丹野みどりのよりどりっ!

"腰を抜かす"とはどういう状態?

日常にある素朴な疑問・気になって仕方がない「アレってなんで?」といったリスナーから送られた『キニナル』を、番組チームが調査し、さらに詳しい方々に教えていただくコーナー「これってキニナル」。

今日はこんなおたよりが寄せられました。

「時代劇などで、驚くと腰を抜かす"シーンがありますが、私は実際に腰を抜かしたことがありません。腰を抜かした時、身体はどういう状態になっているのか、なぜ立てなくなるのか、知りたいです」

そこで2/27は、「腰を抜かすとはどういう状態なのか?」を取り上げました。お話は、さかいクリニックグループ代表の酒井慎太郎さんに伺いました。聞き手は丹野みどりです。
酒井さんは柔道整復師で、千葉ロッテマリーンズのオフィシャルメディカルアドバイザーとしても活躍しています。
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腰を抜かすとは?

"腰を抜かす"というのはどういう状態なのか?早速丹野が伺いました。

「これ、すごく難しいご質問なんですけれども、腰痛があると立てなくなってきたりとか、力が腰に入らなくなったりとか、あとやっぱりイメージとしては、腰痛がある時って、前に倒れていくイメージがあると思うんですよね。そういう意味で"腰を抜かす"っていう表現をされる方が多いのではないかと思いますね」

丹野「時代劇なんかは『驚いて』という形で使われますけれども…」

「そこは自律神経なんかの関係で、驚いたことで腰を抜かすということも考えられなくはないんですけれどもね。そこは難しいところなんですけれどもね」

丹野「それでは"腰を抜かす"というのは、時代劇ならではの表現であって、身体が物理的に腰を抜かすような状態というのは、先生が仰ったような筋肉に炎症があったりとかっていうことですかね?」

「椎間板に重心がのせられないとかですね、そういった運動神経麻痺という意味では確かに力が入らなくなって、腰が抜けてしまうというのは起こりうると思います。驚くこととどこまで繋がっているかというとすごく難しいですね」

驚いて腰が抜けるというのは、もしかしたらフィクションの世界だけなのかもしれませんが、少なくとも筋肉に炎症が発生している状態なのですね。

腰が抜ける時

では腰を抜かしてしまうのはどういう時なのでしょうか?酒井先生に伺いました。

「もちろん重たいものを持ったりとかした時に起こり得るとは思うんですけれども、実は現代人というのは座っていることが多かったりとか、前かがみが多かったりすると思うんですよね。だから長時間同じ姿勢とか、同じ動作をし続けている方に、腰が抜ける、腰痛のようなことが多いと思われますね」

「先生、腰が抜けるのとギックリ腰とは違うんですか?」

「ギックリ腰は専門用語では"急性腰痛"という言葉になるので、例えば椎間板ヘルニアだろうが、筋肉の炎症であろうが『ギックリ腰』と俗に言うと思うんですけれども、だからそういう意味では一緒ですね」

腰が痛くなって立てなくなると「ギックリ腰」と言ってしまいますが、専門家の先生に見ていただくとそれぞれ症状が違ったりするということみたいです。

「ギックリ腰って別に重いもの持ったわけではないのに、不意に起こることが多々あるんですけれども…」と丹野。

何が原因で動けなくなったり立てなくなったりするのでしょうか?酒井先生に伺いました。

「実は『昨日何かをした』という方は少なくて、『思い当たることがないんだよね』という方が多いんです。よく"腰痛貯金"という言葉を使うんですけれども、腰痛になる時って2,3カ月前から貯金が、つまり悪い姿勢動作がたまってきて、あるボーダーを超えたらドンと出ると。要は生活習慣病ということになるんですよね。
だから繰り返す方が多いのは、そこが改善できていないからなんですね」

ギックリ腰って突然来るものだという印象がありましたが、いろいろと蓄積した結果発症するものだったんですね。

腰の痛みへの対処法

腰が痛い時って痛くて何もできない状態になるんですけれども、どう対処すればよいのでしょうか?
酒井先生によると、動くことと、温めることがポイントだそうです。

「みなさん湿布を貼られたりいろいろされると思うんですけれども、とりあえず2日間くらい休んでもいいと思うんですけれども、それ以上はできれば歩くとか日常生活では動いて頂きたいんですね。
それでも、どうしても動けないということでしたら、温めるということを意識して頂きたいです。自宅でできることとしては、お風呂を見方につけるというのがいいでしょう。
40度以上のお風呂に10分間くらい浸かっていただく。その後ゆっくり体操とか、歩いて頂くと。全部痛みが治まってから動こうとされる方がいらっしゃるんですけれども、そういう方はまず治らないと思います」

丹野「あんまり腰はなったことはないけれども、今回なっちゃったという人は、最初は冷やすほうがいいんですかね?」

「明らかなケガなら別ですけれども、そうじゃない限りは、私は温めた方がいいと思います。私もプロ野球チームを見させていただいていますが、基本は朝も夜もきちんと温めるんですね。野球だとピッチャーが肩をよく冷やす印象がありますけれども、腰は絶対冷やさないんですね」

腰回りに関しては絶対温めた方がいいということなんですね。
腰を痛めないためにも、日ごろから腰痛貯金をしないように心がけたいですね。
(ふで)
丹野みどりのよりどりっ!
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2018年02月27日16時36分~抜粋

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