ブロッコリーは、植物のどの部分を食べているの?

丹野みどりのよりどりっ! / グルメ

リスナーのAさんはブロッコリーが大好きで、マヨネーズをかけてよく食べるそうです。
ある日、Aさんはブロッコリーの形を見て「自分は一体どの部分を食べているのだろう?」と疑問に思いました。

確かに、キャベツやほうれん草などは、葉の部分を食べているとわかりますが、ブロッコリーは意外と知られていません。
今回は「ブロッコリー」についてのキニナルを調査しました。

今回の回答者

「ブロッコリーって、植物のどの部分を食べているの?」というキニナルについて、料理研究家・野菜ソムリエプロのTAEさんにお答えいただきました。

TAEさんは愛知県在住で、自宅にて料理教室 「bonito bonita!」を主宰し9年目を迎えた、野菜のスペシャリストです。
野菜のおもてなし料理レッスンに加え、たえぱんレッスン、スーパーにある食材でしか作らないたえめしレッスン、障害のある方の独り立ちサポートレッスンなども展開しています。
また、日本野菜ソムリエ協会での野菜講座講師を始め、食品メーカーのレシピ開発、保育園の給食アドバイザーなど幅広く活動されています。

実はブロッコリーって、○○を食べていた!?

早速本題である、「ブロッコリーって、植物のどの部分を食べているの?」という疑問にお答えいただきました。
 
TAEさん「ブロッコリーは花のつぼみ部分を食べている野菜です。
収穫せずに畑に置いておくと、同じアブラナ科の菜の花のような黄色い花が咲きます。
花の蕾と書いて、『花蕾(からい)』と呼ばれる部分で、一般的にスーパーに並ぶブロッコリーは花蕾の中でも頂花蕾(ちょうからい)の部分を収穫しています。

頂花蕾の収穫が終わっても側花蕾(そくからい)と言って、わきから出てくるブロッコリーも収穫して食べることもできます。

花の咲く前の栄養の詰まった部分をいただいているブロッコリーですので、お弁当の定番になっているのも理にかなっているといえます。時折冬場に紫がかったブロッコリーを見かけますが、これは寒さに当たった証拠です。紫がかっているほうが甘みが強いともいわれています」

実は花のつぼみを食べていたとは、驚きですね。
言われてみると、小さなつぼみがたくさん集まっているように見えます。

「まずーい。もう一杯!」が起源?

そもそもブロッコリーはどの野菜の仲間なのでしょうか?
ブロッコリーに似た野菜といえば、カリフラワーが真っ先に頭に浮かびますが…

TAEさん「アブラナ科の野菜で、キャベツの仲間とされています。アブラナ科の野菜のほとんどは地中海沿岸が原産で、ブロッコリーも地中海沿岸で生まれました。

野生のキャベツを改良されて作られたのがブロッコリーで、さらにこのブロッコリーを改良して作られたのがカリフラワーです。
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これらアブラナ科の起源は『まずーい。もう一杯!』でおなじみのケールなので、どんどん食べやすく改良されているのがわかります」

キャベツ、そして青汁の原料として知られるケールがどんな変化を遂げてブロッコリーになったのか、非常に気になります。野菜の起源をたどると意外な発見がありそうですね。

ブロッコリーが日本で食べられるようになった時期

スーパーに行けば、どこにでも並んでいるブロッコリー。では、いつから日本で食べられるようになったのでしょうか?

TAEさん「日本に入ってきたのは明治初期です。一般的に普及してきたのは、昭和40年代に入ってからと言われています。
特に昭和52年に日本食品標準成分表が改定されて、緑黄色野菜のブロッコリーの栄養価が評価されると、その消費量は一気にグンと伸びたそうです」

明治時代の人が初めてブロッコリーを見た時、どんなリアクションをしたのでしょうか。
きっと「つぼみを食べるって斬新!」と思ったことでしょう。

珍しい部分を食べている野菜

普段口にしている野菜でも、どの部分を食べているか意外と知らない野菜が多いのも事実。
そこで、ブロッコリーのように珍しい部分を食べている野菜を紹介していただきました。

TAEさん「タマネギは土の中で育つので根菜のイメージも強く、根っこを食べていると思われがちですが、実は"葉"がうろこ状に重なり合って球状に肥大した部分を食べている野菜です」

丹野「え、葉っぱなんですか?」

TAEさん「そうなんです。タマネギを切って断面を見てみると、根っこはタマネギの一番下に、根のすぐ上の部分に茎があります。ちなみに、ニンニクやラッキョウも同じ"葉"を食べる野菜です。

また、ジャガイモは根の部分ではなく"茎"が肥大した部分を食べる野菜です。芋ほりなどでジャガイモを株ごと収穫すると、"根"と別の部分から出ているひも状の茎の先端にジャガイモが出ているのがわかります。

ちなみに芋ほりでおなじみのサツマイモは、"根"が肥大した野菜です。こちらも株ごと収穫すると、根と同じ形をした部分が肥大しているので、その違いはわかるかと思います」

タマネギが葉の部分とは意外でした。確かに、葉のような形をしたものが何枚も重なり合っていますね。

ブロッコリーの美味しい食べ方

そして最後に、料理研究家でもあるTAEさんに、おすすめのブロッコリー料理のレシピを聞いてみました。

★芯がもっと食べたくなる!ブロッコリーの芯のペペロンチーノ風★
①ブロッコリーの芯1株分を、皮をむき斜め切りにして沸騰したお湯(塩1つまみ)で2分茹でます。
②フライパンにスライスしたニンニク1/2かけと唐辛子、オリーブオイル大さじ1/2を入れて火にかけ、焦げないように香りを出したら、茹でたブロッコリーをさっと炒めて塩コショウをして完成です。
※唐辛子がなければ一味唐辛子などで代用しても構いません。

おつまみにぴったりの1品とのことなので、仕事終わりの一杯とともに、ぜひ一度お召し上がりください!
(おきな)
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2018年08月14日16時37分~抜粋

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