台風21号の脅威と異常気象との関連

丹野みどりのよりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

9月4日放送の『丹野みどりのよりどりっ!』の「ニュースよりどりっ!」は、甚大な被害をもたらした「台風21号について」。

この夏の暑さや西日本豪雨などとあわせて、異常気象との関係も考えていきます。
CBC論説室の横地昭仁解説委員に伺いました。
なお放送は、この夏最大の台風21号が東海地方に最も近づいている最中でした。

台風21号はまずは風

丹野「今回の台風で東海地方で特に警戒する点はどんなところでしょうか」

横地委員「まず暴風です。今、東海地方に最も近づいている状況(4日16時時点)で、三県に暴風警報が出ています。
予想される最大風速が25mという予報がありましたが、これは立って歩けない状況です。しかも最大風速は10分間の平均です。つまり10分間、そういう風が吹き続けるということです。
瞬間最大風速は、さらにその1.5倍くらいの風が一時的に吹くということです。

もちろん外へ出るのは極めて危険です。窓ガラスが飛んできたもので割れたりしますので、雨戸が無理ならカーテンを閉めるだけでも違います。窓からなるべく離れて身の安全を図ることも必要かもしれません」

次に、高潮と雨

横地委員「今回は特に大阪湾がそうですが、高潮の警戒をしなければいけません。
この台風は気圧が低いので、海水が持ち上げられて、しかもこんなに風が強いから吹き寄せる効果もあります。特に愛知県の西部を中心に高潮に対する警戒がしばらくは必要です」

この日、関西国際空港が滑走路やターミナル棟の一部が浸水しており、さらに風に流されたタンカーが連絡橋に衝突し、回復がいつになるのか注目されています。
今回の台風を象徴する大きな被害となっています。

横地委員「これからも警戒しないといけないのは雨です。台風は日本海に抜けつつありますが、台風が過ぎ去った後も湿った空気がどんどん入ってきます。明日の昼にかけて24時間の降水量が多いところで500ミリに達するかもしれません。
よって土砂災害の警戒は台風が過ぎ去った後も必要です。テレビやラジオで情報を伝えますので注意してください。

『避難してください』という情報が自治体から出ても、危ない時は家の中の安全なところで身を守ることも必要かもしれないです」

"非常に強い台風"とは?

丹野「今回"非常に強い台風"が25年ぶりに上陸と言われていますが」

横地委員「台風の強さは風力で区分けします。『非常に強い台風』とは、風速44m以上54m未満です。これは93年の13号台風以来です。この時は日本中で33人の方が亡くなっています。

平成に入ってからこれまででまだ3つ目です。最初は91年の19号台風で、東北のリンゴ農家に大きな被害を及ぼしました。これからの進路はそれとよく似ています。だから西日本、東海地方も厳戒態勢だけど、日本中が警戒しないといけない台風です」

異常気象は続く?

丹野「7月には西日本の豪雨被害があったばかりですし、異常気象を疑ってしまいますが」

横地委員「気象庁がこの夏の気候を昨日まとめました。気温が異常に高かった。特に東日本は3カ月間で1.7度高い。だからこそ熊谷で41.1度も記録しました。

実は、国際的な気象機関でスイスに世界気象機関というのがあります。日本の西日本豪雨、ラオスでダムが決壊する大雨、カリフォルニアの異常高温、全部ひっくるめてやはり異常気象だと。
地球温暖化も影響しているのではないかということもあったので、気象庁に確認したところ『確かにそういう傾向はあります』ということです。これからも、こういう気象状況があるということで備えをしていかなければいけないと思います」

リスナーからは「倉庫のトタン屋根が飛ばされたりガラスが割れてしまいました」「停電しています」といったリアルな報告が届きました。
丹野も一層の注意を呼びかけ、早い復旧を願いました。
(みず)
この記事をradikoで聴く

2018年09月04日16時15分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×