日常にある素朴な疑問・気になって仕方がない「アレってなんで?」といったリスナーさんから送られた『キニナル』を番組チームが調査し、さらに詳しい方々に教えていただくコーナー「これってキニナル」。
今回番組宛てに寄せられたおたよりはこんなものでした。
「丹野さん、今年もこの季節がやってきました、そうです、大掃除の季節です。面倒くさいです。久しぶりに棚を拭くとホコリの多さに驚愕します。ここで疑問なのですがどうしてホコリって溜まるのでしょうか?またオススメの掃除の方法などあれば教えて頂きたいです」
そこで、12/26は「ホコリがなぜ溜まるのか?」というキニナルを解決すべく、株式会社ダスキンの梅村さんにお話を伺いました。
まず、ダスキン
ダスキンは1963年に創業した会社で、ホコリを吸着して離さない掃除用具を用いたお掃除の事業を、フランチャイズとレンタルの仕組みで全国に展開しました。
翌年の家庭用第一号商品は、水を使わずにホコリが取れる「魔法のぞうきん」とも呼ばれ、水拭き掃除の負担を大幅に軽減する商品として、大ヒットしたそうです。
ちなみにダスキンの社名の由来は、「ダスト(ホコリ)」と「ぞうきん」を組み合わせた造語なのだとか。
ホコリの正体
では本題です。まずホコリの正体について梅村さんに伺いました。
梅村さんによると、ホコリは、室内外で発生するいろいろなものから出来ているとのこと。
外部から侵入するものには、土・砂ボコリ、昆虫の市外やフン、花粉、煙や排気ガスなどがあり、家庭内で発生するものには、布団や衣類から発生する綿ボコリ、食べこぼし等の食品クズ、畳や紙から発生する繊維クズ、髪の毛やフケ、ペットの毛などがあるそうです。
「髪の毛とかは目に見えて分かるけれども、白くて細かいのは布団とか洋服の綿ボコリから発生しているんですね」と納得した様子の丹野でした。
なぜホコリは溜まるのか
ホコリの正体について学んだところで丹野から次の質問。
「ホコリはどういうところに、どのようにして溜まっていくのでしょうか?」
梅村さんはこう答えます。
人が生活する上で、ホコリの発生は抑えられません。人間の皮膚や髪の毛、洋服や家具の繊維クズ、花粉やPM2.5など、小さなものが空気中に漂っています。
空気中に舞い上がっているホコリは、空気の動きがないところだと、ゆっくり落ちてきます。床はもちろん、テレビ台などの棚上や冷蔵庫の上などの高所にもホコリが溜まります。
ホコリが目につくのは、お部屋の隅や廊下の端が多いと思います。ホコリは空気の動きが少ないところに溜まります。人間が歩いたところは空気の流れが発生し、ホコリが隅に追いやられるため、部屋の角や隅にホコリが溜まっていきます。
「光の加減でホコリが見える瞬間は『あぁ、また溜まってる』と思います…」と丹野。
確かにこういう日常生活のところはわかりますが、普段使っていない押入れの中とかにもホコリって溜まってますよね。あれはなぜなのでしょうか?梅村さんに伺いました。
「空気中に舞い上がっているホコリは、目に見えないほどの小さなものもあり、扉の開け閉め時や隙間からも入り込んでしまいます。ですので、あまり使っていないところにもホコリは溜まってしまいます」
梅村さんのお話を聞いて、「数少ない扉の開き閉めとかで、入り込んでしまうわけですね」と無力感をにじませながらコメントする丹野でした。
オススメの掃除方法
今年も残すところあと数日ということで、丹野から最後にこんな質問。
「掃除の際に、オススメの掃除方法やホコリを減らすコツなどがあれば是非教えてください」
この質問に対し梅村さんは、「ほこりを減らすコツとしては、掃除のタイミングを『起床後すぐ』か『帰宅後すぐ』にするのがポイントだ」と指摘します。
というのも、夜、寝静まった時や外出時など、空気の動がない時は、ホコリがゆっくり落ちてくるからだそうです。落ちてきたホコリを舞い上がらせないようにモップなどを使って、お掃除すると効率よくお掃除ができるそうですよ。
また、年末の大掃除の際は、掃除をはじめる前の準備や確認作業が大切になってくるそうです。
すなわち「いつ、どの場所を誰が掃除するのか」、掃除にかける時間や段取りを確認したり、洗剤や用具が揃っているかチェックしたりするなど、しっかりと計画を立てることで、効率よく年末の大掃除が行えるということです。
みなさんも今年の年末は、「しっかりと計画を立てて」大掃除に挑んでみてはいかがでしょうか?
(ふで)
丹野みどりのよりどりっ!
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2017年12月26日16時37分~抜粋