丹野みどりのよりどりっ!

これもメタボリック症候群!脂質異常症とは?

2018年09月21日(金)

ライフ・ヘルスケア

9月19日放送の『丹野みどりのよりどりっ!』、「オトナのクリニック」では脂質異常症を取り上げました。

脂質異常症とは、血液中の脂肪分が多すぎたり、少なすぎたりする状態をいいます。メタボリック症候群のひとつです。

脂質異常症だとどんなリスクがあるのか、どうすれば治すことができるのかなど、みわホームクリニック院長の神野美和先生に伺いました。

メタボリック症候群のひとつ

丹野「脂質異常症って、あまり聞き慣れないですね」

神野先生「なじみがない言葉ですね。高血圧とか糖尿病と比べると、認知度が低いですが、脂質異常症はいわゆるメタボリック症候群のひとつですし、これを放っておくといちばんいけないのは動脈硬化が進むことです。

昔は高コレステロール血症とか高脂血症というのが広く世の中に知れ渡っていました。最近はHDL(いわゆる善玉コレステロール)が低いこともリスクが大きいことがわかっています。トータルで脂質異常症という名称に変わりました」

ちょっとちょっと悪いが怖い

丹野「メタボにいろいろな要因が組み合わさると怖いと聞きますが」

神野先生「元に内臓脂肪肥満があって、そこにちょっと血圧が高い、ちょっと血糖が高い、ちょっと脂質が異常であるという組み合わせによって、血管がゆがんでくるという話です。

"ちょっと"が組み合わせることで血管の痛みが互いに相乗効果を起こします。1つが飛びぬけて悪いことよりも、ちょっとちょっと悪い方が怖いです」

男性85センチ以上、女性90センチ以上

丹野「人間ドックを受けたり、採血をしたりしないと、わからないのでしょうか」

神野先生「メタボ検診ではまず腹囲を測ります。ちょうどおへその高さです。
男性が85センチ以上、女性が90センチ以上が、メタボの第一の基準になります。腹内脂肪を面積に広げたときにちょうど100平方センチメートルになります」

丹野は「お腹が出ることはかわいかったり、つい笑いのネタにしたりしますが、実は非常に怖いですね」と得心します。

生活習慣を見直す

丹野「出始めたお腹の脂肪をどうやって取っていけばいいでしょうか」

神野先生「結局メタボは生活習慣病なので、自分の今の生活習慣を見直すことがまず一番大事です。
一気には取れないので、継続して、自分の食事とか生活の活動量を見直すという地道な作業しかないです」

丹野「例えば運動。これはいいに決まっている。激しい運動しなくていいんでしょう、歩けばいいんでしょう、ながら運動でいいんでしょう。わかっているんですけどこれができないです」

神野先生「人間、継続が一番難しいです。よく雑誌とかテレビとかでも、よくこの運動が効きます、一日一分。やりますよね。でもそれすら続かないですよね」

丹野は「中にやろうとか、立って歯磨きしようとか思うんですね。1回やっただけで三日坊主にすらならないことを何度となく経験してます」と、しみじみ同意。

継続が大事!

神野先生「生活にいかに組み入れるかですよね。階段を上らないと家に帰れない。駐車場をちょっと遠くに止めて、歩かないと仕事場にいけない。自分で動くところを作るしかない。

みんな忙しいし、わざわざ余分に運動なんかできないのはわかっています。でも、運動強度は運動という概念でなくて、本当に背筋を伸ばすとか、座りながらでも足を上げるとか、今までゴロゴロ寝ていた運動をちょっと座ってやる、座っていた運動を立ってやる。ちょっとした意識で活動量はちょっと増えますよね」

丹野「動作をちょっと変えるだけでもいいのですね」

神野先生「そうやってちょっと変えていくしかないですが、あと続けることです。これが一番難しいことです。それが結局自分の身体を作ることになるので、そこをがんばっていくしかないです」

「継続は力!」、受験勉強の時より、メタボ対策の時に大事かもしれません。日頃の怠惰さを指摘されたようで心に刺さりました。
(みず)
丹野みどりのよりどりっ!
この記事をで聴く
2018年09月19日16時34分~抜粋
関連記事
帽子の裏のメッシュ、あの名前は何? 想像を超えたシャキシャキ食感「フキの白和え」 鳥居が赤い理由 かき揚げの常識を覆す!目から鱗のテクニック炸裂「春のかき揚げ」 学ランの「ラン」って何?

番組最新情報