丹野みどりのよりどりっ!

えっ!ナツメグやシナモンって、こんな料理にも使えるの!?

毎週金曜日にお届けしている「大人のたしなみ講座」。
知っておきたい、知っていると為になる、大人のたしなみを専門家の方に伺います。

9/15に取り上げたのは「スパイスのたしなみ」。前週から始まり、今回は2回目の放送となります。
教えて頂いているのは、エスビー食品株式会社、スパイス&ハーブマスターの遠藤由美さんです。

前回はスパイス全体と、コショウについて話して頂きました。今回はナツメグとシナモンの意外な使い方が明かされます。

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ナツメグは、なるべく使い切りたい


まずは、ナツメグについて。

パーソナリティーの丹野みどりは、ナツメグをこれまでハンバーグにしか使ったことがなかったと言います。
ハンバーグなんて毎日食べる人はハクション大魔王か、『ポパイ』に出てくるウィンピー(ハンバーガーばかり食べてるおじさん)くらいしかいません。
当然、ナツメグは全然減りません。

しかしある時、ナツメグの容器をよく見たら、“卵料理に入れても良い”と書いてあるのを発見。
そこで、オムレツを作る時に入れてみたところ、ホテルの食事に出てくるような深い味わいになったのだそうです。

この話を受けて遠藤さんは、ナツメグの応用性の高さを説明してくれました。
「ナツメグは『ハンバーグに入れるもの』と覚えてしまうと、それ以外の料理にチャレンジできなくなってしまいます。『ひき肉料理に合う』と考えると使いやすくなりますよ」

例えば、ハンバーグと同じひき肉料理のミートボールはもちろんのこと、ミートソースを作る時に入れてもいいし、ロールキャベツにもおススメ。

今挙げた料理は洋食ですが、そぼろ煮や麻婆豆腐など、和食や中華のひき肉料理にもナツメグは合うのだとか。
入れ過ぎると、洋食屋さんのような華やかな香りが強くなりますが、ほんの少しだけ入れれば、臭みを消すのに重宝するのだそう。

ひき肉料理に合うというだけで、こんなにも使い方の幅が広がるナツメグ。
さらに卵料理にも合うんですから。オムレツ以外にも例えば、玉子サンド。ゆで卵とマヨネーズを混ぜて、最後の仕上げにナツメグをちょっとだけ足すと、大人の味わいになるんだそうですよ。

ナツメグの容器が空になるのも時間の問題ですね。

シナモンは、使いやすい品物


他に使いやすいスパイスとして、シナモンを紹介する遠藤さん。

スティックタイプやパウダータイプのどちらも使いやすく、焼き菓子に入れるのはもちろん、コーヒーに入れてかき混ぜると甘い香りが漂って飲みやすくなると言います。

甘い物に興味がない人のために、こんな意外な使い方も教えてくれました。それは、カボチャのサラダ。
シナモンはカボチャとも相性が良いんだそうです。

「マヨネーズベースであえるカボチャサラダ入れてもおいしいのですが、大きめにカットして茹でたカボチャを、ドレッシングであえたサラダに、少しシナモンで香りを加えてもおいしいですよ」と遠藤さん。

更にシナモンは、鶏肉との相性もバッチリなんだとか。
チキンソテーを焼く時に、少しかけるとよりおいしくなるそうです。

遠藤さんのおススメメニューは、“鶏肉とサツマイモを一緒に炊き込んだピラフに、シナモンを添えて”。
もうツッコミどころが多いというか、意外な組み合わせ過ぎて、丹野の頭が混乱してしまいました。

鶏肉と、サツマイモと、あとはタマネギなどの野菜をピラフとして炊き上げる時に、少しシナモンを入れます。すると、エキゾチックなピラフが出来上がるのです。

意外にいろいろなものと相性が良いナツメグやシナモン。人間なら浮気性と言われそうですが、スパイスならありがたいことですね。
(岡戸孝宏)
丹野みどりのよりどりっ!
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2017年09月15日16時38分~抜粋

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