丹野みどりのよりどりっ!

丹野みどりが思わず悶絶「ふわふわ玉子の五目あんかけ丼」

木曜日の「オトナのいろどりっ!」は、関富子先生のお料理レシピ。
毎月のテーマに沿ったレシピを1品ずつご紹介いたします。

8月のテーマは「夏のよくばり!ひと皿ごはん」。
今回は、「ふわふわ玉子の五目あんかけ丼」です。

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手でちぎったはんぺんで

「「ふわふわ玉子の五目あんかけ丼」」

声を揃える丹野みどりと関先生。

「なんかいろんな情報が入っておりますけれどもね」

丹野みどりの言うように、ちょっと長い料理名ですね。

「ふわふわ玉子の秘密は白はんぺんにあるのですけどね」
「あ、先に種明かしされちゃいましたね」
「はい」

いままでにも、お好み焼きなど、関先生の白はんぺんマジックは何度か見たことがありますが、今回は、ふわふわの玉子焼きを作ってしまうということで、さっそく材料からです。

卵は1人につき2個。4人分であれば8個用意します。
白はんぺんは、ひとり1/4枚。4人分ではちょうど1枚です。
卵2個を溶き解し、粗みじんに切った白はんぺん1/4枚を入れます。
お酒をほんの少し、小さじ1杯入れましょう。
そしたら、フライパンに大さじ1杯の油を入れて、大きくかき混ぜて、ホットケーキみたいな形を作りながら丸い玉子を焼いていきます。

「誰が焼いても、はんぺんが入っているから、ふわふわになるんです。誰が焼いても」

関先生の言葉は心強いですが、丹野みどりには別の不安が胸をよぎります。

「今回ミキサーとかはなくって、え、手で細かくちぎっただけで、それで焼いて大丈夫?」

ごろごろっとして、はんぺんが卵と分離したまま焼けてしまうのではないでしょうか。

「しません。仲良しに焼けちゃうんですよ」

誰が焼いてもふわふわに。そして、ミキサーなどの手間もなし。
なんと心強い玉子でしょう。

焼きあがったら器に置いておいてください。

シイタケと鶏の旨味をギュッと

玉子ができたら次は五目あんを作りましょう。
干ししいたけ2枚を2カップのお水に浸けます。

「そうして浸けたしいたけの戻し汁がベースになって、あんのお材料になっていくわけ」

しいたけは、柔らかくなったら取り出して、ギューッと絞って、半分に切ってから薄切りにしましょう。
あと用意するのはタケノコさんとニンジンさん。
タケノコは1/6本ぐらいで、ニンジンは1/4本ぐらいです。
皮を剥いて短冊の薄切りにします。
おネギは斜めに切ってください。1/2本あれば十分です。

さて、シイタケの戻し汁の中に、鶏の挽肉を100g入れます。

「1回おいしいスープをやったこと、覚えてます?」

関先生の問いかけに、はい、あのテクニックですね、と自信満々に答える丹野みどり。
教わったのは、中華風卵とじスープでしたね。
鶏挽肉を入れるだけで、ガラで取った出汁のような、鶏のおいしい旨味が出るのでした。
しかも、挽肉が具になるという、一度で二度おいしい。

その方法で、鶏挽肉を入れたら火にかけて、わーっと沸騰させて、ちょっと灰汁をチョンチョンチョンと取ったら、そこにタケノコ人参シイタケを入れて、グツグツグツグツ2分くらい。
そこに、お砂糖大さじ半分と、淡口醤油大さじ4くらいを入れます。
そして混ぜて、ちょっと味見すると、シイタケの旨味に鶏肉の旨味がプラスされた、出汁の効いたお味に仕上がっています。
そこに、片栗粉でトロミをつけます。みなさんのお好みに加減してください。
先生の場合は、片栗粉大さじ2を、倍の大さじ4の水で溶いたものを入れたやや固めです。

最後におネギを入れてさっと混ぜたら出来上がりです。

ふわふわ玉子に悶絶

ご飯をお茶碗に盛りまして、ふっわふわに焼いた玉子を乗せました。
お鍋にできている五目あんをかけて、紅ショウガか何かを添えてもよし。
これで、「ふわふわ玉子の五目あんかけ丼」の完成です。

