『丹野みどりの よりどりっ!』の木曜日恒例企画「コレって知ってる?」。
CBCの若手アナウンサーが、昭和世代の丹野みどりに対して「これ知ってますか?」という今どきの話題をお届けします。
5/24は、平成5年生まれの榊原悠介アナウンサーが「ASMR」を取り上げました。
話題のとても気持ち良い「ASMR」というモノ、知ってる?
言葉は難しいけどよくわかる感覚
ASMRとは、「Autonomous Sensory Meridian Response」の略です。
直訳すると「自立感覚絶頂反応」ですが、正式に一言で言い表す日本語が今のところありません。
「聴覚や視覚への刺激によって人が感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応や感覚」という、長くわかりにくい説明になってしまうのです。
もっと簡単に言うと「脳がとろけるように気持ち良くなる現象」「自律神経が刺激されて気持ち良い感覚になること」で、ざっくり言うと「触れて心地良いと感じる音や感覚」。
大雑把に言えば「音フェチ」に近いです。
榊原アナ「例えば、本のページをめくる音とか、キーボードをカタカタカタ…と叩く音。『何とも言えない、でも好き』みたいな」
丹野「ああ、なるほど、あるある。私ならネギを刻む音。まな板をトントントン、とか。ああいうの好き」
他にも「トーストにバターを塗る、ジョリッという音」など、何気ないけど特徴のある音がいろいろありますよね。
こういった音源を扱った“ASMR動画”というものが、最近流行りを見せているということです。
直訳すると「自立感覚絶頂反応」ですが、
「聴覚や視覚への刺激によって人が感じる、心地良い、
もっと簡単に言うと「脳がとろけるように気持ち良くなる現象」「
大雑把に言えば「音フェチ」に近いです。
榊原アナ「例えば、本のページをめくる音とか、
丹野「ああ、なるほど、あるある。私ならネギを刻む音。
他にも「トーストにバターを塗る、ジョリッという音」など、
こういった音源を扱った“ASMR動画”というものが、
好みの音は人それぞれ
「ああいう音が好き」「この音を聞いてると落ち着く」というのは、昔から誰もが持っていた感覚でしょう。しかし、そんな好みの音ばかりまとめて聞く機会はなかなか無いものです。
それが、動画サイトで各人が好きなものをアップできる時代になり、好みが合致した人々のニーズに応える形で広まります。そして、ネットに敏感な若い世代がさらに広めていく。そんな図式になっているのでした。
「焚き火のパチパチと燃える音」「爪で物をコツコツと叩く音」「シャカシャカとシャンプーしている時の音」「女性・男性のささやき声」「食べ物の咀嚼音」など、その種類は実に様々。
そういえば昔、歌手のaikoさんが「毎晩動画サイトを漁って、動物がエサを食べている時の咀嚼音を聴いている」と発言していましたね。今でも咀嚼音は彼女の定番のようです。
ところで榊原アナはどんな音がお好みでしょうか?
「私は、雨が傘を打ち付ける音。本降りの強い雨の中、傘をさすのがすごい好きで。明確な理由はないんですが、その音が好きなんです」
それが、
「焚き火のパチパチと燃える音」「爪で物をコツコツと叩く音」「
そういえば昔、歌手のaikoさんが「毎晩動画サイトを漁って、
ところで榊原アナはどんな音がお好みでしょうか?
「私は、雨が傘を打ち付ける音。本降りの強い雨の中、
榊原アナの仮説によると
榊原アナお気に入りのこの雨音、当然ながら同じ趣味の人々は存在していまして、YouTubeに複数上がっています。しかも、傘だけでなくトタン屋根や、テントの下・車の中で聞く雨音など細分化もされています。
こういったASMR動画は元々YouTubeからスタートしたものでした。発信しているのはユーチューバーはもちろんですが、一般の人からの投稿も増え、今ではASMR動画に特化したサイトやアプリも登場しているそうです。
自分の好みの音もすぐ見つかるといい、例えば「ASMR ヘアーカット」で検索すれば、髪の毛を切る動画が出てきます。
好きな音を聞くことで、リラックス効果やストレス解消を求める若者が増えているのです。
では、なぜそういう若者が増えてきたのでしょう?
榊原アナが、個人的な推測として、ひとつの説を考えました。
「昨今、インスタ映えだとか、ストーリージェニック(写真うつりの良し悪しでなく、その奥にある物語性を重視する考え)など、非日常感を求め続けている私たち若者。リラックスする時ぐらいは、日常の慣れ親しんだものに癒しを求めたいという意識が働いているのではないかと思います」
なるほど、一理あるかもしれませんね。
(岡戸孝宏)
こういったASMR動画は元々YouTubeからスタートしたも
自分の好みの音もすぐ見つかるといい、例えば「ASMR ヘアーカット」で検索すれば、髪の毛を切る動画が出てきます。
好きな音を聞くことで、
では、なぜそういう若者が増えてきたのでしょう?
榊原アナが、個人的な推測として、ひとつの説を考えました。
「昨今、インスタ映えだとか、ストーリージェニック(
なるほど、一理あるかもしれませんね。
(岡戸孝宏)
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