5月17日、ニュースで歌手の西城秀樹さんの訃報が伝えられました。『丹野みどりのよりどりっ!』にも、西城さんの早すぎる死を悼むおたよりがたくさん寄せられました。
そこで今回は、西城さんに関するおたよりの部分を抜粋します。どのおたよりにも、それぞれの思い出、悲しみなど、深い感情が込められています。
歌にドラマに活躍
番組のはじめ「西城秀樹さんの訃報、驚きました。そして悲しいですね」と語る丹野。
「急性心不全で63歳でお亡くなりになりました。復活を楽しみにしていましたが、涙が出てきます」
(Aさん)
これを受け丹野は「脳梗塞を2回されていたんですよね、本当にお若いですよね」と。
「ファンクラブに入り、初めての映画は『愛と誠』を見にいった記憶があります。『傷だらけのローラ』はカセットで何回も録音しては、歌詞を紙に書いたりして。『寺内貫太郎一家』も大好きで、親子喧嘩のシーンでけがはないか心配したものです」(Bさん)
『愛と誠』(1974年・山根成之監督)はドラマチックな純愛映画で大きな話題になりました。ヒロイン役の早乙女愛さんも2010年に亡くなられています。
『寺内貫太郎一家』は70年代にTBS系列で放送され、一世を風靡したテレビドラマ。毎回のように巨漢の貫太郎(小林亜星さん)と長男(西城秀樹さん)との親子喧嘩がシーンがあり、シリーズ2(1975年)では、本当に骨折してしまうほど迫力の演技を披露していました。
「御三家」のひとり
西城秀樹さんと言えばやっぱり、野口五郎さん、郷ひろみさんとの「新御三家」です。
「雑誌に載っているサインをまねして書いたり、切り抜きを下敷きにはさんだり、同級生と授業中に秀樹派か五郎派かで言い合って、廊下に立たされたこともあったなぁ」(Cさん)
「郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹は、中学のクラスの女子が三分割して大変でしたよ」(Dさん)
丹野「みなさんそれぞれに思い出があるんですね。
私の世代はマッチ、トシちゃん、ヨッちゃんで、その上の世代ではありますが、大好きで毎週見ていた『ザ・ベストテン』で『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』を歌っていた西城さんを鮮明に覚えています。あの元気なイメージしかないです」
代表曲はもちろん…
70年代~80年代、テレビ番組『ザ・ベストテン』(TBS系列)は、シングルリリースのピークと同じ時期の放送だったこともあり、西城さんの新曲は軒並みランクインする常連となっていました。
番組でもオンエアされた「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」は、前述の『ザ・ベストテン』では9週連続第一位、しかも番組初にして唯一の満点(9,999点)を獲得しました。
歌謡番組以外にも、ドラマ、さらに『カックラキン大放送』(日本テレビ系)などバラエティ番組にも多数出演した西城さん。
アイドルの枠に収まらない本格的な歌唱力と、抜群のコメディセンスでお茶の間の人気者でもありました。
パワーと勇気を
同世代のリスナーからも多数のメッセージが寄せられました。
「御三家の一人が亡くなってしまうなんて残念でなりません。ショックです。もうそういう年齢に差し掛かったのだなと思いました。そして年月の流れをひしひしと感じています」(Eさん)
人それぞれに西城さんの個人的な思い出があります。
「西城秀樹さんが亡くなった、とてもショックです。私は岩手にいる高校生のときから大ファンでした。名古屋に就職したとき、当時スーパーのダイエーにラジオ収録番組で西城秀樹さんが来て、大興奮で見ました。とっても野性的で大好きでした」(Fさん)
丹野「野性的という言葉、ぴったりですよね」
「かぎっ子だった自分は小学校から帰宅して薄暗い部屋でテレビをつけ、画面に映った元気いっぱいに踊る西城秀樹さんが歌う『YOUNG MAN』に底知れぬパワーと勇気をもらい、こぶしを前に出して踊っていました」(Gさん)
メッセージに綴られた思い出からも、西城さんの元気でパワフルな姿が蘇ってきます。西城さんの楽曲がこれからも流れる限り、決して色褪せることはないでしょう。
(みず)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年05月17日16時03分~抜粋