「ふわふわ玉子の乗った天津飯もあるし、五目あんかけのご飯もあるけれども、両方」
「ダブルなんです」
「おいしそう!」

いただきます!と、早速ふわふわ玉子と鶏そぼろ餡を一緒に口にほおばる丹野みどり。

「んーんんん!んんんん!」

……おそらく、「すっごいおいしい!おいしい!」と叫んだのでしょう。

「わたし、この、ふわふわ玉子に、度肝を抜かれております」
若干噛みながら喋る丹野みどり。たしかに、動揺していますね。

「だから、誰が焼いても、丹野さんが焼いてもできちゃう」

さらっとヒドいこと言う関先生。
しかし、こんな白はんぺんを、ミキサーにもかけず、ぼそっぼそっと細かくちぎって溶き卵と一緒に焼くだけでこんなにふわふわに仕上がるのですね。

「今回ふわふわ玉子にしたいわってときは、全部これをやろうかなと思うくらい」

思うくらい、というところに、若干やる気の低さが垣間見えます、丹野さん。

「かえっておいしいでしょ?白はんぺんのお味もあるしね」

ふわふわ玉子にするために、牛乳を入れたり、出汁を入れたり、いろいろ方法はありますが、ちぎった白はんぺんをいれるだけでこんなにふわふわになるとは。

「四角くフライパンに全部流しちゃって」
「厚焼き玉子だね!」

シンプルなのに深い旨味

驚きのふわふわ玉子にどうしても注目してしまいますが、この五目あん。
玉子と一緒にごはんに乗せましたが、玉子にかけたおかずとして食べてももちろんおいしい。
シイタケの戻し汁、鶏挽肉を入れてスープみたいにして、灰汁を取って味付けして具材。
おいしくなる要素しかありません。
だって、旨味を逃がしていないから。

「でも、すごくいろんなものをつかったわけでもないのに、本当にありきたりの材料でやってる感じ」

シンプルなのにおいしい。
耳で聞いてすぐ分かる、手元にある材料ですぐできる。
リスナーさんからも大好評で、たくさんおたよりをいただきました。

ふわふわ玉子と五目あん。
ダブルでお試しください。
もちろん、「ふわふわ玉子の五目あんかけ丼」と1料理にして作ってみるのも大歓迎ですよ!

材料とレシピ

【 材料 】4人分

ふわふわ玉子 1人分 ×4
・卵 2個
・白はんぺん 1/4個
・酒 小さじ1
・油 大さじ1

五目あん
 ・干シイタケ 2枚
 (水 2カップにつける)
・鶏ひき肉 100g
・タケノコ(水煮)100g
・ニンジン 50g
・ネギ 1/2本
・砂糖 大さじ1/2
・淡口醤油 大さじ4
・片栗粉 大さじ2
・水 大さじ4

・ご飯の分量はお好みで。
・紅生姜 お好み
 ・練辛子 お好み

【 作り方 】
①卵は1人につき2個で8個用意する。白はんぺん1枚。ひとり分は1/4。溶き卵2個に、粗みじん切りした白はんぺん1/4を入れ、酒小さじ1を入れたら大きくかき混ぜる。
②フライパンに大さじ1の油を入れ、ホットケーキのような形を作りながら丸い玉子を焼く。焼きあがった玉子は器によける。これを4人分焼く。
③五目あんかけを作る。干しシイタケ2枚の汚れをさっとふきとり、2カップの水に浸けて戻す。柔らかくなったシイタケを取り出し、ギュッと絞って半分に切ってから薄く切る。
④シイタケの戻し汁に、鶏挽肉100gを入れて火にかける。沸騰したら灰汁を取り、切ったシイタケ、タケノコ、ニンジンを入れて2分煮る。砂糖大さじ1/2、淡口醤油大さじ4を入れて混ぜ、味見してからトロミ付けに片栗粉大さじ2を倍量の水で溶いたものを入れる。最後に斜めに切ったネギ1/2本を入れて混ぜる。
⑤茶碗にご飯を盛り、ふわふわに焼いた玉子を乗せ、鍋に作った餡をかけて、お好みで紅しょうがや練辛子を添えて出来上がり!
(榊原)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年08月23日16時34分~抜粋

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