三重県伊勢市にある「松治郎の舗 伊勢街道店」に行ってきました。
もともとは大正元年に三重県で養蜂を始めた老舗。
平成2年に社長のご両親がハチミツ専門店を開業し、伊勢街道店は3店舗目となります。
2階建ての木造建築で、とっても暖かい雰囲気の店内はほっと癒される空間です。
ハチミツの加工品・健康食品・化粧品などの販売やハチミツを使ったカフェスペースがありました。
お話を、社長の水谷俊介さんに伺いました。
こちら「松治郎の舗 伊勢街道店」では、ミツバチと触れ合える「養蜂体験」ができちゃうんです!!
ミツバチがたくさんいる養蜂場に入り、巣を持ち上げてみたり、間近で観察したりすることができ、さらにハチミツをその場で遠心分離機にかけて採取。
搾り取ったハチミツは、カフェスペースで食べることもできますし、瓶に入れて持ち帰ることもできるんですよ。
この養蜂体験では、約8,000匹のミツバチと触れ合えるそうなんです!!
8,000匹!?
想像すると怖い気もしますが、水谷さんいわく「ミツバチは人間が攻撃しなければ刺してこないので、心配しなくても大丈夫」だそう…
でも念のため防護服を着て行いますよ。
これなら安心してミツバチの観察や絞り出す作業ができますね。
私もいざ体験…!!
と思ったのですが、あいにくの雨。
雨が降ると、ミツバチは活動できないんだそう…
ちなみに冬場もミツバチは活動しないそうなので、体験するならこの時期の晴れた日が狙い目かもしれませんね!
でもどうして、このような体験を行えるカフェを開いたのか?
実はミツバチの寿命は約1ヶ月。
そのミツバチが生涯で集めるハチミツは、なんとティースプーン1杯分。
そのハチミツを集めるために、せっせと羽を羽ばたかせているミツバチですが、その働きぶりを知っている方は少ないのでは?
というのも、ハチミツは瓶に入っていることが多く、マヨネーズやケチャップなどの加工品と同じように思われがち。
でも実は、私たちが美味しくハチミツを食べられる裏にはミツバチの活動があるのだ、ということを多くの方に知ってほしい!!
そんな熱い思いでこのカフェを開いた水谷さん。
これまで何も考えずに美味しいハチミツを食べてきた私ですが、この話を聞いてハチミツやミツバチの見方が変わりました!!
そんな裏話を知ったところで、今回は特別に巣みつをすくって食べさせていただきました。
口に入れた瞬間、優しい甘みが広がります。
そしてチューイングキャンディのような噛み心地…
噛む度に蜜の甘みが広がってとっても美味しかったです!!
まさか巣ごと食べられる日がくるなんて…。贅沢な体験をさせてもらいました。
なおこちらの巣みつ、普段はレジの所に置かれていて…
カフェで注文したトーストなどにトッピングでつけてもらうことが出来るそうです。
巣みつから垂れてきたハチミツはかけ放題だそうですよ。
国産ハチミツの貴重さや美味しさを体験し味わうことができる「松治郎の舗 伊勢街道店」。
伊勢を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
(CBCラジオレポートドライバー 當山日和子)
松治郎の舗 伊勢街道店
三重県伊勢市宇治浦田3丁目2-32