丹野みどりのよりどりっ!

意外と気づかない加齢臭!!対策方法はあるのか!?

日常にある素朴な疑問・気になって仕方がない「アレってなんで?」といったリスナーから送られた『キニナル』を、番組チームが調査し、さらに詳しい方々に教えていただくコーナー「これってキニナル」。

8/15は番組のピンチヒッター室照美が「キニナル本」を紹介しました。そのキニナル本とは「ニオイ」についての本。

最近、主人のニオイが気になるという人。また、周りの男性の方のニオイ、気になるけど言えないという人。
今日は、そんな人にぜひ読んで頂きたい『におわない人の習慣』という本の著者、奈良巧(ならたくみ)さんにお話を伺いました。

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体臭をテーマに本を書いたきっかけ


実は奈良さん、元々「ワキガ」だったそうで。
それに気づいたのは20歳をちょっと過ぎてからで、それまでは世間とか彼女に迷惑をずいぶんかけていたかもしれないと。

ワキガの対処は、洗ってスプレーで殺菌というやり方で対応できていたのですが、30代の後半から「頭が脂(あぶら)クサイ」って言われるようになったとか。

これ、加齢臭が出始めたってことだったんです。加齢臭は20代のワキガの対処とまったく違います。

その頃、奈良さんは仕事で「加齢臭」についての取材をしていて、その構造が明確になりました。そして、これは自分でちゃんと理解して実践しないと、と思ったのがきっかけということです。

そもそも『加齢臭』とは?


人間の身体からは、フェロモンみたいな異性を引きつけるようなニオイが出ます。ワキガもフェロモンのひとつです。

加齢臭は、それとはまったく別で、人間が年齢を重ねることで、劣化するニオイです。
これは1ミリたりともいい匂いではありません。

ワキガは、体から出る汗が細菌で分解されるニオイ。ところが加齢臭は、体から出るアブラ、皮脂が酸化することで発生する「人間が劣化していく」ニオイです。

そこで唐突に「クンクン」と匂いを嗅ぎ、「奈良さん、今は大丈夫ですね」と室。
対して「ちょっとやばいですね」と奈良さん。
両者、机を隔てて座っていたのでギリギリ臭わなかったみたいです。

加齢臭にいち早く気づくには?


他の動物が近くに来た時に、ニオイでわかるためには、自分のニオイをゼロリセットして、感じないようにしたほうがいいわけです。人間を動物って考えると自分の体のニオイがわからない仕組みになっています。これは自宅のニオイを感じなくなるのも同じですね。
なので、クサイかどうかは、身近な人に指摘してもらわないとわからないそうです。

でもこれ、結構キツイですよね。昔、奈良さん自身「唾液まで匂うよねー」と言われたことがあるそうです。
これは相当ショックでしょう。

大概の人は、20代までで身体の洗い方やケアのやり方が固まるわけですが、30代からは加齢臭が出始めるわけで、それまでの対策が通用しなくなります。
そこでいち早く「頭がくさい」とか「後頭部がアブラくさい」って言ってくれる人がいないと、気づくのが遅れます。ヤバイことになります。

1)オカン、2)彼女とか奥さん、が普通は情報源になります。これがダメなら、3)おかまバーの店長さんとかに聞くといいかもと教えて頂きました。

加齢臭対策!正しい頭の洗い方


皮脂の酸化を防止する「加齢臭対策シャンプー」「ミドル脂臭対策シャンプー」を使うと良いそうです。

ちなみに奈良さんが推奨しているのは「頭皮洗い専用ブラシ」を使って、地肌のアブラをしっかりと落とすこと。そして、2度洗いするとなお良いそうです。

化粧品メーカーの人がお風呂屋さんで、髪を洗っている人を見たら、皆さん本当に頭頂部をサラッと洗うだけだったそうです。
ニオイの出やすいのは後頭部だと化粧品メーカーの人は言っていますから、後頭部までしっかりと2回、ブラシを使って洗うことが大切です。

洗ったあとは、保湿をして、余計なアブラが出ないようにしてください。
コンディショナーなども加齢臭対策のものが出ているので、毛髪の薄い人でもそういうものを使うと良いそうです。

ちなみに髪を洗った後、6時間後には臭いは復活するのだとか。だからこそ、しっかりきちんと髪を洗う必要がありそうです。
(ふで)
丹野みどりのよりどりっ!
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2017年08月15日16時36分~抜粋

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