『丹野みどりのよりどりっ！』、最近の話題を解説する「NEWSよりどりっ！」のコーナー、5月23日は「通路側、窓側、あなたはどちら派」という身近なテーマです。
飛行機、新幹線といった乗り物を利用する時、どこの席に座るかは個人でいろいろ好みがあります。
最近発表されたあるアンケートの結果、乗り物の座席に関する日本人らしい特徴が明らかになりました。ＣＢＣ論説室の石塚元章特別解説委員が解説しました。
世界で一番通路側が好き
飛行機でも列車でも、座席には窓側、通路側、三人席であれば真ん中の席もあります。
世界最大級の旅行サイトのエクスペディア、その日本語版のエクスペディアジャパンがこのほど世界23カ国、1年以内に飛行機に乗ったことがある18,000人以上を対象に、飛行機を利用する時の意識を調べました。
すると、なんと日本人は世界で最も通路側が好きな国民だと分かりました。
日本人は通路側がいいという人が53％。続いて、シンガポールが47％、アメリカが40％と続きます。フランスやスペインで通路側がいいという人は20％台です。
ということは半数以上が通路側がいいと答えたのは世界で日本だけ。そのほか日本人は窓側派が46％、真ん中派は1％です。
世界最大級の旅行サイトのエクスペディア、その日本語版のエクスペディアジャパンがこのほど世界23カ国、1年以内に飛行機に乗ったことがある18,000人以上を対象に、飛行機を利用する時の意識を調べました。
すると、なんと日本人は世界で最も通路側が好きな国民だと分かりました。
日本人は通路側がいいという人が53％。続いて、シンガポールが47％、アメリカが40％と続きます。フランスやスペインで通路側がいいという人は20％台です。
ということは半数以上が通路側がいいと答えたのは世界で日本だけ。そのほか日本人は窓側派が46％、真ん中派は1％です。
迷惑をかけたくない日本人
「絶対通路がいい！」という丹野の「なぜ日本人は通路側が好きなのでしょう」という問いに、石塚は参考になる別の質問を紹介します。
同アンケートで、「自分が奥の席に座った時、通路側の人が寝ていたら、どうやって通路を出ますか」。
この質問に対して「通路側の人を起こして出させてもらう」という人が、日本人は最も少なくて24％。ちなみに香港は60％、ブラジルは59％と多いです。
日本人で解答が多かったのが、「寝ている人を起こさないように背中を向けてそうっと乗り越えていく」が38％。
「つまり、通路に出る時にだれかに迷惑をかけるのを日本人は良しとしない、だから通路側が好きなんだ」と、石塚は推測します。
同アンケートで、「自分が奥の席に座った時、通路側の人が寝ていたら、どうやって通路を出ますか」。
この質問に対して「通路側の人を起こして出させてもらう」という人が、日本人は最も少なくて24％。ちなみに香港は60％、ブラジルは59％と多いです。
日本人で解答が多かったのが、「寝ている人を起こさないように背中を向けてそうっと乗り越えていく」が38％。
「つまり、通路に出る時にだれかに迷惑をかけるのを日本人は良しとしない、だから通路側が好きなんだ」と、石塚は推測します。
隣の人と交渉はしない
もうひとつ日本人らしい回答があります。
家族や恋人と離れ離れになる時、隣の席の人に「連れが向こうにいるので席を変わってもらえませんか」という交渉をしますか？
丹野「私はしない、別になっても受け入れますね」
石塚「人によってはバラバラになってちょうどよかったという人もいるかも」（笑）
「変わってもらえますか」と言ったことがある人が日本の場合6％。インドの方は40％。スペインは33％。お隣の韓国でも18％です。
国民性というか、国によってこうも違うのですね。日本人は、知らない人と交渉するより、黙って我慢する方が楽なのでしょうか。
家族や恋人と離れ離れになる時、隣の席の人に「連れが向こうにいるので席を変わってもらえませんか」という交渉をしますか？
丹野「私はしない、別になっても受け入れますね」
石塚「人によってはバラバラになってちょうどよかったという人もいるかも」（笑）
「変わってもらえますか」と言ったことがある人が日本の場合6％。インドの方は40％。スペインは33％。お隣の韓国でも18％です。
