レポドラ日記

人の声に近い楽器!?「二胡」の魅力

人の声に近いという魅力を持つという、中国やモンゴルの伝統楽器「二胡」をご存知でしょうか?

この「二胡」をぜひ一度弾いてみたいと思い、10月25日の『ドラ魂キング』の中継で、名古屋市東区にある「リンリン二胡」にお邪魔しました。

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ヴァイオリンとの違い

「リンリン二胡」は、中区新栄のCBCラジオから徒歩3分の場所にありました。



ライブハウスでもある「リンリン二胡」では、二胡を取り扱っています。
店主の小川弘晃さんにお話を伺いました。



二胡とは、こんな楽器!



三味線よりも一回りぐらい小さく、胴体部分が奥行きのある太鼓のような形をしています。

日本でもブームとなった「女子十二楽坊」も使っていたので、聴いたことがある、見た記憶がある、という方もいらっしゃるのでは?

三味線やヴァイオリンと違って弦が2本しかありません。
さらに弦を押さえつける板がなく弦が浮いている状態で演奏するという、非常に難しい楽器です。

しかし、コントロールできるようになれば、ヴァイオリン以上の深い表現が可能になるそうですよ。

また、弓は2本の弦の間に挟まっています。
弦の内側から弓をこすって演奏するのも、ヴァイオリンと大きく違うところです。



教えてもらいながら弾いてみましたが、音の変化を出すのが難しい…

もともと「リンリン二胡」では二胡教室を開いていました。
二胡は一般の楽器屋さんでは入手困難で、日本では高値で販売されているものが多かったそうです。
そのため生徒さんから「二胡が欲しい」と言われ、適正価格で取り扱いを始めました。

二胡は材料などの違いから、個々のバラツキが大きいので、ブランドや価格にこだわらず弾いて音を確かめるのが重要です。

「リンリン二胡」では、さまざまな工房の二胡を大量に弾き比べ、選び抜いたものだけを取り扱っています。
現在はネット通販専門ですが、お店まで足を運べば試奏もできるそうですよ。

日本人の心にも響く音色

さらに、リンリン二胡では国内で唯一「ジョージガオモデル」というものを販売しています。



これは、中国のトップ奏者であるジョージ・ガオが考案した革新的な二胡です。
伝統二胡は、ピアノの鍵盤の真ん中・ドの音が出せず、レから上しか出ません。

しかしこのモデルは民族音楽だけでなく、より様々な曲が弾けるよう、瞬時にチューニングをできる機能や、チューニングしやすいギター用の糸巻きを採用。
動物保護や音の安定性の観点から人工皮を使っているなど、数々の改良がされています。





二胡の可能性が広がっているんですね。

今回の中継では、中国最高峰の中央音楽学院出身の二胡奏者・琳さんが来てくださいました。



4才の頃から二胡を弾いてきたという琳さんに特別に演奏していただきましたよ。



深く響く音色に癒され、心が震えました!

「二胡は人の声に近い表現のできる楽器で、中国人だけでなく日本人の心に響く音色が一番の魅力」と語る小川さん。

私の心にもグッと響きました。
癒される時間を、ありがとうございました。



(レポートドライバー 當山日和子)
リンリン二胡
名古屋市中区東桜2-21-13
グリーンシャトー東桜5階
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2019年10月25日16時43分~抜粋

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