『丹野みどりのよりどりっ!』の水曜は、「オトナのクリニック」。
12月6日の放送では、「意外に知らない目についてのあれこれ」と題して、名古屋市緑区の眼科・はせ川こうクリニックの院長・長谷川公先生に、目に関するさまざまな疑問をお伺いしました。
疑問質問お答えします!目にまつわるQ&A
コンタクトは何歳までOK?
まずは丹野が20年以上愛用しているコンタクトレンズに関する質問から。
「コンタクトレンズは、何歳までしていて良いのか?」
「コンタクトレンズを付けているお年寄りは少ないのではないか?」と勝手ながら思ってしまうのですが、長谷川先生によると、「実際には何歳でも構いません。ただし、きちんと眼科の診察を受けて処方してもらう必要があります」とのことです。
長谷川先生の眼科に来られた最高齢の方は、76歳でハードレンズを付けられているそうです。
また、最近は老眼に対応した遠近両用のかなり良いコンタクトが用意されており、成功率が高いのはソフトレンズとのことです。
最近、自分の部屋が暗く見えてきた…
次に丹野は、「最近いつもの部屋が暗いと感じるという声をたまに聞きますが、これはどういうことなのでしょうか」と疑問をぶつけました。
長谷川先生によると、「どうしても加齢によって、暗い所では物が見にくくなってくるそうで、これは瞳孔の大きさが若い時と違うからです。暗いところでは少し黒目が大きくなるのですがが、年を取ると大きくなりにくくなり、若い時よりたくさん光が入らなくなる」とのことです。
オシャレな薄暗いバーでメニューが見づらいという時は、明かりの近くに行って見た方が良さそうですね……。また、自宅で暗いなと思ったら蛍光灯に替えたり、手元にスタンドを置くなりして対応しましょう。
ちなみにその蛍光灯ですが、白色や黄色っぽい暖色系のものなど、さまざまな色がありますが、目に良い色というのはあるのでしょうか。
これは何の作業をするかによるそうで、白色系は「仕事をしよう」というモードの時に使うのが良く、自分の感じ方によって照明を選んでくださいとのことです。
眼にとっての意外な天敵とは?
最後の質問ですが「目の健康寿命を延ばすには?」
健康な状態で長生きしたいという願いは誰しもが思うところですが、特に目について気を付けなければならないことは何でしょうか。
長谷川先生は、「まず止めていただきたいのはタバコです。目にとって良くありません」と力説しました。
タバコで健康に悪いのは肺というイメージが強いですが、加齢性黄斑変性症という、目の中心が見えなくなる病気にかかった喫煙者の方には、まず禁煙を勧めるそうで、受動喫煙でも同じと思われるとのことです。
禁煙以外では、年齢と共に抗酸化物質が不足していくので、緑黄色野菜を特に意識し、バランスの良い食事を心がけることが大事とのことです。これはあらゆる健康に不可欠なことですね。
また、サプリメントで補完する場合は、ルテインが効果的とのことです。
最後に長谷川先生は、「1年に1度は、眼科でチェックすることをお勧めします。『こんな(些細な症状の)ことで……』と受診をためらったり、『(こんな症状は一般的に)よくあるわ』と思ったとしても、実は病気だったりすることもあるので、きちんと専門医の診察を受けた方が良い」と、まとめました。
(岡本)
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