丹野みどりのよりどりっ!

年子が生まれない!?パンダの赤ちゃん事情

6/12に上野動物園でパンダの赤ちゃんが産まれました。久々の明るいニュースに沸き立ちましたね。

6/22の「ニュースよりどりっ!」では、パンダの赤ちゃんの最新情報や日本のパンダ事情などを、CBC論説室の後藤克幸解説委員と丹野みどりが語ります。

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もうすぐ白黒の毛がはえ始める頃


上野の赤ちゃんパンダ、産まれた直後は体重約140g、体長14㎝ととても小さかったのですが、一週間あまり経って、最新のデータでは、体重180g、体長も16cmとなっています。
お乳もよく飲んですくすく育っているそう。

「かわいいですね、あのパンダの大きさに比べて産むのはすごく小さいのが不思議です」と丹野。
「大人のパンダはだいたい100kg以上の巨体ですから、千分の一の大きさです」と後藤。

来週から2週間目に入りますが、うっすらと体に白と黒の毛が生え始めるのもこの頃。1カ月から3カ月でパンダ特有の白黒のかわいい体になってくるそうです。

パンダは世界で約1,800頭


パンダのこどもは乳離れするのに2年くらいかかります。だから、次の出産までに2年くらいの期間が必要。
6歳から7歳で大人になって、赤ちゃんを産めるようになります。寿命は20~30年と言われています。

一生のうちに7回くらいしか出産しないので、大変希少な動物。最近の調査では、世界で約1,800頭しかいないそうです。

それでも1970年代には1,000頭くらいに減っていたので、少しずつ保護活動で回復し始めていると言われています。

アドベンチャーワールドには5頭も!


日本のパンダで一番古いのが上野動物園で、1972年、カンカンとランランが初めて来て、日中友好のシンボルとなりました。

以降、上野動物園では歴代8頭のパンダを飼育しています。赤ちゃんの誕生も経験豊富で、今回で5回目となります。
今はリーリーとシンシンという両親と赤ちゃんがいます。

他に和歌山県の白浜のアドベンチャーワールドには現在5頭のパンダがいます。
繁殖の経験も豊富で、2003年には日本で初めて双子の赤ちゃんが産まれて、話題になりました。

神戸の王子動物園もパンダを2000年から飼っています。今はメスのタンタン1頭がいます。現在、中国からオスのパンダを借り受ける交渉をしているそうです。

上野動物園は順調にいけば赤ちゃんを半年後くらいに一般公開したいと話しているそう。
また、赤ちゃんの名前の公募も計画しているそうです。

果たしてパンダはかわいいか?


「パンダの赤ちゃん成長が楽しみですね。私はパンダが大好きで、旦那さんに行きたいところある?と聞かれたら、『和歌山!パンダ!』と答えるんです。今だに連れて行ってもらえてませんが。あの愛くるしい瞳、たまらないです」(Aさん)

「小さい時はとってもかわいいですが、大きくなるとかわいいのかな? 以前、上野動物園で見たんですけど、それほどかわいいとは思いませんでした。竹を食べる姿しか見えず、なんだか目の周りを真っ黒にして、寝不足のような顔をしてるなと」(Bさん)

「確かに目の周りが黒くなってるところがたれ目にみえて笑っているのかなと思うけど、その中の瞳はけっこう鋭かったりしますね」と丹野も納得。

「僕は中国でパンダしかいない動物園に行ったことがあるんですが、泥だらけで、茶色くて、熊だ!と思いました。日本は飼育も丁寧ですよね」(Cさん)

パンダも様々ですね。去年アドベンチャーワールドで生まれた結浜(ユイヒン)は今、9カ月で、まだ小さくてかわいい盛りですよ。
(みず)
丹野みどりのよりどりっ!
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2017年06月22日16時15分~抜粋

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