3月2日放送『丹野みどりのよりどりっ!』には、ピアニストの小原孝さんが4年ぶりに登場しました。
昨年リリースされたクラシック曲集の『ピアノ名曲フォーユー』に続き、3月7日には47枚目となるアルバム『ピアノ名曲フォーユー~日本を奏でる~』が発売されます。
今年は童謡誕生100周年ということで、このアルバムでは童謡の曲を集めたということなのですが、童謡が誕生したきっかけについて改めて聞いてみました。
小原孝が阿久悠から掛けられた言葉とは?
今年は童謡誕生100周年
元々、小学校などの授業で教えていた唱歌に対し、こども目線の歌を作ろうと児童雑誌『赤い鳥』などで発表された曲が童謡なのだそうで、今や童謡も唱歌も「昔のこどもの歌」として同じ括りになっているのは、「当時から見ると不思議でしょうね」と小原さんは答えました。
ただ「童謡はなじみがないのでは?」と思いきや、実は小原さんは安田姉妹(安田祥子さん・由紀さおりさん)の童謡コンサートに出演していたため、お手のものというわけです。
ただ「童謡はなじみがないのでは?」と思いきや、実は小原さんは安田姉妹(安田祥子さん・由紀さおりさん)の童謡コンサートに出演していたため、お手のものというわけです。
阿久悠さんからいただいた言葉
小原さんはかつて、作詞家の阿久悠さんから深く心に残る言葉を掛けられたそうです。
小原さんはポップスやクラシックなどジャンルを問わずピアノを弾いていますが、かつては偉い先生方からはバッシングを受けていたそうです。
そんな中、阿久さんからは「小原さんは日本語でピアノが弾けるピアニストだね」という言葉をもらったのだそうです。
小原さんは「いろいろ言われても、自分のやりたいことをきちんとやれば良いんだと思い、勇気をもらいました」と振り返りました。
ここで丹野が「日本語でピアノが弾ける」という意味について、さらに聞いてみました。
昔にコンサートで、八代亜紀さんの『舟歌』を阿久さんの前で弾いたことがあり、歌い出しは「ドドドドレレレレ」と同じ音階が続くのですが、小原さんは「音符通りではなく(歌詞の)語感で弾くと、フレーズ感も息遣いも変わってくる」と意識し、ずっと自分で追及してきた結果、阿久さんの言葉につながったと語りました。
さらに小原さんは「音符ではなく言葉で弾くと、ピアノが歌ってくれるんですね」とも語りました。
小原さんはポップスやクラシックなどジャンルを問わずピアノを弾いていますが、かつては偉い先生方からはバッシングを受けていたそうです。
そんな中、阿久さんからは「小原さんは日本語でピアノが弾けるピアニストだね」という言葉をもらったのだそうです。
小原さんは「いろいろ言われても、自分のやりたいことをきちんとやれば良いんだと思い、勇気をもらいました」と振り返りました。
ここで丹野が「日本語でピアノが弾ける」という意味について、さらに聞いてみました。
昔にコンサートで、八代亜紀さんの『舟歌』を阿久さんの前で弾いたことがあり、歌い出しは「ドドドドレレレレ」と同じ音階が続くのですが、小原さんは「音符通りではなく(歌詞の)語感で弾くと、フレーズ感も息遣いも変わってくる」と意識し、ずっと自分で追及してきた結果、阿久さんの言葉につながったと語りました。
さらに小原さんは「音符ではなく言葉で弾くと、ピアノが歌ってくれるんですね」とも語りました。
歌うようにクラシックを弾くとは?
さらに丹野は、「『言葉でピアノを弾く』ということは、他のジャンルでも弾き方を変えられてるということですか?」と尋ねました。
小原さんは「基本的には歌いたいように弾く、クラシックも譜面通りというよりは感性で演奏する」と答えましたが、そのスタイルが学生時代はあまり評価されなかったそうです。
コンクールではきちんとミスなく弾けるかがポイントとなるため、先生によって評価が分かれていたそうです。
先生に限らず平均的に点数が良い人は上位に行きやすいですが、点数にバラつきがある場合は、なかなか高得点とはいかなかったようです。
ただ、小原さんもデビューからもうすぐ30年となり、「今ではそれが僕らしいと言われるようになってきたので、やってきて良かったな」と思えるようになったそうです。
また、もう一つの疑問として、「クラシックはそもそも歌詞がない。感情を込めて表現するというのはわかるんですけど、”歌うようにクラシックを弾く”とはどういうことですか?」と挙げてみました。
小原さんは「歌う場合は息継ぎしますけど、息継ぎをしないでピアノを弾くと、聴いている方が息苦しくなっちゃう。ピアノは息継ぎをしなくても弾けるんですけど、息継ぎをたくさんして、その息継ぎの仕方で変わってくるんですね。人間がやってるものだから、呼吸感がないと」と答えました。
また、そのような考えに至った理由については、「歌い手の人と一緒に仕事をする機会が多かったので、影響を受けたんですね」と答えました。
丹野はそれを受け、「表現方法としてのブレスが必要だということですね」と納得しました。
(岡本)
小原さんは「基本的には歌いたいように弾く、クラシックも譜面通りというよりは感性で演奏する」と答えましたが、そのスタイルが学生時代はあまり評価されなかったそうです。
コンクールではきちんとミスなく弾けるかがポイントとなるため、先生によって評価が分かれていたそうです。
先生に限らず平均的に点数が良い人は上位に行きやすいですが、点数にバラつきがある場合は、なかなか高得点とはいかなかったようです。
ただ、小原さんもデビューからもうすぐ30年となり、「今ではそれが僕らしいと言われるようになってきたので、やってきて良かったな」と思えるようになったそうです。
また、もう一つの疑問として、「クラシックはそもそも歌詞がない。感情を込めて表現するというのはわかるんですけど、”歌うようにクラシックを弾く”とはどういうことですか?」と挙げてみました。
小原さんは「歌う場合は息継ぎしますけど、息継ぎをしないでピアノを弾くと、聴いている方が息苦しくなっちゃう。ピアノは息継ぎをしなくても弾けるんですけど、息継ぎをたくさんして、その息継ぎの仕方で変わってくるんですね。人間がやってるものだから、呼吸感がないと」と答えました。
また、そのような考えに至った理由については、「歌い手の人と一緒に仕事をする機会が多かったので、影響を受けたんですね」と答えました。
丹野はそれを受け、「表現方法としてのブレスが必要だということですね」と納得しました。
(岡本)
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