビコマーシャルなどから日本全国に店舗が急増して、ドラッグストアブームが起きました。

店内が明るく、清潔感をもった店舗、そして、ヘルスアンドビューティケアのほか、普段の生活用品が安価に変える店として生活者に受け入れられ、普及してきました。 

現在もまたドラッグストアが脚光を浴びています。業界全体として伸びており、その要因としては、先ほど申し上げた薬局業務の拡大、インバウンド需要、そして食品の充実が上げられます」

最近のドラッグストアでは、様々な商品を取り扱っていて非常に便利ですよね。今後どのような進化を遂げていくのでしょうか。
(おきな)
 
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2018年10月16日16時39分~抜粋

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