余りがちのそうめんを栄養満点に大変身「そうめんチャンプル」

丹野みどりのよりどりっ! / グルメ

木曜日の「オトナのいろどりっ!」は、関富子先生のお料理レシピ。
毎月のテーマに沿ったレシピを1品ずつご紹介いたします。

8月のテーマは「夏のよくばり!ひと皿ごはん」。
今回は、「そうめんチャンプル」です。

そうめん+αで飽きさせない

そろそろそうめんもいつもみたいに食べていると飽きてきたわ、っていうときにおススメなのがこちらの一品です。

「先生、飽きてきたってどうして分かるんですか?」
「だいたいみんな、そうじゃないですか」
「よくご存知で」

今日は何にしようか、まぁそうめんね。
今日も何にしようか、また今日もそうめんね。
なんて具合に、と関先生。

「いいんですよ、おいしいからね、簡単だし」

手を抜きたい主婦代表の丹野みどり、そうめんをしっかり擁護します。

「でも、それだけだとやっぱしね、夏の終わりは疲れも出てきてますからね」

ということで、そのそうめんに栄養もプラスして、ちょっと食欲も出るような一品にしていきたくて出来上がったのが、こちらのそうめんチャンプル。

チャンプルといえば、沖縄料理ですね。
炒め物で豆腐が入っている、それだけのことですが、今日はお豆腐も入って、ゴーヤも入って、なおかつ素麺が入る。

「今日は4人分の分量なんですけど、おかずとして食べれば8人でもいけるし、って感じですね」

そうめんが入っているから主食としても食べられるし、ゴーヤチャンプルとしておかずとしても食べられる。
早速作り方を教えてください。

淡口醤油・みりん・甘酒

そうめんチャンプルを作ろうと思ったら、まず用意してほしいのが、木綿豆腐1/2丁。
キッチンペーパーで大きく砕いて、水気を取っておきます。

卵はほぐしておいて、お酒をちょこっと入れましょう。ほんのちょこっとで大丈夫です。

今回のポイントは、削り節。
これを10g、ぐさっと掴んだくらいを用意しましょう。

豚肉は、一番お安い細切れ肉で大丈夫。
ざくざくざくっと切ってから、お酒と淡口醤油をちょろっちょろっとキュッキュッキュッと揉んでおいてください。

「そしてやっぱしキムチっていうのは、食欲を盛り立ててくれる」

ということで、キムチをちょっとだけ入れましょう。
どうしてもキムチは、という方がいらっしゃれば、省いても大丈夫ですが、ぜひちょっと入れてみてください。
キムチは発酵食品ですから。

「で、ゴーヤさんは、ね」

嫌いな人もいるし、あの苦いのはダメって人もいるけど、夏はゴーヤ。
「おいしいですよね」と同意する丹野みどり。
ということで、ゴーヤを1/3本使います。
ゴーヤは半分に切って、種をスプーンで掻き出して、なるべく白っぽい部分を取ると苦味が取れます。
薄く切って、ちょっとお塩をかけておくとか、あるいは切った切り口に塩をかけといて拭いても苦味は多少取れます。

エリンギも短冊に切っておきましょう。1本もあれば十分です。
色合い的にパプリカも半分切っておきましょう。

そして、もうひとつが味付け。
最後のこの味付けがポイントで、淡口醤油大さじ1、みりん大さじ1、ノンアルコールの甘酒大さじ1。

「これね、超おススメ」

関先生太鼓判の神調味料です。

フライパン1つで完成

さて、材料をそろえたら、あとは調理のみ。

素麺はボイルしなければいけませんので、湯を沸かします。
長いと食べにくいので、1束をぽちんぽちんと3つくらいに折ってください、短めに。
沸騰したお湯に入れて硬めに茹で上げます。
だいたい30秒くらいでザルに上げて、しっかり水洗いしてしっかり水気を切って、ごま油を少しまぶしましょう。
これはスパゲッティと同じ要領で、くっつかないようにするためですね。

そしたら今度は、フライパンにちょっとごま油を入れて、木綿豆腐を大きく砕きながらこんがり焼きます。
焼いたらお皿に取り出しましょう。一緒に料理していってしまうと、ベタベタベタベタしてしまいます。

