『丹野みどりのよりどりっ!』の金曜日では、知っているとためになる大人のたしなみについて、1つのテーマを数回にわたり専門家の方に学びます。
10月13日放送分からは、「ガーデニング」を取り上げます。
今月5日に開業したささしまライブの複合施設『グローバルゲート』にも国内最大級の店舗がオープン、豊橋市のグリーン&インテリアショップ『garage』代表の二村昌彦さんから教わります。
初めてでも大丈夫!ガーデニングを気軽に始めよう
まずは気に入った植物を1鉢
今は一口に「ガーデニング」と言ってもいろいろな種類があるそうで、「ベランダガーデニング」や「キッチンガーデニング」、「インテリアガーデン」など細分化されています。
ガーデニング初心者である丹野の目的は、ベランダを彩ることなのですが、まずは「何もやったことがなく道具もありませんが、何から始めればよろしいでしょうか」と尋ねました。
二村さんは、「お店で一番気になる植物を見つけて買って、まずは飾ってみてください。今まで何もなかった場所に植物が入ることで空間が変わり、イメージが膨らんでいきます。そんなところから楽しんでいただくことです」と答えました。
さらに「よく雑誌に載っているような、生粋のガーデナーがすごく飾っている写真を目にすると、そこまでやらないといけないのかと気負ってしまいます。まずは気に入った鉢を一つ置いてみる。そこで『植物っていいな』と感じてもらって、そこから隣に木を置いてみようかな、さらにかわいい植物を置いてみようかなというように、徐々に増やしていったら良いと思います」と勧めました。
趣味でも勉強でもいきなりはプロの領域まで到達できません。まさに「千里の道も一歩から」ですね。
植物と鉢選びのポイント
丹野は「ベランダにハーブを入れたいというイメージはざっくりあるのですが」と前置きした上で、「ハーブにもたくさんの種類があり、それを入れる鉢もいろんな形や大きさ・色があって迷いますね」と、一鉢めに悩んでいる様子。
二村さんは「植物と鉢の組み合わせからコーディネートが始まりますが、まずは植物の色や形によって鉢を選ばれると良いと思います」とアドバイスしました。
ハーブの場合は丈夫で育てやすいのですが、料理に使うか鑑賞用か選んで、気に入った物をとにかく植えてみれば、それだけで1つの小さい庭が完成すると、まずは気軽に始めてみることを勧められました。
鉢はできるだけ大きく
続いて丹野は「ハーブを3種類ほど選び、鉢を買って寄せ植えする時、鉢にたくさん土を敷き詰める方が良いですか」と尋ねました。
二村さんによると、ベランダで育てる場合、土がないという点で環境が良くないため、大きめの鉢を買ってたくさん土を入れた方が後の管理が楽になるそうです。
小さい鉢は水を貯える量が少ないために乾燥しやすく、風で倒れやすいという点では環境が良くないようです。
昔と違う植物のトレンド
ここで丹野が、二村さんのお店を見ていてふと思いついたことがあり、「昔、庭で植えていたのはペチュニアという赤や紫や白色といった、色が多い花でしたが、二村さんのお店に置かれている植物の色はほとんどがグリーンですね」と疑問をぶつけました。
二村さんは「昔は花の色がカラフルなのが人気でしたが、今は同じグリーンでも色が濃いものや白っぽいものなど、グラデーションで楽しまれることが多いです」と答えました。
また、グリーンに雑貨を合わせることでバリエーションが広がっていく楽しみもあるそうで、今やじょうろ、スコップ、ハサミなどオシャレな雑貨がたくさん売られています。
昔は赤や黄色の派手な原色でプラスチックでできた道具があり、使わない時はしまっておくというものでしたが、今は物置など収納スペースが確保しづらい方も多いため、しまわずに見えていてもカッコいい、オシャレな雑貨が増えてきました。
形から入る、あるいはオシャレだからという理由でガーデニングを始めることに批判の声もあるかもしれませんが、長続きする大事な要素かもしれませんね。
(岡本)
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