丹野みどりのよりどりっ!

白髪はなぜ生えるのか?

3月で50歳を迎えるという方から『丹野みどりの よりどりっ!』にメッセージが寄せられました。

「最近どうも白髪が生え始めたなぁと気になっています。どうして歳をとると白髪って生えるんですかね?」

そこで、今回は「どうして白髪って生えるの?」というキニナルを解決すべく、岐阜大学大学院医学系研究科の青木先生にお話を伺いました。聞き手は丹野みどりです。

青木先生は普段、幹細胞に注目した研究をされています。幹細胞というのは、いろんな種類の細胞になれる未熟な細胞で、ノーベル賞で注目されたiPS細胞も幹細胞のひとつです。また、特定の遺伝子に注目して、その遺伝子がどんな働きをしているか、正しく働かないとどんな弊害が生じるかも研究していらっしゃいます。

髪の毛が黒い理由

白髪のお話に進む前に、そもそもなんで髪の毛って黒いのでしょうか?

青木先生「意外に思われるかもしれませんが、実は髪の毛自体には本来、色はありません」

丹野「えっ!嘘!?透明ってことですか?」

青木先生「半透明みたいな感じですね。
それではなんで髪が黒いかというと、髪の毛1本1本の根元に色素細胞がいて、その色素細胞が髪の毛に色素を供給しているからです。
ちなみに、私たち日本人の髪の毛が主に黒くて、西洋人の髪の毛が茶色いかといった髪の毛の色の違いは、色素細胞が作れる色素が、人種や個人で違うからです」

丹野「そもそも論でそこですね!髪の色って半透明だったんですね」

その半透明の髪が光に反射して白っぽく見えるそうです。
白髪云々の前に、そもそも人間の髪は白かったんですね。意外でした。

白髪になる理由

それでは、なぜ歳をとると白髪になりやすいのでしょうか?

「白髪になるのは、毛根の色素細胞が髪の毛に色素を供給できなくなるからです。
なぜ色素細胞が髪の毛に色素を供給できなくなるかというと、幹細胞というものが関係します。
髪の毛にいる色素細胞にも、その元になる幹細胞がいます。この幹細胞が分裂し色素細胞になることで、髪の毛に色素を受け渡し、髪の毛は黒くなります」

しかし、私たちの身体が老化するように、細胞も加齢で老化して、幹細胞が色素細胞になりにくくなるそうです。

「色素細胞の数が減少すると、色素を供給できなくなり、もともとの色素のない髪に戻っていきます。
なので、白髪をよく見てみると、毛先は黒いけど、根元が白いということがよくあります」

また、加齢以外にも白髪になりやすく要因として、遺伝、紫外線や放射線などの化学的・物理的ストレス、喫煙や疾患、精神的ストレスなどを挙げる青木先生。

年齢に関係なく白髪になるのは?

丹野が「あと若い人でも白髪のある方がいらっしゃいますよね?」と尋ねます。

「若い人でも白髪になる方はたくさんいらっしゃいます。寿命が人ぞれぞれ違うように、幹細胞の寿命もみんな違っていて、また個々の幹細胞でもそれぞれ寿命が違います。
そのため10代から白髪になる人もいれば、70代でも黒々とした髪の毛を維持する人もいます。
先ほど述べた白髪に関連する要因とも関連して、髪の分け目は紫外線に当たりやすく、顔の周囲などは化粧品などに触れる機会も多いので、白髪になりやすい部位とされています」

白髪になるのは、むしろ髪本来の色に戻っていくというイメージなんですね。
青木先生に詳しく教えて頂きました。
(ふで)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年03月06日16時37分~抜粋

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