丹野みどりのよりどりっ!

韓国から来た「鼓膜彼氏」ソン・シギョンさんはどんな人?

韓国出身の歌手ソン・シギョンさんが、7月20日放送の『丹野みどりのよりどりっ!』に登場しました。

韓国ではバラード歌手として超有名ですが、日本でも歌手活動を本格的に開始。
NHK Eテレのハングル講座同様に流暢な日本語で、パーソナリティの丹野みどりを魅了します。

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「39歳の新人歌手です」

まずはソンさんの自己紹介です。

「韓国でデビューしてから20年くらいになります。韓国ではバラードを主に歌ってきました。本格的に日本で活動するのは初めてです。39歳の新人歌手です。韓国から来ましたソン・シギョンと申します。よろしくお願いいたします」

これに、丹野は「びっくりするくらい日本語がお上手です」と感嘆。
ソンさんは「まだまだです、がんばってますけど。本格的に始めてからは1年半くらいです」とあくまでも謙虚です。

日本語は独学だそうです。ソンさんは「勉強はひとりでやるものじゃないですか。漫画からはじめて、小説もいくつか読んで、ドラマも見てますし、その上、最近日本語能力試験をうけましたが…難しかったです」と。

語学の才能があるのか、努力家なのか、たぶん両方なのでしょうね。

『鼓膜彼氏』とは?!

丹野「資料には『鼓膜彼氏』とありますが…」
ソン「それは信頼性ゼロのただの記事です。ちゃんと考えてみると、『鼓膜彼氏』って、たぶん、声だけがいい人じゃないですか?見た目とかでなく…」
丹野「見た目もソンさんはかっこいいです」
ソン「それを聞くために言ったわけではないですが」(笑)

丹野「『鼓膜彼氏』って、ずっとささやかれてるみたいですね」
ソン「耳元でね。そんなことやったこともないですし、たぶん彼氏がこういう声だといいんじゃないですか、ということですよね。それならうれしいです」

『鼓膜彼氏』、私だけに耳元でささやいて、という声ですね。

深夜ラジオDJ

ソン・シギョンは、韓国では2000年にデビュー。日本では2017年12月にファーストアルバムを発売。
韓国では歌手として20年近く活動し、バラエティー番組、ラジオパーソナリティと何でもやってきたとのこと。

ソン「ラジオDJのキャリアがいちばん、ソン・シギョン=深夜ラジオDJで7年間やっていました。日本と違って、韓国は毎日ひとりで2時間、夜の12時から2時までとか。
それを2年くらいやると調子が悪くなります(苦笑)」
丹野「土日に休みがないんですか?」
ソン「ないです。生放送を4回やってから、週末の収録をしたりします。そして天気が変わると、そのために放送局に行くのがルールです。大事な事件があったりすると変更になりますから」

なるほど、巧みな話術にはDJのキャリアが役立っているわけですね。

日本では新人として挑戦

話題は日本での活動へと進みます。

丹野「韓国では大人気の方ですが、なぜこのたび日本で活動しようと思われましたか?」
ソン「いろいろありますが、新しくもう一回挑戦してみたかったところもあります。去年、日本の会社からオファーがあって始めることができました。
本格的なものではないですが、毎年日本でコンサートはやってきました。少しずつ何百人くらいのファンが増えてきてくださって、そのファンのためにも恩返ししたかったですし。
歌手としても日本のマーケットはすごく魅力的です。僕の声で、歌で、もう一回挑戦してみたい。ここでは新人ですので、何をやっても初めてのことになるのが一番うれしいです」

丹野「39歳の新人です、とおっしゃったのはそこですね」
ソン「そうです。でも、体力は全然そうでないです(笑)。
日本のスケジュールをやって、昔は全然問題なかったのに、なんでこんなに疲れるんだというのが悔しいです」

丹野は「初対面だけど、なんて面白い方なんでしょう」と、素直に感想をもらします。

シギョン的"孤独なグルメ"はハムカツ

丹野「日本に来て、好きになった食べ物はありますか?」
ソン「最近はおにぎりが一番好きです。お米が日本はおいしいです。
そして、僕、松重豊さんの『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の大ファンです。彼はいつも商店街に入って庶民的な食堂で食べたりしますが、僕もそれに魅力を感じて、ラーメンからトンカツまで、なんでもある食堂がありますが、そういうお店、おいしいですよね」

丹野「町の定食屋さんみたいなところですね」
ソン「僕、食べ物大好きで、ワインも好きで、高級な料理も好き、そういう雰囲気も好き。でも、日本に来るとマネージャーと二人きりになるので、男二人でワインを飲みにいくのも気持ち悪いし(笑)、居酒屋とか好きですよね。最近ハムカツにはまっています。何でもない食べ物ですけど、店によってそれぞれ味が違うんですよね」

新曲「幸せならそばにある」

丹野「新曲が出ました。『幸せならそばにある』。ソンさんが作曲されましたが、この曲にこめた思いを教えてください」
ソン「作詞が松井五郎先生。光栄です。僕はジャンルがバラード歌手ですので、あまりシングルは出さないです。だからどういう感じかよくわからなくて。
でも、この曲1曲だけに勝負をかけるのではなくて、次、アルバムのために頑張ってます、というメッセージになるから、僕らしい曲を作ってみたかったです。優しいメロディーのスィートな曲だと思います」

ここで丹野が個人的な打ち明け話をしました。

実は、丹野の旦那さまはかねてからソンさん大ファン。「粉雪」など日本の曲をカバーしたアルバムを全部スマホにダウンロードして聴いているほどです。
それを聞いて喜んだたソンさんはこんな逸話を披露しました。

「韓国ではあまり男性の方はコンサートに来られなくて、8割は女の子、2割がカップルです。女の子に連れてこられたかわいそうな男たち(笑)。
そうでなくて、本当に僕のファンで、男ひとり、男二人で来る方がいます。もちろんありがたいですが、たまに目線が合う時があって、お互いにちょっと気持ちが悪い。
だって、僕の歌は全部ラブソングです。一緒に歌ってくれるから、『愛してる』とかいう歌詞になった時、お互いを見ながら歌うことになる、それはちょっと(苦笑)」

丹野「ありがたいと思いつつ、ちょっと目線を逸らすんですね」

そんなソンさんを見ることができるリリースイベントが、7月29日日曜日、名古屋市中区金山のアスナル金山で開催されます。午後1時からと午後4時からの2回公演です。

最後にもう一度ソンさんからリスナーへのメッセージです。

「ソン・シギョンです。韓国から来ました。ここでは新人です。身体は古いですけど、新人の心構えを持って頑張っていきたいと思います。
初シングルは『幸せならそばにある』です」

今回、彼のトークを初めて聴き、ファンになった人も多かったのでは?素晴らしいすばらしい歌声とこのトーク力、39歳の新人の今後に期待大です。
(みず)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年07月20日16時29分~抜粋

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