国民性というか、国によってこうも違うのですね。日本人は、知らない人と交渉するより、黙って我慢する方が楽なのでしょうか。
座席のマナーはどうすればいい？
石塚「日本ではマナーの基本は、列車の座席でも窓側（奥）が上座、通路側が下座とずっとなっていました。ところが、最近のマナー講習は、それはあくまでも基本で、例外はいくらでもあると教えているらしいです」
アンケートを見ると、どうも若い人が窓側がよく、年齢が上になるほど通路側がいいらしいです。
『よりどりっ』のスタッフでも、丹野世代は通路側、若い世代は窓側と、別れたそうです。
丹野「もうひとつ理由があった、窓側は寒いんだわ。窓越しに冷気がひんやりとくるんだわ。年齢が上になるとね」
石塚「長く生きてきたから、今さら景色も見なくていいだろうとかいろいろあるんでしょうね」
確かに、こどもは列車でも窓にかじりついて外の景色を見ていたりしますね。だんだんそんな好奇心も薄くなり、オトナはそれより窓の冷気が気になり、トイレがちょっと近くなる。
そこで、石塚は新しいマナーを提案しました。
「マナーを守ったつもりで、どうぞ奥へと言うと、上司などお歳を召した方は、本当は通路側がいいと思っているかも。上司、取引先の人には『窓側、通路側、どちらがよろしいですか』とひと言聞くのが最新のマナーではと思います」
アンケートを見ると、どうも若い人が窓側がよく、年齢が上になるほど通路側がいいらしいです。
『よりどりっ』のスタッフでも、丹野世代は通路側、若い世代は窓側と、別れたそうです。
丹野「もうひとつ理由があった、窓側は寒いんだわ。窓越しに冷気がひんやりとくるんだわ。年齢が上になるとね」
石塚「長く生きてきたから、今さら景色も見なくていいだろうとかいろいろあるんでしょうね」
確かに、こどもは列車でも窓にかじりついて外の景色を見ていたりしますね。だんだんそんな好奇心も薄くなり、オトナはそれより窓の冷気が気になり、トイレがちょっと近くなる。
そこで、石塚は新しいマナーを提案しました。
「マナーを守ったつもりで、どうぞ奥へと言うと、上司などお歳を召した方は、本当は通路側がいいと思っているかも。上司、取引先の人には『窓側、通路側、どちらがよろしいですか』とひと言聞くのが最新のマナーではと思います」
窓側派ＶＳ通路側派
このコーナーを聞いたリスナーからメールが届きました。窓側派、通路側派と分かれるようです。窓側派のご意見は…。
「進行方向の右側に窓。少しだけ右に頭を傾けて寝るくせがあるので、右の肩が窓にあたるようにしたいんです」（Ａさん）
「スマホが充電できるよう、新幹線では窓側の座席を選んでいます」（Bさん）
「窓側だと窓に頬杖をつけるので、窓を選びます」（Cさん）
みなさん、しっくりいくポーズや位置があるのですね。あと、利便性でしょうか。
丹野と同じ通路派の方もいます。
「すぐトイレに行ける。窓側に座っていて、通路の人がお食事していると困るし、おじさんがふんぞり返って寝てたりしたら困ります」（Dさん）
「足が長いのですいません。通路側で足を開いて座りたいです」（Eさん）
アンケート結果を裏付けるご意見ですね。
通路側と窓側、どちらが正しいわけでもなく、ちょうど半々くらいに分かれていると、世の中うまく回りそうです。
（みず）
「進行方向の右側に窓。少しだけ右に頭を傾けて寝るくせがあるので、右の肩が窓にあたるようにしたいんです」（Ａさん）
「スマホが充電できるよう、新幹線では窓側の座席を選んでいます」（Bさん）
「窓側だと窓に頬杖をつけるので、窓を選びます」（Cさん）
みなさん、しっくりいくポーズや位置があるのですね。あと、利便性でしょうか。
丹野と同じ通路派の方もいます。
「すぐトイレに行ける。窓側に座っていて、通路の人がお食事していると困るし、おじさんがふんぞり返って寝てたりしたら困ります」（Dさん）
「足が長いのですいません。通路側で足を開いて座りたいです」（Eさん）
アンケート結果を裏付けるご意見ですね。
通路側と窓側、どちらが正しいわけでもなく、ちょうど半々くらいに分かれていると、世の中うまく回りそうです。
（みず）
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