丹野みどりのよりどりっ!

和えても!かけても!タレにも!「中華風マスタードソース和え」

木曜日の「オトナのいろどりっ!」は、関富子先生のお料理レシピ。
毎月のテーマに沿ったレシピを1品ずつご紹介いたします。

7月のテーマは「夏にぴったり!お手軽おつまみ」。
今回は「中華風マスタードソース和え」です。

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万能!マスタードソース

「いったい何を和えているんだろう」

さっそく丹野みどりがツッコミます。

今回使ったのは、豆苗。
切っても育ってまた使え、栄養価が高いことでも注目を集める野菜ですね。

ですが、重要なのは、和える相手ではなく、和えるもの。
マスタードソースの作り方をぜひマスターしてください。

まずは練り辛子。それからお砂糖。
あとは液体のものを順番に入れて混ぜたら完成です。
練り辛子は大さじ1/2。
砂糖は大さじ1と1/2。
そしたらサラダ油を大さじ2杯入れながら混ぜます。
お酢は多めの大さじ2/3~1杯入ってもよいでしょうという感じ。
ごま油が大さじ1。
淡口醤油大さじ1。
胡椒をパッパッパッと振りましたら、グルグルグルーッと混ぜて、少しお味を見てみましょう。
酢や淡口醤油の量で好みの味に加減してください。
最後に風味付けのマスタード大さじ1杯加えたら、中華風のマスタードソースの完成です。

夏野菜に何か一手間加えたいと思えば、サッと茹でて和えるもよし。
生野菜にそのままかけるもよし。
冷やし中華のタレに使ってもおいしいでしょう。

「今、そんな感じのイメージでした!」

関先生と丹野みどりの味の感性がリンクします。

「だから、これをぜひ作っておいてくださいっていうことなんですよ」

捨てちゃダメ!鶏の茹で汁

さて、今回和えるのは、鶏のむね肉、豆苗、もやし、黄色のオランダパプリカです。

「ちょっとおいしさにポイントがあるんですよ」

関先生の技ありテクニックはのちほどご紹介するとして。
まず、鶏のむね肉は1枚を4つに切って、皮のほうからトントントントントーンと穴を開けましょう。
味が染みこみやすくなります。
そしたらお水を2カップ。
そこに、ローリエの葉っぱ。なければカットしてもよいです。
薄切りのショウガ。こちらはぜひ入れてください。
そこにお酒大さじ2。お塩をちょこっと。
その中でむね肉を茹でていきます。

一度沸騰させて、灰汁を取り、蓋をして10分ほど。
クツクツクツクツするとお肉に火が通ります。
それをそのまんま冷ましてください。

「茹で汁にポイントがあるんですよ」

さて、例えばもやしや豆苗。
普通のお湯でボイルしそうですよね。
それを茹で汁でボイルすることで、よりおいしくなるんです。

豆苗は、生えているところの半分くらいの丈で切り取ります。
もやしは芽と根を取ってくれると嬉しいですが、まーめんどくさいと思ったらそのまんまでもよいでしょう。
パプリカは薄く切りましょう。

お肉を取り出した後の、お肉のおいしいスープの茹で汁。
ショウガの皮とローリエの葉っぱを取り出したら、茹で汁を沸騰させて、野菜をダバッと全部放り込んで、10秒くらい。
ザルにザーッと開けて、広げて冷まします。
水はかけません。

「そうすると、野菜がすごくおいしくなるんです」

旨味が圧縮!茹で汁マジック

冷めた野菜を軽く絞って、冷めた鶏肉は取り出して、棒棒鶏のように手で割きます。
双方冷やしておいて、さあ、食べようというときになったら、先ほど作ったマスタードソースを和えましょう。

「直前に和えるほうがいいですね、水が出ちゃいますから」
「そうです、そうです」

そうして和えたものが丹野みどりの目の前に。
「パプリカの黄色。豆苗のグリーン。もやしの白。そして、鶏肉の割いたもの。粒マスタードがいい感じに全部の具材に絡んでいます。まず、見た目が美しい」

口に入れると、野菜たちがシャキシャキシャキ。
10秒だから成せる業ですね。
そして、茹で汁を使って茹でているから、野菜にお肉の味も染みていて、なんとも味に統一感が出て、なじんでいます。

「最後のマスタードソースを受け入れる準備が整っている感じで、どうぞ染みてきてって感じですよね、野菜たちが」

ちょっとした一手間ですが、一口食べれば、茹で汁を捨てるなんてもったいないこと、できなくなってしまいますよ。
ぜひうまく利用して、おいしい和え物を作ってください。

材料とレシピ

【 材料 】4人分
・鶏胸肉 1枚
 A・水 2カップ
 ・酒 大さじ2
  ・ローリエ 1枚
  ・ショウガ(薄切り)4~5枚
  ・塩 少々
・豆苗 1袋
・もやし 1袋
・黄パプリカ 1個

<マスタードソース>
・サラダ油 大さじ2
・酢 大さじ2/3~
・ごま油 大さじ1
・淡口醤油 大さじ1
・砂糖 大さじ1・1/2~
・ごま 少々
・練り辛子 大さじ1/2~
・粒マスタード 大さじ1

【 作り方 】
①中華風マスタードソースを作る。練り辛子大さじ1/2杯に砂糖大さじ1と1/2杯を入れてから、液体のものを混ぜる。サラダ油大さじ2杯、お酢大さじ2/3~1杯、ごま油大さじ1、淡口醤油大さじ1、胡椒少々を入れて混ぜる。味を見て、酢や醤油の量を加減する。最後に風味付けに粒マスタードを大さじ1杯入れて混ぜる。マスタードソース完成。
②鶏のむね肉1枚を4つに切り分け、皮の方からフォークで穴を開けて味を染みやすくする。
③水2カップに薄切りショウガと、あればローリエの葉、酒大さじ2、塩少々を入れて、鶏肉を茹でる。一度沸騰させて灰汁を取り、蓋をして10分ぐらい茹でる。粗熱がとれるまで煮汁に浸し、冷めたら取り出し棒棒鶏のように手で割く。
④豆苗は生えている半分ほどの長さで切る。もやしは余裕があれば芽と根を取る。パプリカは薄く切る。
⑤鶏の茹で汁からショウガの皮とローリエの葉を取り出し茹で汁を沸騰させる。その中に野菜を入れ、10秒ほど茹で、ザルに開けて広げて冷ます。
⑥鶏肉と野菜を両方冷やし、食べる直前に中華風マスタードソースと和えて完成。
(榊原)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年07月26日16時37分~抜粋

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