次に、フライパンには油を入れて、大きく炒り卵作ります。
そうしたらこれも取り出します。

「だから、今フライパン1個で来てるのね。で、3回目のフライパン」

そこにまた、ごま油を入れて、そこに削り節が入ります。

「え、ちょっと待って、先生。ごま油にいきなり削り節を入れるの⁉︎」

30秒くらいすると、ごま油と削り節でいい香りがしてきます。
そこに、下味の付いている豚肉を入れて、炒めていきます。

「そうすると、豚肉に削り節が絡んで豚肉もおいしくなるし、そこら中にいい香りがしてくるの。そこら中!」
「台所中、ですね!」

ところで、ゴーヤチャンプルを作るときは、全部炒め終わった後に鰹節や削り節を全体に振りかけてから混ぜていた丹野みどり。

「それでもおいしいと思っていましたが、今日すごいびっくりした。目から鱗すぎちゃって」

空のフライパンにごま油で削り節だけ炒める。
出汁を取るように使うか、上から振りかけるかでしか使っていなかった削り節。
斬新な調理方法です。

「だから、この食材関係なしに、ゴーヤチャンプルだけ作りたいときも、これをやればいいです」

こうすると、より香ばしくなるのだとか。

「あとでそれを確かめます。試食の時に」

目の奥が光る丹野みどりでした。

豚肉×削り節

削り節に絡めた豚肉に火が通ってきたら、そこにそうめんを入れます。
ほぐしほぐし炒めていって、そこにキムチも入れて炒めていきます。
全体に行き渡ったところに、ゴーヤも入ります、エリンギも入ります、パプリカも入ります。
そうして、あとは、取り出しておいた豆腐と玉子を戻して、ざっくり混ぜたところに、関先生超おススメの淡口醤油・みりん・甘酒それぞれ大さじ1を混ぜておいたものを、シャラーとまわしかけて、大きくザクザクザクと混ぜて、はい、出来上がりという感じです。

「はー」

感動の息しか出ない丹野みどり。
さっそくいただきます。

「ん!んー、おいしい。あ、豚肉いた」

いままで最後に削り節を振りかけて混ぜていた丹野みどり。
そうすると具全体に鰹節が混ざっていました。
しかし、今回は炒めた削り節に豚肉だけを絡めた感じ。
言うなれば、削り節は豚肉にしかくっついていません。
もちろん、全ての具材と後で炒め合わせていますが、この削り節で炒めた豚肉は、豚肉の旨味を逃がしません。
コロコロした削り節が豚肉に纏わりついて、口に入れた瞬間に、豚肉だけではない、削り節をギュッと噛み砕いたときの旨味が出ます。
それをまたチャンプルが吸っちゃって。

「おいしいですね」

このテクニックをぜひ試してほしいと関先生。

そして、関先生の折り紙つきの味付け。

「淡口醤油とみりんだけでは、この味わいは出ないですね」

以前教わった「焼き鳥物語」。
あのときも鶏肉の下味に甘酒を使いましたが、あのときと同じようにしっとり柔らかく、甘みが増しています。

「ノンアルコールの甘酒が為せる技」

甘酒はアミノ酸が豊富。
夏に甘酒は一番いい、という関先生。

「それこそ、めんつゆの代わりにこれを薄めてつけて頂いてもおいしいんですよ」

今回は、見てよし、食べてよし、栄養満点の一品です。
夏ですから、栄養を考えないとバテてしまいますよね、と関先生。
というわけで、今月は具だくさんで1皿にいっぱいいろんなものが入っているメニューをご紹介しました。
ぜひぜひお試しあれ!

材料とレシピ

【 材料 】4人分
・そうめん 2束
・木綿豆腐 1/2丁
・卵 2個
・酒 少々
・油 少々
・削り節 10g
・ごま油 大さじ1+少々(そうめん・豆腐に使用)
・豚こま切れ 100g
・淡口醤油 少々
・キムチ 50g
・ゴーヤ 1/3本
・塩
・エリンギ 1本
・オランダパプリカ 1/2個

 味付け・淡口醤油 大さじ1~
    ・みりん 大さじ1
   ・甘酒(ノンアルコール)大さじ1

【 作り方 】
①こま切れの豚肉に酒と淡口醤油を少し掛けて揉んでおく。ゴーヤ1/3を薄切りにし、塩もみをする。エリンギ1本は短冊切りに、パプリカ半分は細切りにする。
②そうめんは一束を3つくらいに折り、沸騰湯で30秒と固めに茹でる。ザルにあげて水洗いし、しっかり水気を切る。くっつかないようにゴマ油を振り掛けておく。
③木綿豆腐1/2丁をキッチンペーパーで水気を取りながら大きく砕く。フライパンにゴマ油を入れ、砕いた豆腐をこんがりときつね色に焼く。焼きあがった豆腐は皿に移す。
④卵をときほぐし、酒を少し入れる。フライパンに油を入れて、大きく炒り玉子を作り、皿に取り出す。
⑤フライパンにゴマ油を入れ熱し、削り節ひと掴み10gを入れて炒める。30秒ほどで良い香りがしてきたら、下味を付けた豚肉を入れて炒める。
⑥豚肉に火が通ったら、そうめんを入れてほぐしながら炒める。そこにキムチを入れ、全体に行き渡ったところに、薄切りにしたゴーヤ、切ったエリンギとパプリカを入れる。取り出しておいた豆腐と炒り玉子をフライパンに戻す。淡口醤油大さじ1とみりん大さじ1、甘酒大さじ1を混ぜ合わせる。それを全体に回しかけ、大きく混ぜて出来上がり!!
(榊原)
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2018年08月30日16時34分~抜粋

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