5/1の「みどりよりどりっ」で取り上げた話題が波紋を呼びました。ある有名人がツツジの花の蜜を吸う写真をブログにアップしたところ、批判のコメントが来て謝罪したとか。
翌日丹野みどりのもとには、このニュースに対するメッセージがたくさん寄せられました。
花を摘むこと、蜜を吸うこと、画像のネット公開、それぞれの是非。
公園の花の蜜をすうと窃盗罪?
丹野が触れた話題について、少し詳しく書いておきましょう。
医師でタレントの友利新さんが、長男と公園に行き「小さい頃、このツツジの花を摘んで裏の蜜を吸ったんだよ」と話したところ「ぼくもやりたい」とツツジの蜜を吸った長男の写真をブログにアップしました。
するとブログのコメント欄に対し「公園は公共の場所なので、所有者は都道府県もしくは市町村です。そこに植えられている植物類は、土地所有者のもので、窃盗罪もしくは器物損壊罪が成立します」「公園の花を採らないでください。一応市町村のものです。やりたいと言えば何でも許可されるのですか?」との批判が投稿されました。
友利さんはブログでその批判を紹介した上で「ご指摘の通り大変軽率でした。不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ありません」との謝罪文をブログに掲載したのです。
「ちょっと世知辛いな、びっくりしたという感じですが…」と丹野。
寛容性がない社会?
これに対する反響です。
「公園の花の蜜を吸ってもそんなことを言う人が今いるんですね。寛容性がないというか、生きにくい世の中になりました。それでいて自分より力が上の人の凶悪は見逃したりするんですよね。強い者がのさばり、弱い者が虐げられる。そればかりか、徹底して叩きにかかる。本当に嫌な世の中です…」(Aさん)
「一部の人だと思いたいですが、ブログやインスタなどを悪意を持って見ている人がいるような気がします。なんか言ってやろう、と思っている人が。ブログを見て、元気をもらったり、幸せをもらったり、何か参考にしたり、そんな風に見たいなと思いますけどね」(Bさん)
「ツツジの話ですが、確かに息苦しさを感じる世の中になってきたと思います。私も小さい頃、公園のツツジの蜜を吸っていました。誰からともなく親や友達から聞いて体験した出来事ですが、要はそれをネットにあげてしまう行為が問題なのだと思います。親子だけでのほほえましい出来事にしておけばよかったのです。世界発信もしてしまったために、数多くのいろいろな考え方をお持ちの方の中には批判的な人もいるでしょう。私は行為自体に批判はありませんが、ネットにあげてしまったことの結果なんだと思います」(Cさん)
起こったことの良し悪しではなく、ネットというツールや場所を使うのであれば、その特性も考えておくべきだという意見です。
衛生面が心配
最後にちょっと違う視点からのおたよりです。
「あの話、少し違う意味で友利さんの行動が少し軽率だったのかなと思います。というのも街路樹のツツジを口にしたとありますが、友利さんが子供の頃とは違って、今の街路樹は防虫剤など薬剤が散布されていたり、いろいろなもので汚染されている恐れもあり、小さなお子さんが口にすることは極力避けた方がいいのにと、私はまずそのことが気になりました」(Dさん)
丹野みどりはさまざまな意見に目を通した上で、次のようにまとめました。
「微笑ましかった昔の断片的な記憶というか、何気ない自然とふれあう行動というのが、制限されていったり、ほんとに寛容性がなくなっているというか。
でも、皆さんからおたよりをいただくと、捨てたもんじゃない、分かってらっしゃる方が大半だと思います。ただ、一部の人の考えがまるで大多数みたいに広がるところが、今のSNS時代ならではかな、と思います。おたよりありがとうございます」
また、番組の最後には、こんなお便りも紹介されました。
「ツツジの花の話、それくらいはいいんじゃないでしょうか。怒った人がいるようで困ったもんですね。それよりもゲレーロに腹が立ちます」(Eさん)
この日、2連続失策で広島に逆転を許したゲレーロ、これだけは許せないというドラゴンズファンのお便りでした。
(みず)
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