レポドラ日記

名古屋市中区で銭湯の魅力再発見!あいち銭湯資料館

名古屋市中区千代田にある愛知県公衆浴場組合の2階に、全国でも大変珍しい銭湯の資料館があります。
それが「あいち銭湯資料館」です。

暖簾をくぐると、お馴染み「ケロリン」の黄色の風呂桶や昔ながらの番台など、なつかしい光景が飛び込んできます。
実際に県内の銭湯で使われていた昔ながらの備品が並んでいて、連日銭湯マニアの方が足を運んでいるそうですよ。

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銭湯ならではの光景

銭湯資料館の立ち上げに関わられた、寺崎晋さんにお話を伺いました。

銭湯といえば、大きな富士山の描かれた壁や天井が繋がっていることから、男湯と女湯で会話をしたり、という想い出のある方も多いでしょう。

中には、男湯と女湯で石鹸を貸し借りするために、石鹸を通す穴を空けているところもあったんだとか!
し、知らなかったー!!



そんな構造からも、街全体のコミュニティだったということが偲ばれますね。

あいち銭湯資料館にはそんな銭湯の備品が多数展示されています。
下駄箱・傘立て・体重計・風呂椅子・お湯をかき混ぜる道具・昔の石鹸・シャンプーなど…その数およそ80点。





実際に使われていたものなので、木も深い色に変わっておりますし、風呂椅子などには傷もありそれがまた味なんですよねぇ。

そんな展示物で私が気になったのがこちら!オカマドライヤー!!
ヘルメットのようなオカマ部分がドライヤーになっているんです!
実物は初めて見たため大興奮!



このオカマドライヤーとレトロなマッサージ機は実際にまだ動くので、お金を入れて体験することもできますよ。

銭湯は日本の文化

銭湯資料館を作ろうと思った理由を伺いました。 近年、街の小さな銭湯は減少する一方。
愛知県では1965年(昭和40年)頃に800軒以上あった銭湯が、現在ではのピーク時の1割強の92軒にまで減ってしまいました。

家風呂の普及、大規模なスーパー銭湯の増加、そしてデイサービスを使い入浴する高齢者の方も増え利用者自体が減少していること、さらに後継ぎのいない業者も少なくありません。



そんな中、日本の伝統的な入浴文化を再認識してもらい後世に伝えるため
愛知県浴場組合の設立60周年を記念し、昨年12月にあいち銭湯資料館がオープンしました。

この資料館には、庶民の社交場でもあった銭湯の歴史と楽しさが詰まっています。

「銭湯は日本の文化!大人には懐かしい気持ちを、若い方には銭湯に行くきっかけになればうれしいです」

こう語る寺崎さんです。

まとめ…♨

こちらのあいち銭湯資料館には、県内の銭湯マップも置いてありますよ。



愛知の銭湯には、話好きな愉快な店主の方も多いそうなので、身も心も、ゆったりほっこりしに行ってみてはいかがでしょうか♨



(レポートドライバー 清水藍)
あいち銭湯資料館
愛知県名古屋市中区千代田3-9-14
 
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2018年06月19日16時46分~抜粋

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